弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【農水知財(?)】異業種コラボレーション

2017年12月19日 08時44分37秒 | 農水知財
おはようございます!
空気の乾燥著しい今朝の湘南地方です。
お肌も乾燥してしまっていたので乳液なんかを顔に塗ってみたものの、
分量がわからずアンパンマンなみにほっぺたてっかてかになっています。

さて、今日はこんな記事

(日本農業新聞より引用)
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本屋さん 販促の場に 苦境打開へ産地とタッグ 銘柄牛応募3万超 「なぎビーフ」知名度向上へ 岡山県奈義町

苦境が続く書店と知名度不足に悩むブランド牛が、タッグを組んだ。岡山、鳥取両県の対象書店で本を買うと、岡山県奈義町の特産「なぎビーフ」が当たるキャンペーンを展開。相乗効果は抜群で、開始1カ月で3万件を超える応募が集まった。異業種とコラボレーションした新しいPR方法に、生産者は手応えを得ている。
(以下略)
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(引用終わり)

確かに、「渋滞」を起こしている通常の展示会なんかよりも、違うチャンネル経由の方が潜在的な顧客層に届く可能性はある、のかも。
でもまあ、問題がそれ以外の部分にあるように思われる。

1)オリジナルのサイトが見当たらない。
 この記事を見て気になって検索してみても、おおもとのJAのサイト内でさえ「なぎビーフ」の説明がみあたらない。
 これだけ情報を探すのに苦労する「ブランド牛」も珍しいかも。
 せっかく話題になっても、その集まった関心を取りこぼしてしまう可能性が高い。
2)表記は「なぎビーフ」?「奈義ビーフ」?
 表記の不統一も目立つ。
 これでは、どれが本物なのかそうじゃないのかの区別は、当事者以外にはつきにくい。
3)地元での認知度
 1989年から存在しているブランドなのに、「地元での知名度はいまひとつ」ってのは、その取り組みをしてなかったから。
 地元で地道に浸透させるでも良し、首都圏や関西で名声を得て“逆輸入”するかたちでも良いけれど、
 地元で支持されない産品はなかなか存在感を増していくことは難しいと思う。
 この点はこれから力を入れてやっていくと記事にも書いてあるので見守りたい。
4)商標保護
 ロゴマーク(図形要素付き)について、第5798480号で確保はしている(その取得にも紆余曲折があった模様だが…)。
 使用態様は統一しているのだろうか?余計な心配ではあるけれど。。

ルールの熟知とセオリーの踏襲。
異業種コラボという「奇手」は、定石を踏まえた上で初めて機能するように思うのだが…。


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