弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事】「オープンイノベーション」←わかってるようでわかっていない言葉

2019年07月03日 09時18分04秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
蒸し暑い@湘南地方です。

…てか、うちの事務所、クーラーを設置できる壁が限られていて、
オフィス内の室温格差がハンパないのです。
わたくしが居る席は、クーラーから遠い場所。
サーキュレータ回して対応していますが、如何せん十分に空気の攪拌はできていない感じ。


で、汗かきながら書いてます。


さてさて、今日は掲題の件に関するこんな記事。

(SankeiBizより引用)
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知的財産戦略本部は価値共創タスクフォースでの議論をこのほど終え、報告書「ワタシから始めるオープンイノベーション」をまとめた。その狙いや活用のポイントを知的財産戦略推進事務局の仁科雅弘参事官に聞いた。

--本タスクフォースでの議論の狙いは

 「21世紀に目指す社会として当本部は価値デザイン社会を掲げている。昨年、別のタスクフォースで企業が将来の価値を創造するメカニズムを取り上げ、これを構想するための経営デザインシートを考案した。今回は構想したメカニズムを実現する手段としてオープンイノベーションに着目。社会にインパクトを与える成果が日本ではなぜ少ないのかを議論した。だが過去の成功事例や方法論から現状を打開する新たな方法論は見いだせなかった」
(以下略)
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(引用終わり)

で、リリースされているpdfがこちら
…なんだろう。中央官庁が出す書類にしては手作り感がかなり高い(笑)

てか、そういえばちゃんと意味が分かっていない言葉である「オープンイノベーション」。
こちらのサイトによれば、こんな記載がある。


「オープンイノベーション」という言葉を初めて提唱したのは、UCバークレー校のヘンリー・チェスブロウ教授でした。2003年、チェスブロウ教授がハーバード・ビジネス・スクールで教鞭をとっていた際に出版した「Open Innovation: The New Imperative for Creating And Profiting from Technology」という著書には、以下のように書かれています。
“ビジネスを取り巻く環境は変化している。イノベーションのプロセスもクローズドからオープンに変わらなければならない。”
書籍のタイトルに「オープンイノベーション」が使われていたことから、この言葉は広く知られるようになりました。チェスブロウ教授は、オープンイノベーションを次のように定義しています。

“the use of purposive inflows and outflows of knowledge to accelerate internal innovation, and expand the markets for external use of innovation, respectively.”

日本語に訳すと、以下になります。
“企業内部と外部のアイデアを有機的に結合させ、価値を創造すること”
この定義にしたがえば、日本国内で既に行われている、企業間の提携、企業と大学間の産学共同の研究、自由参加型のコンソーシアム、グループ企業内の連携などもオープンイノベーションに該当します。
つまり、オープンイノベーションそのものは、まったく新しい概念ではありません。しかしながら従来のスタイルは、特定の業界、企業、個人による特別な活動であり、あらゆる局面で活用できる手法ではありませんでした。ところが、オープンイノベーションは、あらゆる企業のプロジェクトにおいて、社外組織を活用する可能性を検討することが特長です。


なんというか、特別なことじゃないような。
弊所なんかもとよりリソース僅少なので外部資源と連携して価値を生み出すしか生き残る道はないわけだし。
その意味で改めて総務省のリリースをみても、やっぱりちょっと「根性論」的な面が否めないような気もする。

まあでも、ちゃんと言葉の意味を確認しとくのは大事よね、ってことで。
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