弁理士『三色眼鏡』の 業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事?】ジェネリック萩の月

2017年07月03日 08時35分13秒 | 実務関係(商・不)
おはようございます!
梅雨をすっ飛ばして夏なのか?な湘南地方です。
個人的にはこの土日は夏の幕開けでした。

さて、ふらふらとネットお散歩していて見つけたのが標記のことば。
なんかそこそこ話題になっているのですな。

ざっとみていて扱っているアイテム数の多かったブログはこちら

最近近所にセブンイレブンが新規開店したので使用頻度急増中。
でも年齢も年齢なので甘いものはなるべく控えていて、商品棚も意識してみないようにしていたから知らなかった。

「萩の月」だけでなく、「博多通りもん」や「マルセイバターサンド」なんかも
ベンチマーク品があるわけね。

こうした商品について、例えばこの記事では「本家が訴えない理由」として
知財法まわりの制度解説をしている。なんとなくもう一歩踏み込むのを避けている記述だけど
(本当は商品の形態そのものが不競法2条1項1号の「商品等表示」に該当する可能性に言及しても良いと思ったけど)、
まあ法的に間違ったことは書いてない。

ただまあ、皆さんご存知の通り
「ジェネリック」って一般的には
“後発医薬品(=新薬の特許期間の切れた後に、他社が製造する新薬と同一成分の薬。)”
の意味でつかわれていた言葉。
そこから転じて「廉価版」の意味合いを持って使われている例がみられる。本件もその「転用例」。

ちょっと問題なのは、もともと「ジェネリック」って
「効能、用法、用量も新薬と同じ。開発費がかからないため価格が安い。」
というところに特徴があるもの。
平たく言えば“安いけど中身は同じ”時に使うべき言葉(だと思う)。

しかし、例えばこのサイトでは明白な味の違いがあることをネタにしている。
他のアイテムについてもどうなのかは試してみないと何とも言えないなぁ。
仕方ない、おやつも兼ねて試しに食べてみるか(笑)

あと、そもそも「特許切れ」の商品なわけじゃないでしょ、「萩の月」は。その意味でも「ジェネリック」って使い方はどうなんだろ?

見た目だけを寄せて中身が違うものには、本当は別の言葉(「パ○リ」とか「バ○タもん」とか「コ〇ー品」とか「二〇煎じ」とか)があるわけで。
消費者の支持を受けている商品に寄せたものを市場に投入する行為自体は、自由競争なので何も悪いことではないと思っている。
けどまあ、商売人としては「節度」も大事じゃないかなあ、と感じるわけで。
あちこちの銘菓の“ジェネリック(と敢えてここでは言う)”を扱うことでブランドイメージそのものが損なわれる。
そのマイナスの方が大きいのじゃないかな、と。
どうせやるなら、ベンチマークはしつつ、「価格」以外の「品質」で本家を超えるものを提供する方が、
長い目で見れば支持されるお店になると思うのだけどね。


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