一周忌法要関連がひととおり終わって、
昨日の夕方、マンションに帰ってきた。
大荷物を持って、マンションの正面から入って、
セキュリティの暗証番号を入れて扉を開けようとしたら、
中から突然、扉が開いて男性がひとり駆けだしてきた。
そしてその人は、凄い勢いで扉の外へ出てきて、
私を見るなりキュキュッ!と立ち止まり、
「びっくりしましたっっ!!」
と大きな声で仰った。
いやはや、完全に自己完結した人だった。
私のほうこそ、よっぽどオドロいたんだが。
さて今回、姑は相変わらずとても顔色が良く、元気だったが、
私の観察ではどうも、以前より耳が遠くなった感じだった。
以前は、姑が寝ているときにコップをテーブルに置いただけで、
そのコトリという小さな音を聞きとがめて、
「だれ?」とか「は~い、いらっしゃ~い」とか、
姑は必ず反応してくれたものだったのが、
ここ三日ほど一緒にいた範囲では、そういうのがまったくなかった。
それどころか、話をしていても、やりとりが成立することは稀で、
こちらが何か言うと、姑はほとんど「え?」と聞き返すようになった。
姑「○○さんが、あげよう、って言うちゃったんよ」
私「それは良かったですね~」
姑「え?」
私「いや、だから、『良かったですね』と・・・・」
姑「え?」
私「(^_^;)・・・・・」
姑「あんちゃんはもう帰ってきた?」
私「まだですよ」
姑「え?」
私「エート、まーくんは、夜8時頃、帰って来られます」
姑「やっぱり、あれがお母さんじゃ言うてんじゃろうね」
私「はぁ(^_^;)、そうですね」
姑「え?」
私「(^^ゞ・・・・・」
一事が万事、こんなカタチの会話になってしまって、
話はほとんど一方通行だった。
『ばぁちゃんと、なるべく、目ぇ、合わさんようにしとる』
と言っていた、じーちゃんの気持ちが、私なりに、わかった。
それで、あんまり「え?」が多いので、私は一度、
ちょっと姑を試してみたい気分になった。
姑「そろそろ晩ご飯の支度をせんといけんね」
私「もう出来ていますよ」
姑「え?」
私「え?(^^ゞ」
『え?』には『え?』を。これは名案なのではないか?
すると、姑は、即座に言った。
姑「あんた、いつから、そうように(そのように)
ええ加減になったん」
お見それしました~~~!!!
Trackback ( 0 )
|