虹はポケットの中に

再スタート
何度でも生まれ変わる
自分の音を探す旅

ライク・ア・サブタレイニアンズ13

2012-02-02 18:40:17 | ライク・ア・サブタレイニアンズ1
お腹も満たされて、適度に酔ったボクたちは雪音のマンションに帰った
雪音は、お持ち帰りした、あの、激辛の炒め物を冷蔵庫にしまいながら、にやりと笑って言った
「お弁当に入れてあげるね♥
「やめなさい」「や~だ」「え~っ・・・また絶品ハンバーグがいい~」
「そんなに美味しかった?」「うん、最高だった」
「・・・うれしい・・・また作ってあげる」
「そうだ、ミノルさん、これ、」「何?」「合鍵・・作ってきたの」と、
少し恥ずかしそうにボクに鍵を渡してくれた
この時のボクは心臓が口から飛び出しそうなくらい血が沸騰していたけど
自分のキーホルダーにそのカギを仲間入りさせた
雪音がかけていたCD、JUDEの「ロバの馬車」が耳に残った
もちろん、鍵を受け取ると同時に、雪音を抱きしめてキスをした

こうして、ボクは雪音の部屋の住人になったんだ