代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

流域治水と耐越水堤防

2020年10月11日 | 治水と緑のダム
 本日付け(2020年10月11日)の「朝日新聞デジタル」に「『流域治水』『粘り強い堤防』ダム依存転換へ一歩」という記事が掲載されています。長野支局発信のニュースですが、昨年の台風19号水害を契機に、国交省が重い腰をあげ、「流域治水」と「粘り強い堤防」の整備に踏み出した点にフォーカスしています。
 私も取材を受け、そのコメントも一部掲載されています。以下の通り。

ダム問題に詳しい拓殖大の関良基教授は「耐越水堤防を地道に整備し続けていれば、(昨年の台風19号水害でも)かなりの破堤は防げたと推測できる」と指摘。「決壊の可能性のある堤防を放置したまま、多額の費用をかけてダムを造り続けたことが本末転倒だった」と問題視する。


 記事全文は以下のリンク先です。
https://www.asahi.com/articles/ASNBB76FHNB7UOOB00Z.html

 ちなみに最近何かと話題の日本学術会議は、こうした意見を黙殺し、ダムありきの治水を擁護し続けたのです。私の認識では、日本学術会議はそもそも御用学者的な人びとが多数を占める組織だったですが、今度の事件でそれがさらに悪化して純然たる御用学者だけの団体になるようです。そうなれば、官僚の方針にお墨付きを与えるだけの無価値な団体となります。本当に税金のムダでしかないので、なくした方が良いでしょう。
 学術会議は、政府の間違った政策を軌道修正させるだけのきちんとした提言ができる中立で独立した組織になるべきだし、そうなってこそ税金を出すに値する存在価値があるというものです。
 
コメント (3)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ラジオドラマ『小三郎伝』合... | トップ | 赤松小三郎所有の測量器具一式 »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同感です (renqing)
2020-10-12 00:33:28
ブログ主様
>私の認識では、日本学術会議はそもそも御用学者的な人びとが多数を占める組織だった
>本当に税金のムダでしかないので、なくした方が良いでしょう。

 今回の騒動の前から、既に悪辣な組織になっていた訳ですから、税金の無駄なので、潰した方がマシです。その分、(貸与でない)奨学金にでも充当した方が功徳になります。
ダムより掘削 (sionoiri)
2020-10-13 12:56:19
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200915/KT200914ATI090037000.php

長野は掘削すればよい
でも、その分早く流れてくると新潟は護岸をしっかりするか?
河川敷を広く構えないとならない

ダムだけで整合性が取れるわけでも
ダムだけで批判を保守に向けるだけでもない

長野の掘削を新潟でどう折り合いをつけるか
反対だけで革新や田中金脈が動いても意味はない
コメントありがとうございます (関)
2020-10-15 17:28:36
renqingさま
 
>(貸与でない)奨学金にでも充当した方が功徳になります。

 本当に御用学者組織にするつもりなら、奨学金や若手研究者育成のために使った方が断然によいですね。
 しかし政府は、御用学者団体になるなら税金を使ってもよく、そうでないなら税金のムダというのですから本末転倒してます。

Sionoiriさま

 記事中にある「被覆型」堤防というのが、「アーマーレビー堤防」で耐越水堤防になります。掘削と共に、これが最重要で、新潟でもこの施策が寛容です。
 しかし、昨年越水破堤したときには、信濃毎日新聞は、十分に堤防の強化はしてあったのに破堤して、これ以上の対策には限界があるといった記事を書いていました。
 実際には、もっとも簡単な堤防強化策を、国交省は隠しているだけなのですが、官僚の説明をそのまま鵜呑みにして記事にしていたのでしょう。信毎の記者も質がどんどん落ちているような気がします。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

治水と緑のダム」カテゴリの最新記事