弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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4勝3敗くらいでちょうどよい。

2016年05月10日 06時48分55秒 | 名作シリーズ(笑)
おはようございます。
昨日に続き今にも雨が降りそうな湘南地方です。

今日は、以前ムスメに話したネタ。

習い事もそうだし、受験勉強もそうだけど、
一定期間継続して努力しなければいけないものごとの心構えとして、
こんなことを話したことがある。

(1)習いたての頃は、身近な人で自分よりうまい人を目標にする。
   そして、目標にした人の立ち居振る舞いをまねる。
   体の動かし方から声の出し方、表情まで真似てみる。
   勉強だったら、ノートの作り方、発表の時の話し方や言葉遣い、
   授業を聴くときの姿勢も。
   ペンの色の種類や使うツールも、まずは真似てみるのが良い。

(2)ある程度慣れて来たら、ライバルを作る。
   自分と同じくらいか、少し上の実力の人が良い。
   ライバルより、少しだけ努力する。
   ライバルが素振り100回してるなら、101回はする。
   ライバルが毎日2時間勉強しているなら、2時間10分だけやる。
   200回する必要はないし3時間も4時間も勉強しなくてよい。
   ほんの少しだけ多くやる。
   同じだけやっていたら追い付かないけど、あまり張り切りすぎても続かない。

(3)そうやって目標やライバルを作る、というのは、
   自分の努力の“ものさし”を作る行為。
   目標の人そのままになることやライバルに勝つこと自体が目的ではない。
   自分で、「こうなるんだ!」「ここまでやるんだ!」というゴール設定。
   結局は、決めた自分にウソをつかない、ということ。
   最終的に戦うのは自分自身。自分に克つこと。

(4)で、決めたことを毎日クリアできればもちろんすごいことなんだけど、
   人間、やる気のムラはどうしてもある。
   弱い自分に負ける日もある。てか、大人になっても結構ある。
   偉い人は、負けを許さないかもしれないけれど、
   それは指導する立場上そう言わなきゃいけないだけで、
   いきなり常に己に克つなんてムリ。
   だから、例えば一週間あったら、勝ち越しできる「4勝」を死守する。
   そして、自分に負けるときも“ぼろ負け”しないようにする。

(5)自分との戦いで、上手な負け方も身につけておかないと、
   自己嫌悪して負け犬根性がみについてしまう。
   思い通りにできた自分も、そうでない自分も、同じように認めてやらないと、
   長い道のりで自分が嫌いになってしまう。
   最初から負けることを考えてちゃだめなんだけど、負けることがだめなんじゃない、
   ということ。このあたりのあんばいが難しい。

そんなことを語りながらも、
自分も子供の頃継続的な努力って苦手だったなー、と思い。
自分の性格を乗りこなすためにも、こんな考え方を、
そのうち下のムスメにも伝えてあげた方が良いのかなー、
なんて考えている。

   
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