やってきました、『シベ超』レポート。今回レポートするのは
『シベリア超特急4』
はい、そこの人 工エェ(´д`)ェエ工 とか言わない。
これは『シベ超』に次ぐ傑作ですよ。なんっていったって、映画じゃなくて舞台なんですから。
しかも、この舞台が凄いのなんのって。だから、少しだけ我慢してくださいよ。
さて、先ほども言いましたが、この『シベ超4』は舞台です。
それも、1回限りの公演でして、それを映像化したのが、
今私の前にあるDVDなわけです。と言うわけでさっそく鑑賞しました。
まず、最初に顔が白塗りでちょんまげを付けた人が出てきます。
なんだろうな?と思っていたときにその人が顔をあげます。
ぶぁっははっは( ´∀`)ノ_彡☆バンバン
晴ちゃんですよ、晴ちゃんが白塗りでちょんまげですよ。客席も爆笑の渦ですよ。
そして、前口上で色々とお話なさったわけです。そして、本編の開始です。
舞台の内容を簡単に説明すると、『シベ超4』のオーディションをやっていると言う設定。
まず、どこかの楽屋みたいな場所で物語りは進みます。
プロデューサー、脚本家とかディレクター役、その他の人たちがいます。
で、しばらくそのまま舞台は続いたあと、来ました、待ってました、我らが晴ちゃん。
その瞬間、客席は爆笑の渦。いやぁ、登場しただけでここまで笑いを取れる晴ちゃんは最高。
しかも、先ほどの白塗りが取りきれていないようで、顔が少し変。
そして、台詞はやっぱり棒読み。これだ、僕らが待っていたのはこれなんだ。
そして、途中で『シベ超3』に出演していた、
三田佳子と宇津井健らが陣中見舞いとしてウォッカを持って登場。
すると、なぜか椅子が用意されてトークショーに早変わり。なぜだ?
いいんです、このグダグダ感が『シベ超』なんです。
意味不明なトークショーが終わり、舞台が再開です。
晴ちゃんが、せっかくだからウォッカで乾杯しようと言い出します。はい、期待していいですよ。
そして、乾杯の後に「うっ」と言う声を発して晴ちゃんが倒れます。
しかも、倒れ方がスローモーション。ここで再び会場は拍手と爆笑の波。
そして、犯人は誰だと言うことになるんですが、分からない。
どうやら、『シベ超4』の脚本の通りになっているらしいと言うことになり、
みんなで『シベ超4』をやってみれば犯人が分かるかもしれないと言うことになりました。
しかし、晴ちゃんはウォッカをあおって死んだまま。
ここで、佐伯役のボンちゃんが、閣下は実は双子だったんだとか言って、
アドリブを飛ばし双子の片割れがいるから大丈夫とご愛嬌。
そんなこんなで、劇中劇のはじまりです。本当に凄いのはここからです。
簡単な流れを言うと、シベリア超特急で殺人事件が起こります。
それを晴ちゃん扮する山下閣下が解決すると言う、まさにシベ超的なものです。
で、何が凄いかと言うと、舞台なのに全体の台詞を覚えてる人が皆無と言うこと。
台詞を忘れている人がいると、舞台裏からボソボソと天の声が聞こえてきます。
素晴らしいぐらいのグダグダぶりです。でも、いいんです。『シベ超』だから許されるんです。
晴ちゃんは、話し始めたのはいいが途中で台詞を忘れたり、2ページ先の台詞を言ってしまったり、
意味もなく前に出てきて何もせずに引っ込んだり、同じ台詞を2回も言ったり、大活躍です。
その度に佐伯役のボンちゃんが、必死でその場を取り繕うのもまた面白い。
そんなこんなで爆笑のなか、劇中劇は終わるわけです。
で、最初のセットに戻ってなんだかんだがあるんですが、晴ちゃんは実は死んでいなかったと。
そして、なぜか丹波哲郎が登場。再び魅惑のトークショーに。
で、また色々あって大団円で舞台は終了。
いや、素晴らしかったですよ。
これこそ『シベ超』と言った感じです。これこそ、晴ちゃんと言った感じ。
下手なお笑い芸人のネタより面白いです。これこそエンターテイメント。
ごちそうさまでした。
で、実はDVDには特典映像があるわけです。
『シベ超』の予告編と言うのがあるんですが、なぜか『シベ超5』~『シベ超8』の予告編も。
晴ちゃん、あなたいくつまで作る気ですか?
※便宜上”その4”となっているのは、ご了承ください。

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