転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



吉祥寺ロンロンが閉店!(TokyoWalker)
『吉祥寺ロンロンは、1969年12月に開業。地上2階、地下1階の店舗で、駅直結の建物として、約40年間親しまれてきた。新施設となる「アトレ吉祥寺」は、2010年4月に第1期として2階が開業、秋に第2期として1階・地下1階・エキサイツ館が開業、グランドオープンを迎える。2階はライフスタイル、1階は食、地下1階はファッションと雑貨のゾーンになる予定だ。』

新しい施設については、いろいろと企画があるようだし、
地元の方々にとっては楽しみな話かもしれないのだが、
私は自分の学生時代、何かというと吉祥寺に行っていて、
『ロンロン』には本当にお世話になったので、とても寂しい。
私たちの拠点駅だった国分寺の周辺も既に様変わりしたし、
小平市の大学界隈だって、今はかなり様子が違うそうなので、
今後、下宿のあった場所や昔よく行ったお店などを訪ねようとしても、
もう、見覚えのある景色はほとんど無いのかもしれない。


外国人観光客:不満の第一位は『外国語標識の不足』―日本(RecordChina)
『2009年10月29日、日本政府観光局(JNTO)は、観光案内所利用外国人旅行者のアンケート調査結果を発表した。日本旅行での不満トップは外国語標識の不足となった。』『1位が「標識(案内板、道路標識、地図)での外国語表示の不足」(回答件数170件)。以下、「観光案内所の場所の不便さ」(132件)、「外国語(特に英語)の通じにくさ」(91件)、「クレジットカード利用可能なATMの不足等」(81件)、「交通機関利用の煩雑さ」(70件)、「市中のゴミ箱やベンチの不足」(64件)』

このあたりの感覚が私にはなかなか興味深い。
日本人が海外に行っても、「日本語標識がない」ことを
不満に思ったりなど、全くしないのではないだろうか。
なくても困らないからではなくて、
「自分の行った国に日本語標識があるべきだ」、
という感覚が日本人にはもともと無いからだ。
同様に、行った先で「日本語の通じにくさ」を実感したとしても、
それが改善されるべきだと考える日本人は、やはり少数だろう。
一歩日本を出たら、もう全く日本語は通じないものだと
日本人のほとんどは見なしているはずだ。

日本語は日本国内にしかなく、日本語を使えるのは日本人だけ、
と思いたがることのほうが、むしろ日本人の特徴かもしれない。
アメリカ人は、英語の話せる日本人を見ても別段、驚かないが、
日本人は、日本語を自由自在に操るアメリカ人を見ると、
目をシロクロさせて感心する。
日本に来ている以上、日本語ができて当然だ、とは考えない。
それほど、日本人は日本語を特殊なものとして位置づけている。

ともあれ、基本的には、旅行先の言葉ができず標識も読めないで、
思い通りに旅をしようと考える方が間違っていると私は思う。
言語ができないまま、飛び込むようにして行くのであれば、
意思の疎通がはかりにくい状況を積極的に体験し楽しむべきで、
そういう不自由極まる「未知との遭遇」も、旅の醍醐味だと思う。
それがイヤなら、現地に精通しているガイドを雇うことが必要だろう。

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