弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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啓蒙活動の大切さ

2016年08月29日 08時46分59秒 | 自己啓発
おはようございます!
迷走台風が近づきつつある湘南地方です。
いまのところまだ空は明るいですね。

さて、金曜日は「農業・農村・地域活性化セミナー」に参加してきました。
JTB総研の篠崎宏さんの講演。

地域が持っている観光資源の種。
無関心層を関心層に変える、そのキーになる情報が何なのかを掘り下げ、見極める。

貴重な気づきを頂きました。ありがとうございます。
やたらと「農業分野の知財化」「観光分野の知財化」という側面が強調されていた気がします。
「知財」というとどうしても“知的財産『権』”=特許やら商標やら、
という先入観になってしまいがち。
実際は、『ノウハウ』を指しているところが多かったと思います
(ムーンライトマラソンの事例なんかはモロそうですね。)。
あのあたりを、他者排斥できるような仕組み作りをどうするか。
単に「営業秘密」というだけでは難しい。
特許的なアプローチでもない。
複合的に入り組んだ“仕組み”を、どうやって切りだして共有できるものにするか、
という「可視化」のテクニックだよな、と思います。


啓蒙とは、光を照らすこと。
学術的でなくとも、論理だっていなくとも、
現場の息吹が伝わることで変化は必ず生じてくる。
伝えることの大切さ。

違うスタンスの試みだけど、
我々のような外部専門家ではなく、業界内の人がこういう講演をされることは
とても意味があると思う。それもかなり柔らかいトーンで。
目指している方向性と重なるところがあります。

【CEDEC2016】ゲーム業界における特許侵害とは何か? 回避する手段は? スクエニ大谷氏がわかりやすく解説


大事なのは、知ること、知らせること、繋がること。
役に立つものであることを伝えること、実感してもらうこと、実際に効用を得てもらうこと。
そのためには、我々も知識を高めていかなくてはいけないし、
もっと現場に入り込んでいかないといけない。
どちらかだけではいけない。理論と実践の両輪。
やらなきゃいけないことは多い。
光を照らし、同時に光の指す方へ進んでいく。

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