弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事コメント(意匠)】内装の意匠 その後

2021年04月29日 10時38分18秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
雨模様の@湘南地方です。GW中はお天気もう一つのようですね。

さて、意匠法大改正から1年と少しが経過しましたが、
今日はこんな記事

(住宅新報webより引用)
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意匠登録、住宅でも広がる 改正意匠法施行1年 模倣や他社登録防ぐ

20年4月に施行された改正意匠法から1年が経過し、住宅企業も、注文住宅やマンションの外観や内装デザインなどの登録が進んでいる。登録の理由は、模倣防止や他社による類似意匠の先行登録を防ぐためだ。住宅のデザインは個別性が強く、デザインに関してあいまいな部分があったが、昨年末に住宅デザインの模倣が裁判で認められており、今後は住宅分野でも意匠登録が加速する可能性がある。

積水ハウスは、昨年4月の改正法施行以降、4月21日までに38件の住宅などの意匠登録を行っている。改正前から組立家屋として、意匠出願を行い、権利化を図ってきた。改正法で新しく保護対象となった「内装の意匠」についても、積極的に出願を行い、「ブランド価値の向上につなげたい」(積水ハウス)としている。同社では、模倣防止の観点からデザインの権利化を図っているという。
(以下略)
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(引用終わり)

検索してみると、「内装の意匠」については本日現在で34件が登録になっている。
回転寿司店の内装と書店の内装が第一号ということで話題になったが、それ以外にも
オフィスの執務室の内装から電気通信事業の店舗の内装、職員室の内装、果ては瞑想室の内装まで。

新しい制度が施行されると、その運用が落ち着いてくるまでは色々と波風がある。
登録査定率までは今のところわからないのだけど(特許行政年次報告書がでれば分かるのかな?)
登録制の法律なので、もしも今“通りやすい”状況なのであれば、ある意味「出したもの勝ち」の面はある。
特に意匠は息の長い存続期間なので(出願から25年)。



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