心のままに
思ったことを適当に書いてます。思ってないことも適当に書きます。たまに妄想もします。
 



(ストーリー)
人が死んだ時の“魂の重さ”をモチーフに、
ひとつの心臓を巡って交錯する3人の男女の運命を描く。
ある交通事故を機に出会った3人の男女が、
予想もしなかった結末へと導かれていく。

(感想等)
ストーリー概要を見るとかなり重たい印象がするが、やっぱり重い。
また、見せ方が凝っているので、少々分かりづらいかもしれない。

ストリーは、それぞれの人物の断片的な場面のつなぎ合わせで進むため、
全体の流れを把握するのが難しい。
個人的には、こういった時系列をばらして再構築するカタチは
好きなほうなので問題はないが、この手の手法を嫌う人にはお勧めできない。

で、何がなんだか意味不明の人の為に簡単にまとめるとこう言うこと。
以降ネタバレ。

ジャック    → クリスティーナの夫と子供を轢き逃げ。
(ベニチオ)    ジャックは刑務所で刑期を終えて、シャバに戻る。
          ジャックは自分の犯した罪の意識にさいなまれる。

ポール     → クリスティーナの夫の心臓を移植してもらう。
(ショーン)    ポールは自分に移植された心臓の持ち主を調べ、クリスティーナに近づく。
          しかし、移植された心臓はそんなに長く機能しないと言われる。
          残り少ない命の中で、ポールはリスティーナの為に何かをしたいと思い、
          ジャックを殺そうとする。

クリスティーナ → 自分の夫と子供を轢き殺した、ジャックを憎んでいる。
(ナオミ)     夫のいなくなった後、ドラッグに溺れるクリスティーナは、
          ポールと出会い次第に引かれていく。
          そして、クリスティーナはジャックを殺してくれと、ポールに頼む。

簡単に言えば、これをバラバラにして再構築しているだけ。
で、ラストシーンで乗り込んできたジャックとポールの対決になるが、
ポールは自分で自分の心臓を撃つことになる。その辺の心理描写が若干弱い気もする。


ただ、個人的印象を言うのなら、
時系列をバラバラにしすぎて、意味不明さが際立っているかなと。
どれが過去でどれが現在かと言うのが、分かりづらいかなと。
そんなわけだから、全体的に中途半端に終わってる印象が否めない。

出演は『ミスティックリバー』のショーン・ペン、
『リング』のナオミ・ワッツ、『トラフィック』のベニチオ・デル・トロ。
ベニチオ・デル・トロがなかなかいい感じの演技をしてた。
ショーン・ペンは少し物足りない感じ。





としおくん、海外進出ですよ。
ハリウッドでリメイクと話題の呪怨ですよ。

で、いろいろいいたいことはあるんですが、
面倒なのでまず結論から言います。


「なんですか? これ?」


っつーか、設定に無理がない?
ハリウッドでリメイクっていってるけど、
どの辺がハリウッドなんでしょうか?

設定が日本のままで、中心の役者が外国人になってるだけじゃん。

それって、すごく無理がない?
ねぇ? ねぇ? その辺はどうなのよ?

でさ、としお君ととしお君ママはそのままになってるから、
さらに意味不明になってる。正直言って、
中途半端に終わってる印象は否めない。
むしろ中途半端な印象しか残らない。

ストーリー展開や見せ方は日本版のまま。
時系列をばらばらにした見せ方もそのまま。
だから違っているのは、前述した中心となる人物が
外国人にすりかわっているだけと言った代物。

別の意味での面白さも中途半端さの陰に隠れてしまっていて、
はっきりいって見るべきところはない。

って言うか、これ邦画だよね? 洋画じゃないよね?






(ストーリー)
両親の心中によりひとり残された少女・観幸は、赤い銃を持つ殺し屋・葉山田と出会う。
お互いに深い喪失感を持つふたりは行動を共にするが、ふたりの男が葉山田の命を狙っていた。

(感想等)
いまいち。やっぱり邦画はダメなのかな。
ただ、岸部一徳だけは、いい味を出してた。これが救いか。
その他は特にないかな。まあ、暇つぶしなら見れないこともない。






(ストーリー)
レイプ殺人の罪で死刑宣告を受けた大学教授・デビッド。
彼の依頼で独占取材を許された記者・ビッツィーだったが、
取材を通して冤罪の可能性を感じ始めていた。

(感想等)
最初に言っておくと、見た後の後味はよくない。
最近見た(と言っても1年ぐらい前だが)、『ミスティック・リバー』と同じぐらい後味は悪い。
死刑囚のデビッドを演じるのはケビン・スペイシー。さすがと言えるほどの演技を見せてくれる。
デビッドは死刑廃止論者で、反対運動の活動団体の同僚の女性コンスタンスを強姦殺害した罪により死刑を宣告される。
刑の執行の直前に、女性記者ビッツィーに独占インタビューを許可した。と言うのが大まかな展開。
で、肝心の感想を書こうかなと思ったけど、ネタバレしないで書くことは不可能なので、以下ネタバレです。


インタビューを続けるうちに、デビッドから語られる真実。
そして、何者かに届けられたビデオテープなどから、
ビッツィーはデビッドの冤罪を確信していく。で、ケビン・スペイシーと言えばあれですよ。
私が見事に騙された『ユージュアル・サスペクツ』も、語り手はケビン・スペイシーだった。
『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』も語り手はケビン・スペイシー。
これはきっと何かあるに違いないと思うのが心情。まあ、実際真相は2転3転するしたわけだけど・・・。

実は、物語のかなり早い段階で、その真相が見えてしまったんですね。これが。
それは、何気ない一言だったんですよ。死刑囚の冤罪を受け、再審の結果無実は証明される。
と言うような言葉の後に言ったコンスタンスの一言、

「それで死刑制度が見直される?」

この言葉から全てが始まったと言っても過言じゃないと思う。その後の真相を見た後ならなおさら。
物語が進むにつれて、さまざまな情報が出てくる。それを紡ぎ合わせれば、デビッドの冤罪は明らかなのだが、
そこに2転3転が待っている。

まず、コンスタンスが実は自殺だったと言うこと。つまり、デビッドはコンスタンスに嵌められたわけだ。
なぜコンスタンスがデビッドを嵌めなければならなかったか。それがさっきの一言に現れている。
つまり、コンスタンスは自らが死刑制度が間違っていると言うことを証明したかったのだ。
デビッドを冤罪に陥れ、死刑にさせる。でも、それは間違っているんだよと。

で、デビッドはコンスタンスに嵌められたと考えたビッツィは、その証拠を掴むために動き回る。
死刑執行の当日に、ビッツィは証拠となるビデオテープを見つける。そのビデオテープには、
コンスタンスが自殺をする様子が映っていたのだが、デビッドの刑の執行は終わった後だった。
これが真相の1転目。

その後、ビッツィの元に再び1本のビデオテープが届けられる。
それは刑の執行当日に、見つけたビデオテープの続きだった。
そこに映っていたのは、自殺して絶命したコンスタンスの亡骸の側にいるデビッドだった。
これが真相の2転目。

と言うのが、最後の真相なわけなのだが、この真相がさっきの一言を
聞いたときに頭に浮かんじゃったんだよね。これが。
つまり、デビッドはコンスタンスに嵌められたわけではなかった。
最初から、デビッドは全てを知っていて、自分が死刑になることも承知だったと言うこと。

デビッドとコンスタンスは自らを犠牲にして、冤罪で死刑になる人もいるんだよ。
だから死刑制度は見直すべきじゃないの、と言いたかったのだろう。

ただ、やっぱり後味悪すぎるよ。
もし最後の最後まで真相にたどり着けなかった人がいたら、さらに後味悪く映るんだろうねぇ。







(ストーリー)
ハイブでの死闘の後、病院で目を覚ましたアリスは、
生き残った者たちとT-ウィルスが蔓延した街から脱出を試みるが…。

(感想等)
まず、本編とは関係ないところで突っ込み。
DVDを挿入してもすぐには見れない。理由は、最初に約10分程度ある、
どうでもいい他の作品紹介を見なければ本編に移行しないと言うアフォくさいもの。
メニューでタイトル、ルートメニューを表示しようと思ってもグレーアウトしててムリ。
んなブァカな。ンニー氏ね。こっちはくだらん他の作品紹介なんぞどうでもいいんだよ。
さっさと本編を出せよと。そんなわけで、長々と他の作品紹介を見させられた後でやっと本編です。

つーか、これは突っ込みどころ満載だな。

どこぞの教会でジルたちがクリーチャーに襲われているときに、
ステンドグラスを突き破ってアリスが登場するわけだが、
おまーはどうやって、その教会にジルたちがいることを、
クリーチャーに襲われてることを知ってたんだよと。

さらに、どこぞの墓地を歩いていると土の中からゾンビが出てくるが、
そいつらは自分から土の中に隠れたのかよと。

そして、ネメシス。フル装備で登場。
生き残っていた特殊部隊STARS+一般市民1名に向かって銃を乱射。
STARSだけシボンヌ。一般市民は無傷。はぁ?
「STARSだけ殺せ」と命令されたから?
なんじゃそりゃ。もうギャグの世界ですよ。

ゲーム内でなら、なんの疑問も抱かない演出も、
映画になると途端に滑稽に見えるのはなぜだろう。

その他にも突っ込みどころは多々あるが、まあこんなもんでしょ。
別の意味で面白いし。で、やっぱりこの後も続くんだね。
次作はどんな面白い映画になるんでしょうか。別の意味で楽しみ。






<ストーリー>
見知らぬ同士の男女が監禁された謎の館で発生する殺人事件。
「犯人は館の中にいる」と告げられた彼らは、
極限状態の中で壮絶な謎解きサバイバルを繰り広げる。

<感想等>
目が覚めると見知らぬ館にいる。
そこには他にも何人かの人間がいて、一様に誰も何も知らないと言う。
ひとつの部屋にパソコンが置いてあり、そこで集められた理由が分かる。

集められた場所の名前は「夏の館」。
これから殺人ゲームが始まると知らされる。
自分が殺される前に犯人を当てなければならない。

ただし、「夏の館」とは別に「冬の館」と言うのも存在し、
そちらにも7人の人間が集められていて、「夏の館」と同じ条件下にあると言う。
館が二つあるのだから犯人はふたりいる。その二人を推理しなければならない。

夏の館:篠崎、飯田、出渕、加賀、滝本、駒形、吉原
冬の館:木場、桜井、立石、鹿島、蘇我、小菅、ケント

ゲームの結末は4通り。
1.申告した犯人が2名とも正解の場合  → 全員に1000万円が進呈され解放される
2.申告した犯人が1名でも不正解の場合 → 全員が殺される
3.犯人を特定できずに全員が殺された場合 → ゲームオーバー
4.冬の館が先に犯人を申告し、正解した場合 → 夏の館の負けとみなし、全員殺される


で、物語の進行とともに一人、また一人と殺されていくのが簡単なストーリー。
物語りは終始夏の館で展開する。冬の館の状況を知ることができるのは、
パソコンによる冬の館との通信だけ。なお、ヒントとして

・夏の館のヒント:銅像
・冬の館のヒント:一番若いファーストネーム

があるが、別にたいしたヒントじゃない。それは後で述べる。

導入部分は「CUBE」見たいだなぁと思った。
ただ、違うのはあくまで、密閉された空間で起きる殺人ゲーム。
犯人はちゃんといる。ちゃんといるが、納得がいかない。それも後で述べる。
とにかく、展開は早いので飽きることはないと思われる。
TVドラマなのかどうかは知らないが、上巻・下巻でエピソードが4つに分かれている。

さて、ここからネタバレに入る。見たくない人はスルーしてください。

まず、先ほどのヒントについて。
夏の館のにはアルマジロの銅像、冬の館にはセイウチの銅像がある。
冬の館のヒントは、一番若いファーストネーム。冬の館でこれに該当するのは木場。
セイウチには牙が二つ。アルマジロには牙はない。つまり、冬の館に犯人が二人いて、
夏の館に犯人はいないということ。まあ、これはかなり早い段階で気づいていたので、
もっと意味のあるヒントを期待してたので拍子抜け。

さらに、最後のほうになると判明する、
夏の館と冬の館は1階と2階で繋がっていたと言うのも、早い段階で推理できる。
ぶっちゃけ、「夏の館=冬の館」と言う図式が頭に浮かべば、
なし崩し的に冬の館に犯人が二人いるのではと推理するのはたやすいこと。

で、夏の館(駒形、篠崎、出渕)、
冬の館(蘇我、立石、ケント)の残り3人まで来たところでクライマックス。
冬の館が犯人として出渕とケントを申告するが、不正解。
夏の館は上述した二つのことに気づき、犯人として立石とケントを申告。
その直後、天井からガスが噴出され意識を失う。
気づくと、元の場所に戻っていてゲームの時の記憶は失っていると言うのが結末。

犯人:立石、ケント

ん? ちょっとまて、おかしくないかい?
最初のほうのゲームの結末を見てくださいよ。

1.申告した犯人が2名とも正解の場合  → 全員に1000万円が進呈され解放される

これ。おかしいでしょ。
犯人が冬の館の二人。つまり二人は共犯と言うことになる。
と言うことは、ゲーム開始直後で二人はすでに犯人を知っていると言うことになる。
ならば、その段階でどちらかが、犯人を申告すれば誰も死ぬことなく1000万円が手に入ることになる。

ねぇ、その辺はどうなん?
えっ? 細かいことは気にするな?

と言うわけで、一番大事なところが抜けてるなぁと感じた映画(?)でした。






(ストーリー)
伝説の原住民・カルーサを求めてジャングルの奥深くに足を踏み入れた探検隊員たちは、
未知なる生命体によって次々と無惨な死を遂げていく。

(感想等)
言うまでもなく、ありがちなB級映画。
『コンゴ』みたいな感じ。ってかほぼそのまま。
肝心の”ビッグフット”も、たいしたインパクトはない。
時間が有り余ってて仕方ないという人だけ見てください。






(ストーリー)
前作から3年、反BR法組織“ワイルドセブン"を率いる七原秋也を倒すためにBR法が改正。
政府は42人の中学生を拉致し、七原秋也のアジトに進入させる。

(感想等)
駄作。暇つぶしだとしても、見て損をする。
何ていうか、もう最初から最後までダメダメな感じ。
やべぇ、これ以上書くことないや。






(ストーリー)
女子刑務所精神科病棟に勤務する医師・ミランダは、仕事を終えた帰宅途中、
道に立ち尽くす少女と遭遇。慌てた彼女はハンドルを切り、少女の元へ駆け寄るが…。

(感想等)
ホラー+サスペンスかな。どっちかと言うとサスペンス色の方が強い。
個人的に”ホラー”と入るとあんまり期待しない。
その割にはなかなかよかった感じ。一応、犯人探し的なものもあるし。
ただ、かなり地味な印象。悪くはないが、何かが足りない感じ。
ホラーを期待するなら見ないほうがいい。サスペンスものが好きならお勧め。






(ストーリー)
ホラー映画の金字塔『ゾンビ』をサラ・ポーリー主演でリメイク。
ある朝、アナの前に現れたゾンビ化した少女。そして彼女に襲われたアナの夫も豹変してしまう。
無法地帯と化した町でアナはショッピングモールに逃げ込み、他の生存者たちと合流するが…。

(感想等)
リメイクもの。実は『ゾンビ』は見たことはない。
ストーリーは、あってないようなもの。開始早々、脈絡なくいきなりゾンビ化する少女。
外に出ると、脈絡なくゾンビだらけ。まあ、やりたいことがはっきりしてて逆にわかりやすい。
変にこねくり回してなくていい。最近だと、ゾンビというと『バイオハザード』だけど、
『ドーン・オブ・ザ・デッド』の方が娯楽度が高い感じ。割とお勧め。






久々に映画を見た。DVDで。

一つ目は「スターシップトゥルーパーズ2」。
しかし…つまらん。なんだよ、この映画。意味不だよ。
いきなり戦闘状態だけどなんで?
状況が把握できない。説明もなし。
逃げ込んだ古い基地みたいなところで閉じ込められてる男がいる。
よく今まで死なずにいれたなと。もちろんその辺も一切説明はなし。
肝心のストーリーは、あれだ、「スピーシーズ」みたいになっちゃってる。
簡単に言うと、寄生されてなんたらかんたらって感じ。お金と時間の無駄ですな。

で、次が「着信アリ」。これも大して面白くはない。そしてあんまり怖くない。
「呪怨」の方が面白い。別の意味で。
出し惜しみしてる。もったいぶってる。ストーリー展開が単調。そんなところ。
一番ダメなのは、全然恐くないところ。これなら、「呪怨1」の最後の
階段の上から俊雄くんのかーちゃんが這いおりて来るところの方が数倍恐いよ。

時間の無駄遣いしたよ。
大人しくドラクエでもやっておけばよかった。







劇場公開時は、な~んか微妙だなぁと思って見なかったんですが、
DVDで見たらやっぱり微妙だった。

劇場での予告編では

「絶対キレイに、騙される!」

とか言っていたので、さぞ素晴らしいオチがあるんだろうなと。
しかし、ダメですね。でも、この手のモノに免疫のない人は騙されると思う。

散々この手のモノを見たり、推理小説(特に叙述トリック系)とかを読んでると、
たぶんこんなんじゃないかなぁ、と言う先入観で見てしまうので
最後のオチでオチなくなっちゃってる。

で、まあ簡単なストーリーを言うと、
”極度の“潔癖症”に悩まされる詐欺師の父親と、
 父親の仕事に興味を持った14歳の娘との一大仕事を描く”
こんな感じ。

で、最後のオチなんですが
※ネタバレOKなら、以下をドラッグして反転させてください

親父以外は全員グルだった。ショボっ。
ってか、最初に娘が出てきたときに一抹の不安が。

こいつ本当に本物の娘か?

ここに疑問を持てば、後はなし崩し的に全て判明します。
娘が嘘をついているなら分析医も嘘をついていることになる。
分析医が嘘をついているなら相棒も嘘をついていることになる。
と言うことは、親父以外は全員グル以外に真相はなくなる。

※ここまで

で、途中から完全にオチが分かってしまったから、後は消化するのみ。
それでも、見られない作品じゃないので、良かったかな。

『ユージュアルサスペクツ』のドンデン返しで驚いていた頃が懐かしい。
人間、騙されて大人になっていくんですね(なんか違う

あっ、騙されたのが一つだけある。
14歳の娘役のアリソン・ローマンが実は24歳だったってこと。






さぁ、皆さんお待ちかねのシベ超レポート第4弾。
待ちなさい、

「待ってねーよ」

とか言わないでください。分かってますよ。
本当のあなたはシベ超のことが大好きだってこと。
私はちゃんと分かってますからね。

なお、これより下には過分にネタバレを含むので、
ネタバレが嫌なら見ないでください。


さて、本題に入ります。
1→3→4と見て、2に戻って来たわけですが、
3を見た段階で予想はしていたのですが、
普通の映画に成り下がってしまっています。

しかし、そこはシベ超。晴ちゃんの棒読みだけは健在です。
ただ、唯一残念なのは佐伯役がボンちゃんではなくなっているところ。
やっぱり、佐伯役はボンちゃんしかいないでしょう。
この理由は後ほど判明。

で、簡単な内容は、鉄道の爆破事故が起こり、
一晩だけホテルに泊まることになり、
そこで例のごとく事件が起こると言うものです。

何気に長門さんが出てます。目を疑いました。
シベ超だよ? いいの?(失礼)

そして突っ込みどころ、その1。
長門さんがホテルの部屋で殺されます。
この時点では殺人とは判明していないはず。
にも関わらず、他の関係者を呼びに行くホテルのボーイ役が

「xxさんが殺されました。」

とか言っちゃってるんですよ。待てよと。
お前、なんで殺人があったって断言できるんだよと。
もしやお前が犯人か?(後ほど遠からず近からずと判明)


さらに突っ込みどころ、その2。
どこぞのおばちゃん役が、いきなり

「真犯人が分かりました。」

とか言うんですよ。
ちょっと待ってくれ。まだ”真”じゃない犯人もいないのに、
ってか犯人と疑わしい人間もいないのに、
なんでいきなり”真”犯人が出てくるんだよ!!


で、肝心の犯人と言うかトリックと言うか、
簡単に言っちゃうと「オリエント急行殺人事件」。
これですべてがお分かりですね。


ってか、パクリかよ!!


さらに、そんなこんなで晴ちゃんが銃で撃たれます。
で、撃たれた後にむっくりと起き上がります。
佐伯が銃を空砲に摩り替えていたと。ありがちな演出。
そして、最後にまたもや殺人をうやむやにして大団円。


またこの終わり方かよ!!


さぁ、きました。恒例の無理やりどんでん返し。
列車の中で眠っている晴ちゃん。
そこに佐伯役のボンちゃんがやってくる。
目を開けた晴ちゃんが一言。

「夢か・・・。」


夢オチかよ!!


だから、佐伯役がボンちゃんじゃなかったのね。
ってか、夢オチなんて


ベタすぎだろ!!


と言うわけで、集中連載シベ超レポート(はぁ?)は、
これにて一時終了となりますが、続編があれば
その都度なんらかの突っ込みは入れるつもりです。

ってか、続編お願いしますよ。晴ちゃん。
できれば映画じゃなくて舞台のほうで。
その方がよりシベ超らしくなるはずですから。






やってきました、『シベ超』レポート。今回レポートするのは

『シベリア超特急4』

はい、そこの人 工エェ(´д`)ェエ工 とか言わない。
これは『シベ超』に次ぐ傑作ですよ。なんっていったって、映画じゃなくて舞台なんですから。
しかも、この舞台が凄いのなんのって。だから、少しだけ我慢してくださいよ。

さて、先ほども言いましたが、この『シベ超4』は舞台です。
それも、1回限りの公演でして、それを映像化したのが、
今私の前にあるDVDなわけです。と言うわけでさっそく鑑賞しました。

まず、最初に顔が白塗りでちょんまげを付けた人が出てきます。
なんだろうな?と思っていたときにその人が顔をあげます。

ぶぁっははっは( ´∀`)ノ_彡☆バンバン

晴ちゃんですよ、晴ちゃんが白塗りでちょんまげですよ。客席も爆笑の渦ですよ。
そして、前口上で色々とお話なさったわけです。そして、本編の開始です。

舞台の内容を簡単に説明すると、『シベ超4』のオーディションをやっていると言う設定。
まず、どこかの楽屋みたいな場所で物語りは進みます。
プロデューサー、脚本家とかディレクター役、その他の人たちがいます。
で、しばらくそのまま舞台は続いたあと、来ました、待ってました、我らが晴ちゃん。
その瞬間、客席は爆笑の渦。いやぁ、登場しただけでここまで笑いを取れる晴ちゃんは最高。
しかも、先ほどの白塗りが取りきれていないようで、顔が少し変。
そして、台詞はやっぱり棒読み。これだ、僕らが待っていたのはこれなんだ。

そして、途中で『シベ超3』に出演していた、
三田佳子と宇津井健らが陣中見舞いとしてウォッカを持って登場。
すると、なぜか椅子が用意されてトークショーに早変わり。なぜだ?
いいんです、このグダグダ感が『シベ超』なんです。

意味不明なトークショーが終わり、舞台が再開です。
晴ちゃんが、せっかくだからウォッカで乾杯しようと言い出します。はい、期待していいですよ。
そして、乾杯の後に「うっ」と言う声を発して晴ちゃんが倒れます。
しかも、倒れ方がスローモーション。ここで再び会場は拍手と爆笑の波。

そして、犯人は誰だと言うことになるんですが、分からない。
どうやら、『シベ超4』の脚本の通りになっているらしいと言うことになり、
みんなで『シベ超4』をやってみれば犯人が分かるかもしれないと言うことになりました。
しかし、晴ちゃんはウォッカをあおって死んだまま。
ここで、佐伯役のボンちゃんが、閣下は実は双子だったんだとか言って、
アドリブを飛ばし双子の片割れがいるから大丈夫とご愛嬌。

そんなこんなで、劇中劇のはじまりです。本当に凄いのはここからです。
簡単な流れを言うと、シベリア超特急で殺人事件が起こります。
それを晴ちゃん扮する山下閣下が解決すると言う、まさにシベ超的なものです。
で、何が凄いかと言うと、舞台なのに全体の台詞を覚えてる人が皆無と言うこと。
台詞を忘れている人がいると、舞台裏からボソボソと天の声が聞こえてきます。
素晴らしいぐらいのグダグダぶりです。でも、いいんです。『シベ超』だから許されるんです。

晴ちゃんは、話し始めたのはいいが途中で台詞を忘れたり、2ページ先の台詞を言ってしまったり、
意味もなく前に出てきて何もせずに引っ込んだり、同じ台詞を2回も言ったり、大活躍です。
その度に佐伯役のボンちゃんが、必死でその場を取り繕うのもまた面白い。
そんなこんなで爆笑のなか、劇中劇は終わるわけです。

で、最初のセットに戻ってなんだかんだがあるんですが、晴ちゃんは実は死んでいなかったと。
そして、なぜか丹波哲郎が登場。再び魅惑のトークショーに。
で、また色々あって大団円で舞台は終了。

いや、素晴らしかったですよ。
これこそ『シベ超』と言った感じです。これこそ、晴ちゃんと言った感じ。
下手なお笑い芸人のネタより面白いです。これこそエンターテイメント。
ごちそうさまでした。


で、実はDVDには特典映像があるわけです。
『シベ超』の予告編と言うのがあるんですが、なぜか『シベ超5』~『シベ超8』の予告編も。
晴ちゃん、あなたいくつまで作る気ですか?


※便宜上”その4”となっているのは、ご了承ください。






え~っと、見ちゃいました。
ええ、1の余りにも衝撃だったので、ついつい我慢できずに見ちゃいました。
何を?って今更それは言いっこなしです。

『シベリア超特急3』

はい、そこの頭がいい振りしてるあなた。
なぜ2をすっ飛ばして3なのかとか考えてる、そうあなたです。
これには深いわけがあってね。2はレンタル中で借りれなかったのだよ。
おそらく、私と時期を同じにして『シベ超』に別の意味で魅せられた人が
借りてしまったものと思われる。いや、きっとそうだ。そうに違いない。

で、別の意味で期待して『シベ超3』を見たですよ。
そう、あの『シベ超』の別の意味での感動を再び的な勢いで。

結果・・・期待ハズレ・・・。

ええ、思い切り期待ハズレでしたね。なんかね、普通の映画に成り下がっちゃってるのよ。
いや、映画的にはいいんだけどね、こっちとしては別の意味で期待しているわけで
こんな普通の映画を作ってるんじゃないぞと、声を大にして言いたい。頼むよ晴ちゃん。


”違う~僕らが見ていたいのは~希望に満ちた光だ~♪”

そう、僕らが見て痛いのは鬼謀に満ちた晴だ。

まあ、それでも突っ込みどころはあるわけですが、些細なことなのでスルー。

ただ、一つだけ期待に応えてくれたのは、晴ちゃんの台詞棒読み。
『シベ超』に比べると少し棒読み感が薄らいだ気がするが及第点(何が?
まあ、三田佳子と宇津井健を使って『シベ超』レベルだったらまずいと思ったんだろう。
と、勝手に解釈しておきます。しかし、やっぱ期待裏切られたよなぁ。

で、これで終わったと思っているそこのあなた。
甘いです。続きがあるんですよ。

『シベリア超特急4』

こら、工エェ(´д`)ェエ工 とか言わない。
こっちはもっと凄いんだから。『シベ超』に匹敵するほど凄いんだから。

で、この『シベ超4』の話は次回に持ち越しです。


※便宜上”その3”となっているのは、ご了承ください。





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