転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



113年間で最も暑い夏に=記録ずくめ、55地点で最高値更新―気象庁(時事通信)
『気象庁は1日、今年の夏(6~8月)の平均気温が平年より1.64度高く、統計を開始した1898年以降で最も高かったと発表した。全国154の観測点のうち55地点で記録を更新し、特に北日本と東日本では過去最高になった。』『同庁は、この極端な猛暑を異常気象ととらえ、専門家らを集めた検討会を3日に開き、要因などを分析する。』『日本の平均気温は、都市化の影響が少なく長期間のデータが存在する17地点の平年値との差を平均して算出。今年はこれまで1位だった1994年のプラス1.36度を上回った。月別では6月が1.24度、7月が1.42度、8月が2.25度と、特に8月が際立って暑かった。』

私の記憶は、だいたい正しかったことがわかった。
この夏の暑さが尋常でないことは私も毎日感じていたのだが、
「ひと夏をこんなに暑くてつらいと思ったのは、娘の生まれる前の年以来だ」
と心の中で幾度か思い出していたのだ。
それが、まさに1994年の夏のことだった。

あのときは我が家は転勤先の松江に住んでいたのだが、
7月から来る日も来る日も晴天で、真っ青な空が広がり、
「晴れというのは普通は『良いこと』だと考えられている筈だが、
晴れているのがこんなにヒドいことだと感じる場合もあったのだ」
と私は毎日、官舎3階のベランダで洗濯物を干しながら思ったものだった。

私は妊婦だったので、そうそう元気に出歩く毎日でもなく、
日がな一日、官舎にいて、冷房を消すことができず、
「今エアコンが壊れたら、私はシヌな」
と思い、予備のために、もう一台、エアコンを買おうかとしみじみ考えた。
その頃は官舎に備え付けのエアコン一台しかなかったのだ
(私が結婚した年に、官舎に初めてエアコンとシャワーがついた(^_^;))。
厳しく辛い暑さが続き、連日、微熱のヒトの体温くらいの気温で、
松江は水不足に陥り、節水節水と、広報車が市内をまわり、
お風呂は原則やめてシャワーのみ、洗濯もできるだけためて洗い、
皿洗いの水も節約するため、食器にラップを被せ毎回それを取り替えて使った。

あのときは、確か8月のお盆を過ぎたあたりで、ある日、凄い夕立が来た。
そのあと、急激に爽快になったことを、今でも覚えている。
なんて涼しくなったんだろう、なんて気持ちがいいんだろう、
と思って温度計を見たら、30度だった。
ああ、摂氏30度は、こんなに体がラクな気温だったのだ、
とあのとき知った。

今年も毎日暑くて、どこかで大雨が来ないものかと私は待ち続けたが、
そのようなことは全く起こらないまま9月になり、きょうも36度だった。
この暑さ、いつまで続くのだろう。そのうち雨は来るだろうか。
『娘の生まれる前年の夏』と並び、『娘15歳の夏』は、
このあと私の記憶に長く留まることになるだろう、と思った。
・・・来年が、今年を蹴飛ばすような猛暑でなければ、な(^◇^;)。

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