このGW中に父方の祖父が亡くなった。
99才。大往生だった。
今日は彫刻家だったおじいちゃんの作品をアップしてみた。
これは某公園に飾られているものだ。
喪主だったワタシのお父さんは、みんなの前で挨拶を何度かした。
その中でもひとつ。ジーンとくるのもがあった。
普段あまり多くを語らないお父さんが、おじいちゃんとの思い出のエピソードで
こんな話をしたのだ。
あるとき。おじいちゃんが上野の新制作展に出品する際、上京したときのこと。
居酒屋で。父と息子が話した会話。
それも。科学と芸術の違いについて!!
さすが彫刻家だ(笑)
おじいちゃんが熱く語ったという。
『科学は現実が先にあって、感動にたどり着く。
芸術は感動が先にあって、そして現実にたどり着くのだ。』
わー。おじいちゃんとお父さんがこんなマジメな話をしていたなんて!!
なんだか恥ずかしくなってしまう(笑)
でも。お父さんはそのときの会話を鮮明に覚えているといっていた。35年も前のことだというのに!
お葬式の弔辞で、ある方がおじいちゃんの大学での授業の様子を語ってくださった。
最寄りの駅でいつもおじいちゃんは石ころを拾っていたらしい。
そして。授業の前に、その石ころを並べて
『美は足元にある』そう言って授業を始めるのだそうだ。
私の知らないおじいちゃん。
芸術家だったおじいちゃん。
1963年にジャパンタイムズに載ったおじいちゃんの理論とは、どんなものだったの!?
このGW。おじいちゃんのお葬式に出て・・・
何やらクリエイティブ魂に刺激が与えられた。。。。
何やら創造したい意欲がわいてきたのだ。
それが何なのかわからないけれど!
とにかく。なにかクリエイティブなことがしたいっ!!(笑)
不思議な現象だ。
『君は君の道を行け。』
ある方の弔辞で。まるでおじいちゃんが語っているかのような。その一言にウルっときた。
あ~
お葬式に出てこんな気持ちになるなんて!
不思議だ~
とにかく。
おじいちゃん。
天国で安らかに・・・
いつまでも見守っていてください!!