インプロヴィゼーションの彼方に

人生ヨウスルニインプロヴィゼーション

MESHUGGAH / I

2005-03-25 00:22:52 | 今日の一曲
早くも登場、俺の中で揺るがないメタルのカリスマバンド、MESHUGGAH
これもなにげにスウェーデンのグループ。しかしジャケットとサウンドともにスウェーデンらしくない。
でもスウェディッシュがどうだとかメタルがどうとかそういうのを軽々超えて、このバンドは凄いんです!
まるでマシーンのような精度の高過ぎるバンドのアンサンブル、
これぞメタリックサウンドといえる金属的で硬質な音、
切れ味抜群のスピーディーなギターリフ、
身体が覚えられないほどの複雑な変拍子で聴くものの身体を裏切りまくるリズムなのに、
これらの多元的グルーブが実は有機的に機能して立体化し非常に心地よい独特の『うねり』を構築。
これらの要素が奇跡的核融合を起こして、
複雑系超秩序的なサイバーな世界観をもちらつかせる
まさにメタリック然とした音空間を展開しているわけである。

この『I』は彼らの最新楽曲。アルバム価格くらいするのだけど収録曲は一曲のみ笑。
J-POPでいうところのシングルである。
そしてその1曲が約20分!イントロ2分とか。しかものっけからリフの刻みが複雑。
絶対覚えられない!のにガッチリ決まってる、鳥肌ものである。
曲の内容もスピーディーでスラッシュメタル然としていた初期、
当時のモダンへヴィネス風だった中期、うねり系へヴィネスサウンドを取り入れた最近の、
MESHUGGAHというバンドの過去と現在と未来が同居しているような入魂の一曲!
大曲だけど抜群の構成力で意外と20分聴けます。俺だけ?
ミュージシャンの中のミュージシャン。一聴の価値あり。

ちなみにリンク先HMVのサイトのユーザーレヴューかいたのは俺です笑。
CD買ったその日の感動でつい☆