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活断層と地震⑰ 6/27 三重県中部地震情報

2009年06月30日 | 耐震・震災・地震
6/27 三重県中部地震情報考察<震度3>
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◎気象庁発表

2009年6月27日02:05:13.9
震央 34゜21.2'N 136゜6.4'E 8km M:3.9 奈良県
震度 3=三重県松阪市飯高町
      =奈良県東吉野村
※ 気象庁発表の地震速報では、震源地は三重県中部 ( 北緯34.4度、東経136.1度)で震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は3.8と推定されます。と公表されましたが、同気象庁の地震データベースでは上記のように揺れの強い奈良県にシフトして「奈良県」としていますが国土地理院地図検索結果では、奈良県境の三重県松坂市(大豆生)西部です。
三重県は北勢部の断層帯は比較的調査、研究、公開されていますが、中部以南は断層帯は無い(中央構造線の南側に位置するからとして信じられてきた)と言われていましたが、最近、熊野市から和歌山県新宮市にかけて新たな断層帯の存在が裏づけられました。
無い。と言うより特に、大台ケ原を含め山岳地の断層帯探査が進んでいないと解釈するほうが良いようです。
今回の地震も未知の内陸断層活動と理解すべきでしょうか。中央構造線に至近も気になります。

興味ある記事を転載します。

◆紀伊半島南部に活断層? 県が国に調査要望
「和歌山県は12日、新宮市で活断層と思われる地形が発見されたと発表した。三重県熊野市から約20キロ間に存在し、新宮市を通っているのは約1・5キロ。県は三重県とともに、国に対し、活断層の存否、活動履歴や地震発生の可能性など早急な詳細調査を要望する。

 三重県と名古屋大学が2005年度から3カ年で取り組んでいる活断層調査研究で分かった。航空写真の地形を分析。主流の4万分の1よりも詳細な1万分の1の写真を用いて判読したところ、熊野―新宮に活断層によってできたとみられる土地の隆起が海岸線と並行し、断続して存在するのを見つけた。この規模の活断層は、マグニチュード(M)7以上の地震を起こす可能性があり、国が認定する主要活断層に含まれるという。

 これまで紀伊半島南部に活断層はないとされており、名古屋大大学院の鈴木康弘教授は「(東南海・南海などの)地震のメカニズムを解明する鍵となる可能性がある」としている。三重県は来年、活断層の存在確認のため、現地測量やボーリング調査を行う。

 和歌山県総合防災課は「防災対策上、発生周期や規模をつかむため、国にトレンチ調査(掘削して断層を詳細に調べる手法)などを要望する。また、ほかに活断層がないかの調査も求める」と話している。

 県内ではこれまで、和歌山市など紀ノ川筋の市町を通る中央構造線活断層帯のみしか確認されていなかった。同断層の地震発生は4000~5000年に1回とされ、前回は1~4世紀前後と推測されているという。

(2008年12月13日)
夕刊紙「紀伊民報」:株式会社 紀伊民報〒646-8660 和歌山県田辺市秋津町100 TEL.0739-22-7171
 
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○ ※注は筆者の私見による解説の記載です。


以上の情報は、
①震度、震央情報は、国土交通省気象庁ホームページ
  http://www.jma.go.jp/jma/index.html
②活断層情報は、独立行政法人 産業技術総合研究所 活断層・地震研究センター(AIST)
 活断層データベース
  http://riodb02.ibase.aist.go.jp/activefault/index.html
③活断層評価情報は、地震調査研究推進本部事務局
         (文部科学省研究開発局地震・防災研究課)
 活断層の長期評価(位置図)
  http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02_danso.htm
を参照させて戴いております。
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