名将名言録（平成23年版）4月28日～4月29日

我れ人に媚（こび）ず、富貴（ふうき）を望まず

黒田如水（じょすい）[1546-1604]　『黒田家譜』
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かつて如水（じょすい）は、天下人・織田信長（のぶなが）と豊臣秀吉（ひでよし）の意に違（たが）い、三度も蟄居（ちっきょ）させられたという。相手が天下人であろうと、おのれの意見を表明した結果である。「人に媚（こ）びなかった」証（あかし）しともいえよう。また、如水は吝嗇（りんしょく）と評されるほど倹約に努めた。それは蓄財のためではなく、経済的に苦しい家臣へ金銀を与えるためであり、また、家臣が倹約するための率先垂範でもあった。この「我不媚人、不望富貴」は、如水の信条を示す言葉といえようか。

魂を揺さぶる偉人の一言「名将名言録（平成23年版）」
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