宝塚歌劇団では、今年9月に月組トップ龍真咲が退団するのだが、
その後任が誰になるかについて、まだ劇団側から発表されていない。
トップは組内昇格が多いが、準備段階で「組替え」を伴うことがあり、
場合によっては、「落下傘」「スライド」で組外からトップが来ることもあるので、
正式発表がなされるまでは、ファンは毎回、人事を予想して戦々恐々となる。
当該の組の二番手は勿論、各組の「路線」と言われる男役は大なり小なり、
人事異動の影響を受ける可能性があるのだ。
我が家の「宝塚歌劇団 人事評論家」ころもんも、毎夜のように、
居間のソファに陣取って、『宝塚おとめ』や各組公演スケジュール等の資料を見比べ、
雪組の望海風斗と宙組の真風涼帆が、動くか動かないかを占っている(汗)。
渦中の月組・現二番手は、役付きや全国ツアー主演等の抜擢を見る限り、
珠城りょう、……ということになるが、94期(2008年入団)と非常に若いため、
「男役十年」の基準に照らしても、すぐに月トップに就任するのかどうか、
まだ不確定要素があると、ころもんは(多分、ファンの多くも)考えている。
月組にはほかにも、凪七瑠海・美弥るりか、と89期生の路線スターがいて、
両名は、前述の雪組二番手・望海風斗や花組トップ明日海りおと同期に当たる。
龍真咲がそこそこ長期政権だった割には、安定的な二番手を育てて来なかった、
というのは劇団側の采配ミスではないかと私は内心、思っているのだが、
最終的に、この状況の組内から誰かが選ばれて、次のトップになるのか、
それとも、よそからトップを迎えるという事態になるのか?
後者の人事になるなら、雪・宙各々の二番手である望海・真風のみならず、
星の二番手・紅ゆずるも、この話に無関係ではなくなるかもしれない。
それには、星組トップ北翔海莉の動向も重要な鍵となりそうだ。
唯一、花組だけは今回の人事異動には関係がなさそうに思われるが……。
――断っておくが、転夫ころもんはこれほど詳しいからと言って、
別段、どの生徒さんのファンだというわけでもない。
飽くまでも、自称・人事評論家として面白がっているに過ぎないのだ。
今夜など、これも愛用の『宝塚歌劇100年史――人物編』をひもときながら、
「たまきち(珠城)をこんな早い段階で押して来るくらいなら、なぜ劇団は…」
と彼が言い出したので、私はてっきり、
『なぜ劇団は、北翔海莉を星ではなく月のトップにしなかった!?』
とでも言うのかと思ったのだが、続く主節はそうではなくて、
「なぜ劇団は、壮一帆(雪組先代トップ・2014年8月退団) を
もう1年使っとかんかった(--#)!」
という、あさっての方角に意表を突いたものだった(^_^;。
どうも、雪・えりたん(壮)が2015年までいてくれたほうが、
ころもん脳内人事においては都合が良かったようである。
……しかし、仮にもう一公演あとだったとすると、
『ルパン三世』で退団するえりたん、になってしまうが、
これはこれで、どうなん……(笑)?
そこはまた別演目で妄想竹を育ててるということ……??
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