転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



屋上撮で分かった、小林麻央の梨園の妻としての適性(リラルライブ)

海老蔵夫人・小林麻央に注文をつけた記事で、内容自体は、
私の出身地の寒村で、昼下がり、おばさん・おばーさんたちが集まって
あそこの家のヨメはどうじゃ、こっちの家のはこうじゃとアゲサゲするのと、
主旨としてはだいたい同じものだと思い、ほとんど読み流したのだが、
そんなことより、笑ってしまったのが後半だ。

『人間国宝・尾上菊五郎の妻で女優の富司純子から海老蔵が家族以外で初めてしかられた。富司はかつて夫の浮気にじっと耐え、息子の尾上菊之助と娘の寺島しのぶを立派に育てた。寺島が映画でヌードを披露したい、と相談した時に富司が『やるなら私は死ぬ』と寺島を思いとどまらせようとしたエピソードは有名。』

いきなり、ここで音羽屋かっ。
そういえば、しのぶちゃんが結婚するとき、記者会見で
「夫は浮気すると思うか?許せるか?」
という意味のことを訊かれ、
「まあ、私は、父を見てますのでねー」
と彼女はケラケラ笑っていたものだ。
……ま、そんなものだ(汗)。

しかし一方、しのぶちゃんの著書『体内時計』によると、
ヌードの件では確かに最初は純子夫人も命がけで(!)反対していたが、
完成した映画を見てからは、さすがに『緋牡丹博徒』のお竜なので
「色の出し方が違う」「観音様の羽根が鎖骨にかかっていると美しい」
などとスゴい着眼点で刺青のダメ出しをなさったということだ。
純子夫人はしのぶちゃんを育てた母であると同時に、同じ道の、大先輩の女優さんなのだ。

そういえばふと思い出したのだが、もう二十年くらい前、私の観劇仲間の間で、
『つい先頃、團十郎が浮気したので、夫人が怒って京都の某で訪問着を誂えた』
という噂があった。本当かどうかなんて知るワケない。我々の反応は、
「へーそー。どんな着物なんかねー。こういうときは高いんだろーねー」
というものだった。
和服をつくって憂さ晴らしが出来るという程度のことなら、
浮気がホントだとしても全然たいしたことない話だったんだな、
と当時二十代の私でも思ったものだった。

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