インプロヴィゼーションの彼方に

人生ヨウスルニインプロヴィゼーション

アース・ピース・フェスティヴァル@池上本門寺

2005-11-23 12:16:58 | 今日の出来事
サプライズが続出した19日の翌日、11月20日はなんでも1954年に国連が制定した国際デー世界子どもの日らしく、池上本門寺で地球平和の祈りを発信しようと企画された『アース・ピース・フェスティバル』というイベントがあった。このイベントにマイ注目のポップスター・一十三十一が平和の歌を唄うってことで、金土の疲労で行くの断念しかけたが友だちも行くって事で勇気を振り絞っていってきた。当初、昼の部で子供たちと一緒に平和の木を植えようかとも考察したがそんなの無理。昼間は十分に寝て地球平和を祈って、声明、雅楽、ひかりがコラボレーションする幻想的な夜の部目指して出発。

17:00、夜の部開演時間ちょうどに現場到着。立派なお寺である。
入場無料のイベントだし、野外ロックフェスばりの人口を妄想していたが、実際、寺に到着しても、どこが会場なのか、ここが会場なのかもまったくわからないくらいのうすーい気配で焦った。地図でここがステージだと断定した場所にも関係者以外誰もいない雰囲気。椅子が用意されているけど誰も座ってない。こんだけ人がいないとむしろ居場所がない!先日のモーサム開演前と同様、不安がよぎる。
しかしそれでも、本門寺のお坊さん達の地球平和の祈るお経がはじまった頃にはどこからともなく通りすがりの人たちのような感覚の人たちでそこそこ集まっていた。

↑平和を祈るお経とBGMの雅楽。
と、そこでサプライズ発生!お経を見てると見覚えのあるキューティーガールが俺のすぐ横を通り過ぎた。それはよく確認するとお経の後平和の歌を唄う一十三十一!集中してお坊さんたちの神がかりなお祈りを見ていました。
←ロシア帽をかぶった人影が一十三十一。
近い近い!誰も気づいてない!話したい!いや見てるの邪魔しちゃ悪い!本番前だし!そんな葛藤の最中にしばらくすると楽屋の方に戻っていってしまってモーサム藤田氏の時のように絡むことはできなかったがなかなかのサプライズ。来てよかった。
お経が終わって次のパフォーマンスが始まる。いよいよヒトミトイの登場か!?

バイオリン(左)と霊玄道師風のいでたち(右)で古典楽器を何十種類も駆使して音の風を起こしまくる演奏者たち。幻想的なエレクトロニカ&アナグロニカサウンドの混在と光と影のストーリーが寺のシチュエーションによくマッチしてエモーショナルに響く。演奏続くこと20分。ヒトミトイまだ出てこない。しかしだんだん演奏が盛り上がって…

きたー!うますぎるダンスで会場を裸足でそれはまるで風のように舞いまくり!演出によるドミナントモーションで会場も沸いた。えっ?こんなにダンスうまいの?一通りダンスしたあとはけて行った。
右の霊玄道師『ありがとうございましたー』
えっ終わり!?歌なしかよ!っとおもったらこれはどうやらAmbivalentというユニットによる幻想的な影絵パフォ-マンスだったらしい。一同だまされた。しかしそれはだまされたっていうことはまったくなく、まさに幻想的で感動的なパフォーマンスで大満足。いいもの観た。まだヒトミトイもある。期待が高まる。
そして今度こそはちゃんとヒトミトイ。さっき近くでみたまんまの姿で登場。サウンドチェックもオンビート。

ギタリストと二人でのパフォーマンス。ヒトミトイはいつもチャレンジャー。曲はあくまで素材。いろんなやり方でいろんなセッションでその素材をいろんな味の料理にしちゃう。カラフルポップスター。この日は世界こどもの日に平和の歌を唄うということで、自分の曲はほどほどにいろんな名曲をカバーして唄うという激レアなライブだった。その選曲センスも最高。前のケータイの着メロにも入れていて大好きなユーミンの超名曲『やさしさに包まれたなら』をはじめマイナーキーにコンバートされおしゃれで大人な『ぼくらはみんな生きている』、みんなで楽しくキュートな『しあわせなら手をたたこう』など僕らや子供が当たり前のように知っているスタンダードソングをおいしい料理に仕立ててお届け。最後はフランク・シナトラの名曲&名教科書ソング『マイ・ウェイ』でお開き。メッセージ性溢れる。感動的。なにを唄ってもヒトミトイ。すごい力。幸せパワーゲット。行ってよかった。みんな笑顔で帰った。来年は右のギタリストのポジションに俺を夢見てます。さすがに野外寒かったけど本門寺のお坊さんが「寒いですがここにいるみなさんは風邪は引きません!」と断言していたので安心です。という20日。

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