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藤山直樹・伊藤絵美『認知行動療法と精神分析が出会ったら-こころの臨床達人対談』(2016、岩崎学術出版社)を読んで(再録)

2018年09月11日 | 心理療法に学ぶ
 藤山直樹さんと伊藤絵美さんの『認知行動療法と精神分析が出会ったら-こころの臨床達人対談』を読みました。
 とてもおもしろかったです。
 そして、とても勉強になりました。
 この中で藤山さんが精神分析のエッセンスを講義されているのですが、おそらく今まで読んだ精神分析の説明の中で、一番わかりやすくて、かつ、一番深いものではないかと思います。
 もちろん、それは藤山さんなりの「精神分析」なのですが、だからこそ、藤山さんファンの私には宝物のような講義でした。 
 ここで、私がうれしかったのは、治療者がたとえ失敗をしても厳然と「そこにいること」の大切さが述べられていて、このところ、このことを考え続けている私にはとても勉強になりました。
 そして、失敗は必須のものではないか、とか、必然のものではないか、との指摘は今後の大きなテーマだな、と思いました。
 考えてみれば、ウィ二コットもそのようなことを述べていることを思い出しました。
 もっと勉強が必要です。
 藤山さんの精神分析への熱い思いは、まだまだ精神分析の初心者の私のこころにもかなり深く響いてきて、今後も何度も読み返して、理解を深めたいと思いました。
 また、伊藤さんとの対談も面白く、認知行動療法との異同を考えながら、心理療法全般のことを考えました。
 二人のこころの臨床家の対談にいろいろと触発をされて、もっともっと勉強をし、実践を積み重ねていきたいなと思いました。
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