転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



緊急事態宣言からそろそろ一ヶ月、
私が会社に行かなくなってから三週間。
無収入になったが制約が激減し、かつてなく心身が生き返った。
改めて気付いてみれば、今年と来年の私は「天中殺」なのだった。
こうやって世間から遠ざかり、活動を縮小することは、
今の私には最も相応しいことだったのだ。
道理であまりにもシックリ来ると思った(殴)。
コロナ禍は日本の社会の在り方を強引に変えたが、
私にとっても、こんな暮らし方はコロナの御蔭で実現したものだ。
折しも天中殺は、退職や隠居にはちょうど良いタイミングだし、
今後の隠遁生活のやり方について、更に考えてみたいと思っている。

一定の技術を提供して報酬を得る仕事に関しては、
「私もとうとう老いた、駄目になってきたな」
と自分で感じるようになるまで現役を続行してはいけない、
と私は常々思っている。
自分は概して自分の成果に対して甘い。
努力しているという自覚があるときは尚更だ。
周囲が「○○さんも、トシとったな」と思うようになっても、
自分ではその変化がわからず、まだまだやれると思いがちだ。
私は、両親を初めとして、そのような例をいくつも見てきた。
だから私は自分自身に関して、
「現役引退には、若干、早いのではないか」
というタイミングで、自分を裁ち切り、幕引きをやろう、
と以前から心に決めている。
現状は有り難いことに、変わらずオファーがあるので、
だからこそ、そろそろ辞め時かな、と思うのだ。
55歳、一昔前なら定年退職の年齢だ。何も早すぎることはない。
私が辞めれば、きっと新しく若い人が採用されるだろう。
それはとても、望ましいことだ。

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