監督 J・C・チャンダー
1980年代のニューヨークを舞台に、人々の思惑が入り乱れるオイル業界で翻弄されるひとりの男の生き様を描く社会派ヒューマンドラマ。
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』でゴールデングローブ賞主演男優賞候補にもなった実力派、オスカー・アイザックが自らの信念を貫き通そうとする主人公の葛藤を体現する。
見応えのある重厚なドラマ・・・・と言ってしまえばそれまでですけどね。
この映画には銃社会アメリカに対してのメッセージが込められているんじゃないでしょうか。
銃を持つことで身を守っているようで、実は危険に晒されてしまってしまう人たち。
銃に対して執拗に嫌悪する主人公。
この両極端の思考を持つ人間達がそれぞれどのような結末を迎えるのか・・・・ってのも見どころの一つではないでしょうか。
もちろんそれは本筋ではなく、会社の経営や夫婦関係が主。
嫌がらせを受け、従業員が危険に晒される事態にどう立ち向かうか。
更には検事に執拗に嗅ぎ回られる事に辟易するも、清廉潔白を信条にするが問題を起こす従業員に足下をすくわれてしまう主人公。
妻は家族を守るために銃を手に入れ、会社の最大のピンチには・・・・・・まあ、そこは鑑賞してみてからですね
この映画には観る人によって色々な角度からのメッセージがあるんではないでしょうか。
映画は観た人それぞれに感じ方があるからね。