転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



両親は、8月末に、某病院の上階に位置する某サ高住に住み替えし、
以来、特に問題なく過ごせている様子ではあるが、
先月下旬から父のほうが眠ってばかりいるようになった。
声をかけてもハッキリと目覚めることが少なくなり、
いくらでも寝ているので、ほぼ、ベッド上の生活になった。
床ずれ予防のマットとクッションを搬入する由、
さきほどケアマネさんから連絡があった。

父は食事が進まないので、適宜、点滴をして貰っているが、
この先回復しなくても、私としては胃瘻(いろう)などは考えていない。
9月24日に行ったとき、最近は食事もせずに眠っていることが増えたと
スタッフさんからお話があったが、あれからも改善している様子はなく、
9月28日と10月2日に私が行ったときは、どちらの日も、
父は仰向けでこんこんと眠っていて、全く目を覚まさなかった。
特に苦痛がある様子ではなく、呼吸も穏やかだった。

「お父さん、よう寝てはるわ。ようあんだけ寝られるね。どないしたんかね」
と母が言うので、
「トシやから、仕方ないやろ(^_^;」
と私が答えたら、母は、
「トシ言うたら、私のほうが上や」
と案外、マトモなことを言った。
合ってる(^_^;。母のほうが一つ半くらい年上だ。
転姑ばーちゃんは、ヘルパーさんに向かって「うちは58よ。若ぅ見えるけど」
と言ったりしてオモシロかったのだが、母にはそういうところは無い。

母は現時点では特に問題はなく、私が行くのは大抵午後なので
日課としてはロビーに出て過ごす時間帯になっていることが多く、
雑誌を見たり、リハビリの塗り絵をしたりしている。
サ高住への引越を考えた理由は、直接には、
母の誤嚥性肺炎が頻回になったからだったが、
父のほうも今や、常時点滴みたいなことになったので、
どちらにとっても良いタイミングだったな(汗)、と感じている。

両親ともこれまでのところは、私のことは認識しており、
面会に来たのに「どなたですか」、的な珍事は起こっていない。
しかし二人とも精神活動は衰え、鈍化していて、
目の前の状況は一応わかるが、何かを総合的に判断することは無理だし、
以前の出来事を時系列に沿って思い出すことももう出来ない。
母の文句がほぼ無くなったので、私としては有り難いが(殴)。
愉快でたまらん毎日とは言えないが、心身の苦痛もとりたてて無さそうで、
93歳と94歳のペアが同じ部屋で最後まで(だろう)ともに過ごせ、
人生の終末期としては、まあ「アリ」かな、と思う、今日このごろです。

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