非国民通信

ノーモア・コイズミ

好戦的な国民の国

2006-08-16 00:16:09 | ニュース

戦争起きたら「率先して戦う」 日本41% 中国14% 韓国10% (西日本新聞) - goo ニュース

 この記事に関連して、もう一つ引用を

 これに関連して、私は最近、一つの興味深い経験をした。あるひきこもり経験者と話したとき、彼はこんなことを言っていたのだ。「もしいまの時点で志願兵を募ったら、ひきこもっている人たちが結構応募するかも知れない」と。実は私も同様の懸念を持っていたので、むしろ彼の発言に驚いた。しかし、これは実際にありうることなのである。(斉藤環『「負けた」教の信者たち』)

 第一次大戦前夜、社会の落伍者だったアドルフ・ヒトラー青年は戦争が始まると軍に志願、個人としてはめざましい功績を挙げ、どん底から輝かしいキャリアへの第一歩を踏み出したわけですが、まあ別にヒトラーに自分を重ね合わせているというわけではないでしょう。ただそうでなくても、他国に比べて日本には軍隊への強い共感、敬意が存在しているのは間違いありません。

 そもそも日本では軍や兵士のことを堂々と語れる雰囲気があります。それは中韓と違って侵略した側の国家であったせいでしょうか、軍隊のことを誇らしげに語ることができる。結局は負けたのですが、その負の側面には目を向けず、栄光の歴史として軍が語られている。戦後の混乱期には敗軍の将である戦犯達が非難された頃もあったようですが、今では悲劇の英雄として顕彰されるばかり、ちょうど昨日は国家元首が彼らの栄光を称えに靖国神社へ参拝しては喝采を浴びたとか。まあ栄光と言っても張りぼての栄光なんですが。ともあれアメリカの侵略行為も積極的に肯定する、国際問題の解決に武力を用いることに抵抗や後ろめたさがない社会な訳です。

 表題記事では触れていませんが、日本人は「サムライ」が大好きです。アメリカ人など西洋人もサムライは大好きですが、それでもサムライを崇め、自らサムライ気分に浸っているのはなんといっても日本人であるわけです。かつて江戸時代に存在した侍とは少数派でした。大半は農民だったり、商人だったり職人その他だったり、ともあれ日本にいた人の大半は侍ではありませんでした。ところが今では多くの日本人が自らをサムライになぞらえ、サムライを国の象徴と勘違いしています。このサムライとは何でしょうか? 日帝の兵士のことでしょうか? サッカー日本代表のユニフォームカラーは「サムライブルー」だとか。旧日本軍の兵士の色とはかけ離れていますし、江戸時代の少数派であるサムライの色でもなければ日本の多数派であった農民の色でもありません。ただ「国家を背負って立つことの意味がわかっていない」などの精神論に基づく非難がなされたことは、サムライらしいような気もします。


コメント   トラックバック (1)   この記事についてブログを書く
« 痕跡を消せ | トップ | 恐らく、喜ばしいニュース »
最近の画像もっと見る

ニュース」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

トラックバック

終戦の日、秋山ちえ子さん朗読「かわいそうなぞう」。 (雑談日記(徒然なるままに、。))
 「きっこの日記」の「■2006/08/06 (日) 原爆の日 1」でも紹介され