代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

【再送】「資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界」講演者は間宮陽介先生に変更

2019年11月27日 | 新古典派経済学批判
 以前お知らせした佐々木実さんの講演会「資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界」。講演者の佐々木さんがご病気で入院されてしまいました。講演者を間宮陽介先生(京都大学名誉教授)に変更して、時間・場所は予定通り開催します。
 佐々木実さんの講演会はご病気から回復されてから改めて開催します。
 
 間宮陽介先生は、宇沢弘文先生がシカゴ大学から東京大学に移られた際の宇沢先生のゼミの一期生で、それ以来、宇沢先生とは生涯の付き合いでした。
 アメリカで新古典派経済学の理論の形成に大きく貢献した宇沢先生が、日本に帰国後はその新古典派から決別して社会的共通資本の理論を生み出し、発展させていった、その過程を、間宮先生は傍らで見ており、その背後にある宇沢先生の苦悩なども知り尽くしています。

 間宮先生は、宇沢先生とは研究の系統が異なるので、間宮先生が宇沢ゼミの出身だったとは知らない方が多いと思います。

 宇沢先生は、研究者はみなそれぞれ独立した存在なんだと常々言っておられ、日本の大学にはびこっている「弟子」とか「師匠」とか、そういう呼び方を非常に嫌悪していました。間宮先生のような独立独歩の研究者は、宇沢先生がもっとも評価するタイプだったのだと思います。
 
 間宮先生は、佐々木さんの著書『資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界』のプロデュースの最初から最後までにかかわっておられます。本に書かれた数々のエピソードの背景はよくご存じです。佐々木さんも本の「あとがき」の謝辞の筆頭に間宮先生のお名前をあげています。というわけで、佐々木さんに劣らず大変に貴重な話が聞けると存じます。ぜひお越しください。

 
****以下、転送・拡散大歓迎******

間宮陽介氏講演会
資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界


日時  11月30日(土)  14:00~16:00  (開場 13:30)
会場: 拓殖大学文京キャンパス C501教室
(地下鉄丸の内線 茗荷谷駅下車徒歩3分。C館5階。入場無料。事前申し込み不要です!)

 宇沢弘文は、新古典派経済学の何を批判し、どのようなビジョンで資本主義の弊害を乗り越えようとしていのか? ケネス・アローやロバート・ソローらと共に研究し、ミルトン・フリードマンやポール・サミュエルソンらと論戦し、ジョセフ・スティグリッツやジョージ・アカロフらを育てた世界的な大経済学者・宇沢弘文。日本帰国後は、社会的共通資本の理論を提唱し、地球温暖化対策の経済理論を構築するなど、日本の環境経済学の嚆矢ともなった。また水俣病問題や成田空港問題やダム問題など数々の社会・環境問題に取り組み、経済理論と社会的実践の双方で巨大な足跡を残した。宇沢の生涯の軌跡をたどると、20世紀の経済学の全貌が見えてくる。この度、10年の歳月を費やした大著『資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界』(講談社)を上梓した佐々木実氏を講師に招き、縦横に語ってもらう。
 司会は宇沢と共著で『社会的共通資本としての森』(東京大学出版会)を著した関良基(拓殖大学教授)が務める。会場とのオープンディスカッションで議論を深めたい。

講師: 間宮陽介
経済学者。京都大学名誉教授。東京大学の学部と大学院で宇沢弘文ゼミに所属。宇沢弘文の社会的共通資本の理論の形成過程をその傍らで見てきて、宇沢の思想にもとづく社会的実践活動についてももっとも深く知る経済学者である。

主な著書: 
『ケインズとハイエク――「自由」の変容』(ちくま学芸文庫、2006年)
『市場社会の思想史――「自由」をどう解釈するか』(中公新書、1999年)
『同時代論――市場主義とナショナリズムを超えて』(岩波書店、1999年)
『丸山眞男――日本近代における公と私 戦後思想の挑戦』(ちくま学芸文庫、2005年)
『丸山眞男を読む』(岩波現代文庫、2014年)

宇沢弘文との共著『社会的共通資本 -コモンズと都市』(東京大学出版会、1994年)

訳書: ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』(岩波文庫) 解説は宇沢弘文。


主催:  拓殖大学環境政策ゼミナール
連絡先: 関 良基(拓殖大学政経学部教授)  yseki@ner.takushoku-u.ac.jp



コメント (1)   この記事についてブログを書く
« 佐々木実さんの『資本主義と... | トップ |   
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (12434)
2019-11-29 20:13:35
グローバル化の弊害を見落とし、トランプ台頭を招いた経済学者のいまさらの懺悔
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/11/post-13509.php
Newsweekjapan

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

新古典派経済学批判」カテゴリの最新記事