非国民通信

ノーモア・コイズミ

そんなことよりカレー食おうぜ

2008-05-26 22:52:40 | ニュース

【産経抄】5月26日

 魚を食べるとキレにくくなる。小紙大阪版の連載記事をもとにした『検証!日本の食卓』(集英社)のなかで、こんな調査結果が紹介されている。大学生や小学生に、魚油に多く含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)を与えた場合とそうでない場合を比べるテストで明らかになった。

 ▼魚の消費量が多い国ほど、殺人事件が少ないというデータも、2001年に米国で発表された。縦軸に人口10万人当たりの殺人による死亡者数、横軸に魚の消費量をとったグラフでは、確かに日本が一番右下に位置している。

 ▼そんな国で、今血なまぐさい事件が相次いでいる。通勤電車のなかで、些細(ささい)なことから言い争う光景も珍しくなくなった。日本人がキレやすくなったのは、魚を食べなくなったからではないか。先週発表の平成19年度「水産白書」をみて、こんな仮説を立てたくなった。

 ▼日本人の1人当たりの魚介類の消費量は、13年の年間40キロをピークに、18年は32キロまで落ち込んだ。もっとも、回転寿司(ずし)は繁盛しており、魚自体が嫌いになったわけではなさそうだ。白書によれば、各家庭で調理の簡単な生サケの購入が増え、皮むきなど手間のかかるイカの購入が減った。

 bogusnewsと並び立つネット界の2大巨頭、産経新聞のコラムです。相変わらずツッコミどころが多すぎ、どこから手をつけていいのかわからない、ある意味では強敵です。

>魚を食べるとキレにくくなる

 たぶん産経新聞読者の脳内では韓国人など非常にキレやすい存在なのだと思いますが、韓国も日本に引けをとらない魚食大国です

>魚の消費量が多い国ほど、殺人事件が少ない

 日本での殺人事件は減少の一途ですが、すると魚の消費量は増えてるんですかな?

>日本人がキレやすくなったのは、魚を食べなくなったからではないか

 日本人が色々な点で忘れっぽくなったのには関係あるかも知れませんね

>日本人の1人当たりの魚介類の消費量は、(平成)13年の年間40キロをピーク

 ともすると、魚介類の消費量が一貫して減り続けているかのような印象が作られてもいるわけですが、意外や消費量のピークはわずか7年前の平成13年にあるようです。20年前、30年前の我々の親の世代よりも、ほんの7年前の方が魚を食べる量は多かったのですね。してみると本来はそこまで魚を食べる習慣はなかったのに、それが平成13年まで増大を続けてしまった、その過剰な魚食の習慣が沈静化し、従来の水準に戻りつつあるのが昨今と、そう考えた方が妥当でしょう。

 ただ、魚を食べることへの優越意識、「日本の食卓」が他の国の食卓に比べて優れているかのごとき錯覚は産経ならずともあるのではないでしょうか。日本食は健康に良いとか、頭が良くなるとか、そういった能書きを目にする機会に事欠かないわけですが、じゃぁ他の国の食事は? インド料理やパキスタン料理、トルコ料理は? その他諸々の食事ではなく日本食だけが特別に推薦されるわけですが、その示唆するところは日本食は優れているが、他の国の食事、食習慣はダメということでしょうか? 食生活の欧米化が諸悪の原因、日本食を見直そう、そんな論調はKKK以外の媒体にも満ちあふれているわけですが、それは欧米の食文化に対し自分達の食文化を優位に置こうとする、無自覚な差別意識の現われです。

 阪神ファンだろうが読売ファンだろうが、別に優劣はありませんし、FCザンクトパウリのファンだろうがFCバルセロナのファンだろうが、同様に優劣はないはずです。ところが日本食を好むこととアメリカ風の食生活を好むこと、あるいは魚好きと肉好き、この両者にはしばしば優劣がつけられます。単に好みの問題のはずが、排他的な優越意識がそこに潜んでいるわけです。私はむしろ、魚好き、和食好きと聞くと、その人は権威に流されやすい人なんだなぁ、そう思うくらいですね。反抗的なスピリットを持つなら欧米型の食生活と肉食を心がけましょう。

 

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