転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



9月の下旬以来、発熱したり風邪をひいたり食あたりをしたり、
と体調を崩すことが続いたので、きょうは実に久しぶりに健康診断を受けに行った。
私は人間ドックなどというものを日頃からとても嫌っていて、
症状も何もない時に、年中行事のように検査を受けるつもりは全然ないのだが、
一方で、何か不調を感じると、途端に心気症的な傾向に陥り、
受診しなければこの事態には決着がつかないという気分になるのだ。

それでとりあえず、自宅からほど近い某クリニックの設定している、
就職の際に要求される程度の、一般的な「健康診断」を受けることにした。
朝食抜きで朝9時に指定されたクリニックの受付に行くと、
まず採尿があり、次いで血圧測定→採血→胸部X線→身長体重計測→心電図、
と進み、最後に内科診察があった。

医「なんかこれまで、大きな病気をしたことがありますか」
私「2008年1月に、子宮筋腫と卵巣チョコレート嚢腫で、手術を受けました。
 子宮と左卵巣を、取りました」
医「後遺症などは、ないですか」
私「婦人科的には、ありません。ただ内膜症で左卵巣が大腸に癒着していて、
 それを手術で取ったのですが、今でも腸炎になると左下腹部が痛いです」
医「なるほどね。ふむふむ」
私「でも便秘で困るとか、腸閉塞になったとかいう経験はないですけど」
医「わかりました。あとはアナタ、肥満と高血圧ですな」
私「……はい(T_T)」
医「それと心電図がですね」
私「右脚ブロックですね」
医「そうそう、完全右脚ブロックがありますね。いつ知りました、これ?」
私「高校生のときです」
医「(カルテを書きながら)はいはい。……ほかに、なんか言い残したことは?」
私「腎臓結石があります。右腎盂です」
医「これは何年前にわかったの」
私「二年くらい前でしたか、血尿で気づきました。
 泌尿科では、痛みとはっきりした出血とが無ければ、経過観察と」
医「そうでしょうな」

きょうのところ、検尿は、問題なかった。
右腎臓結石が経過観察となって以来、泌尿器科に一年以上行っていなくて、
どうなっているかなと思ったが、とりあえず血尿は出ていなかった。
血圧は、初めてのクリニックに興奮したせいで(爆)、150/101もあった(爆爆)。
妊婦健診の頃、24週だったかに135/65になって助産師さんに叱責されたものだが、
今となっては、あれはなんの冗談だったかと思えるような、大変な血圧だ。
尤も、血圧指導は既に近所の内科で受けており、家庭測定では落ち着いているので、
とりあず白衣性高血圧の範疇ということで、きょうは特に追求はされなかった。

胸部レントゲンも異常はなく、触診の範囲ではリンパ腺・甲状腺の腫れもなかった。
心電図の「完全右脚ブロック」も、厳密には「正常」ではないのだが、
生まれつきと思われるし、単独では健康に影響が無いので問題にされなかった。
血液検査の結果だけは即日というわけには行かず、
三日後に書面にまとめたものを渡すからと言われた(((;゜Д゜)))。
ああ。待つのが怖い。いやだいやだ。

診察とは別にアンケート調査もあった。
「二十歳当時と比較して、体重が10キロ以上増えた    はい いいえ」
「生活改善に取り組みたい   はい(六ヶ月以内には 一ヶ月以内には) いいえ」
「保健指導があれば受けたい   はい いいえ」

私の場合、二十歳の頃はおよそ健康的でなく、かなり肥満していたので、
厳密に二十歳時点と比較すると、今でも10キロまでは増えていない。
しかし就職して二年目に休む暇もない日々が続いて激痩せして、
その後は特に維持を心がけなくても、妊婦になるまでその体重のままだった。
その、社会人になって以降長らく初期設定であった体重と比べれば、
今は確実に、20キロは体重が増えている。
……ので、抵抗は止めて、最初の質問は「はい」に○をしておいた。

そして、こういうときだけ、えせ優等生である私は、
「生活改善に取り組みたい」は「はい(半年以内)」を選び、
「保健指導があれば受けたい」にも「はい」に○をつけて出した。
本音は、できたらあんまり生活改善などというシンドいことはしたくないし、
オマエのその食生活がいかん、運動不足は動脈硬化や高脂血症の原因云々、
などとスレンダーな専門家からあれこれ指摘されるなんて、考えただけで哀しいのだが。
血液検査の結果如何によっては、もしかしたらこのクリニックに、
これからしげしげと呼び出されることになるのではないか、
と考えて、私は今になって後悔している。

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