元インドネシア代表監督、スリランカ代表監督(野中寿人- 66番の部屋)

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外国人監督・・・の権力と権威方程式

2012年08月07日 14時35分14秒 | 66番の思想
権力と権威・・・

この2つの言葉には・・・
大きな相違があります・・・



昔から・・・
権力という言葉に象徴されるものは・・・
・・・”椅子”

この椅子の起源は・・・
紀元前3000年頃の・・・
古代エジプトにさかのぼると考えられています・・・

人類誕生とともに椅子は誕生し・・・
人が文明を持つとともに・・・
椅子は権力を象徴するアイテムとなって行った・・・



でも・・・
監督の椅子っていうのは・・・
権力の象徴じゃぁない・・・
・・・この部分が大きな相違点です

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権力って・・・

メッセージの発信者と受信者との間に・・・
社会的に認められた関係が成り立っていて・・・

発信者が発信する判断や決定そして指示や暗示などの・・・
メッセージが自発的に受信者に受け入れられ・・・
受信者を服従させる威力を持ち・・・

ある分野、その分野において優れた者として・・・
信頼されていることであり・・・
また、知識や技術が抜きんでて優れていると・・・
一般に受信者認められていることを言う・・・

{言うことを聞かせる原理と、聞き入れる原理}
双方間でこの法則的な関係が成り立つわけですが・・・
肝心なのはその法則の纏め方になります・・・

監督(リーダーや経営者も)という立場の人間は・・・
・・・多くの経験
・・・多彩な知恵
・・・諸々の知識
・・・リーダーになる覚悟
・・・これらの覚悟と重さのもとに
その能力や実力を活かしてチームを纏め上げるます・・・

でも・・・
他人をおさえつけるような支配とか・・・
発信者が受信者に加える強制的な権力で纏め上げちゃいけない・・・

あくまでも・・・
受信者に承認と服従の義務を感じてもらう様な・・・
・・・精神的
・・・道徳的
・・・社会的
・・・法的な
権威で纏め上げなきゃいけない・・・

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権力を保持して・・・
受信者を押さえようとする様な・・・
監督(リーダーや経営者)が多く見られるけど・・・
この様な権力で押さえている現場からは不平や不満が多いもの・・・

日本の野球界でいうなれば・・・
一昔前の監督像がこれに当て嵌るのではないでしょうか・・・?

ちなみにインドネシアの現地人野球界では・・・
まさに、この権力を保持したがる者ばかり・・・(大爆笑)

一方・・・
権威で纏めている現場は・・・
無駄が無く(少なく)しっかりしている傾向が強い・・・
そして規律のある現場が多いものです・・・

この区別を・・・
しっかりと把握しなければ・・・
監督(リーダーや経営者)として・・・
現代から未来に立ち向かうことは出来ない・・・


↑ これは自分が使用している子供用の椅子  これで十分ですね 

だから・・・

監督の椅子っていうのは・・・

・・・権力の象徴じゃないんだ

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