弁理士『三色眼鏡』の 業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事】もんくがあったらいつでも…!

2018年07月05日 08時01分56秒 | 実務関係(特・実・意)
おはようございます!
狐の嫁入りからスタートした今朝の湘南地方です。

さて、今日はこんな記事

(SankeiBizより引用)
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「ベルばらの著作権侵害」 札幌市広報誌に作者側抗議

札幌市が広報誌「広報さっぽろ」6月号に掲載したイラストが、漫画「ベルサイユのばら」の著作権を侵害したとして、漫画作者の事務所「池田理代子プロダクション」(千葉県)が市に抗議したことが4日、分かった。市は事務所に謝罪した。

市は、自転車の乗り方やごみ捨てなど公共マナーに関する6ページの特集を掲載。ドレス姿の「マナー・シラントワネット」が指導役「オシカル」にマナー違反をしかられる内容で、キャラクターがベルばらの「マリー・アントワネット」「オスカル」に似ていた。

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(引用終わり)

まあ、“似ていた”というか、“似せていた”以外の何物でもないわけですが。
フランス革命自体は史実であったとしても「ベルばら」はフィクションですからねぇ。。

こういう広報の制作(の発注)にあたって、当然IPも含めたリーガルチェックは業務フローの中にあると思うんだけど、
そこでどのように評価されたのかが気になる。
制作は外注しても、最終的な責任は発行主体が負うべきものだからなぁ。

本件がどういう経緯でGOサインが出るまでに至ったかは知る由も無いけど、往々にしてあるのは
“知識が不十分だと無責任になりやすい”
ということ。

札幌市の事例ではないけど、「権利侵害がないことの保証」を求める調査依頼の話をいただいたことががかつてあった。
それはさすがに無責任でしょ!?ということで調整を入れた(最終的にはご納得いただいた)のだけど。

いや、もちろん万全を期した調査は行うのだけど、とはいえ100%になることはないので、「保証」はできないことは、調査のプロセスや手法を知っていたら明らかなこと。
商売柄「リスクの外部化」は受け入れるのだけど(情報の非対称性があるので内部的にはリスクでも外部的にはリスクでないこともあるから)、「責任の外部化」は、違うよなぁ、と。
商品やサービスの出し手としての責任は外部化できない(行政サービスだって立派な「サービス」だ)。責任を「果たす」お手伝いはいくらでもできるけど、責任を「取る」ことのお手伝いはできない。
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