インプロヴィゼーションの彼方に

人生ヨウスルニインプロヴィゼーション

一十三十一

2005-05-27 00:16:30 | 今日の心象
先ほど息抜きに大貫妙子&山弦を目当てにNHKの番組を見ていると一十三十一が出演していた。以前タワレコのフリーペーパーなどでチラ見して名前とかジャケットとかセンスあるなと感じていて、先入観としては天野月子とかその路線の漢字を意図的に多用し音楽面ではなくキャラのみ和のイメージをまとわせるというちょっと前までよくあった女ロックっぽい感じなのかな、もしくはちゃんと壮大なアジアを歌っちゃう系かなと勝手にイメージしてたものの!実際始めて姿と音楽に触れてみたらそんなレコード会社の姑息なイメージ商戦とは無縁なものすごいPOPミュージシャンであることが一瞬で解った。一気にそのキッチュといえる異形な魅力に引き込まれた!モデルばりに超キレイで超セクシーかつカワイイ上に、生まれる前から大好きだったと語る大貫妙子への愛も含みつつしかしただのイミテーションではなく、昨今のJ-POPの文脈からは外れていて汚くて小さい計算が感じられない、とってもナチュラルで独特な感覚で描き出す変わった世界を持っている。音だけではなく体全体から溢れていた。本当に自由に自分のサウンドを纏って演じている感じ。トータルでPOPミュージック。なんなんだあの余裕は!?釘付け。どんなものを見てきたの?どこの空気吸ってきたの?どんなものを食べてきたの?どんな話してきたの?そんなことも気になるほどに、最近日本人ミュージシャンからあまり感じることのなかった天才と感じた。大貫妙子もかなり深く溢れる魅力をお持ちの女性ですが、一十三十一、大御所に引けをとらない魅力を持っている。魅力、まさにこの言葉!魅力っていいな。魅かれること好き。いろんなものに魅かれたい。