転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



ポゴレリチblogのほうにも書いたのだが、
イーヴォ・ポゴレリチの弟であるロヴロ・ポゴレリチの新譜が、
きょう、HMVから届いたので、さきほど聴いてみた。

まだ聞き込んでいないので、詳しく書くことは出来ないのだが、
思っていたよりアクの強い演奏なので意外だった。
ロヴロの前作『展覧会の絵』は、少なくとも私にとって、
「もっと遊びがあってもいいのに」と思うくらい、
生真面目でお堅い印象のCDだったものだから、
「兄はとんでもなく突飛で、そのぶん、弟さんは真面目」(殴)
みたいな固定観念が、私の中に出来上がっていたのだった。
だが今回のリストは違った。ロヴロの明確な主張があったと思う。
表面上の面白さや派手さはなかったけれども、
彼の追求する世界は独自で、深く内省的なものだと私には感じられた。

変化したのは演奏内容だけではなくて、ジャケット写真がまた、
前作までとは随分、イメージが違うので驚いてしまった。
以前のロヴロ・ポゴレリチというと、端正な紳士で、
短く整えた髪を綺麗になでつけ、ジャケットなど着用して、
ピアノの横でにっこりと笑っているような感じだったものだが、
今回は、いきなりのヒゲづらに、ジーンズで、屋外写真だった。
外見的にも、こりゃま、随分とワイルドにおなりに(O_O)。

何よりビックリしたのが、長髪になったロヴロ・ポゴレリチ氏が、
ほんの数年前の兄イーヴォと同じように、
ワイヤーコームタイプのカチューシャ
ご使用になっていたことだ。血は争えない(違います)。

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