明日の午前中、U女史のご葬儀があるのだが、
私はここ数日、ずっと何種類ものルートを考え、迷い続けた末、
今朝ほど、ついに出席を断念した。
広島から、斎場のある現地までの行程を考えると、
始発でも20分ほどの遅刻必至であるうえ、途中で列車が数十分遅れたり、
接続がひとつでも狂ったりすると、全く間に合わなくなってしまうのだ。
『最善を尽くしてみた結果として、式の終わりだけでも出席できれば良し、
仮に葬儀の済んだ会場に一人でたどり着くだけになっても、良いではないか』
とも一度は思ったのだが、やはりそれでは、かえって思いが残りそうだった。
何より私は、葬儀会場などを見てしまったら、
U女史が居なくなったことが、はっきりとかたちになってしまうから、
それが怖かった、というのも大きかった。
U女史の主宰なさっていた同人誌Concert en Rougeの会員有志で、
斎場へ生花をお贈りすることになり、
これは九州在住の会員某氏が、数日前から尽力してお世話下さり、
昨日、用意が整った。
皆様のご協力のお蔭で、大きな御花ふたつをお贈りすることが叶ったそうだ。
私も勿論、そちらには参加させて頂いたが、
それとは別に自分でも、今朝ほど、喪主のご主人様宛に弔電をお送りした。
会員は全国に散らばっており、海外在住の方もあることなので、
後日、改めて「偲ぶ会」を持ちたい、という声が既に上がっている。
私も是非、その機会には協力・出席をさせて頂きたいと思う。
できれば、U女史のこよなく愛した演奏家のうちの誰かが、
日本に来てコンサートを行っているときに合わせて集まれたら最高だ。
きっとU女史も一緒に聴いて下さるに違いないから……。
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