弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事(商標)】野球拳

2021年09月07日 09時03分20秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
薄曇りですが空は明るい@湘南地方です。
空気が完全に秋ですな。短い夏でした。


誕生日にムスメからもらったカップで朝の一杯♬

さて、今日はこんな記事

(NHK Webより引用)
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松山市発祥の「野球拳おどり」 商標登録認める 特許庁

松山市が発祥のお座敷芸「野球拳」をもとにした「野球拳おどり」について、松山市と松山商工会議所が出願した商標の登録を特許庁が認めたことが分かりました。
自治体が出願した踊りの名称が商標登録されるのは珍しいということです。

「野球拳おどり」は大正時代に松山市で生まれ「アウト、セーフ」の掛け声とともに芸者とじゃんけんをするお座敷芸「野球拳」をもとにした踊りで、夏の「松山まつり」で披露されることでも知られています。
この「野球拳おどり」について、松山市と松山商工会議所が去年、商標登録を出願していましたが、特許庁は6日までにこの登録を認めたことが分かりました。

自治体にとっては地域の文化を広く知ってもらいブランドイメージを高めるねらいがあるとみられます。
(以下略)
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(引用終わり)

登録情報はこちら
特に拒絶理由が発せられることもなく登録になっている。

記事中に、自治体が出願した踊りの名称の登録は珍しい、とのこと。
で、ちょっとだけ調べてみた。

踊りの名前そのものが登録されている例は多々見受けられる(「よさこい」とか「ソーラン」とか「阿波踊り」とか「エイサー」とか)。
が、いわゆるイベント関係のサービス(「第41類 興行の企画・運営又は開催」)ではなく、お酒とか飲食品とか衣類とかに関する登録で、
当然私企業によるもの。

ざっと見て見つけられたのは、「備前阿波おどり」くらいかな。
でもこれも商工会議所の出願だし、41類で取っているけど類似群は微妙に違ったりしている。
なるほど、確かに珍しい取り組みなのかもしれない。

世間一般の認識としては、
“野球拳ってあれでしょ? じゃんけんして負けたら脱ぐやつでしょ?”
と思っているかもしれないが、そうではない。
Wikipediaの説明が良くできているので、ぜひ読んでいただきたい。

とまあ、地元の地域資源の一つである「野球拳おどり」が無事知財保護された、
ということで安堵の気持ちと誇らしい気持ちに満たされている火曜日の朝。

今日も一日頑張ります。

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