Four Season Colors

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競技道具に対する疑義

2022-02-13 | 雑文
淡々と競技が進行している感のある、冬季オ
リンピック。

夏季にしろ冬季にしろ、前ほど世間一般が全
体的に染まらないのは時代か、感染症かと考
えれば恐らく感染症か。

私事としても割と大きな影響を受けているの
で、早めに終息してくれると嬉しい。

冬季オリンピックは、個人的な印象として採
点競技や、競技に独自の特殊な道具が必要な
メジャー競技が多いよう。

無論、冬季に限らず大会規模が大きくなれば、
採点競技における採点結果は話題になりがち
ではある。

そんな中、北京五輪で対象に日本人がいるこ
ともあり大きく取り上げられている、スキー
ジャンプのスーツ規定違反の判定。

ここまで対象が多く、上位の結果に大きな影
響を与えるものは珍しいのではないか。

印象の影響を少なからず受ける採点とは異な
り、ドーピングや道具規定は数値において厳
格であり、本来は曖昧な疑義はあり得ない。

スキージャンプに詳しくないし、今ある報道
がすべての情報とは限らず判定結果の是非は
わからない。

ただ、判定者が人間である時点で、報道され
る判定の経過、方法が適切であったかには相
当に疑問はある。

表面上でわからないドーピングと違い、中立
である立場が違反っぽいという理由で意図的
に対象を絞る。

しかも検査方法に疑義が出るとなれば、それ
は反発もあるし話題にもなる。

結果は別として、競技者と信頼関係のない独
善的な判定者は、判定の精度はさておき、判
定者としてベストではない。

競技者と一定距離をおくことと、信頼関係を
築くことは共に成り立ち、必要なことである。

そもそも個人的には、ルールや規定がない限
り、競技中における道具などの疑義は、同じ
競技者により発せられるべきだと思う。

そして疑義が出た場合に、互いの競技者に公
開で判定する。

競技をするのは、間違いなく競技者であるの
だから。


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