転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



長らく見慣れた広島市民球場も、いよいよ見納めだと思い、
本日夜の巨人戦を、家族3人で観に行った。

学校から帰ってきた娘と連れだって家を出て、
仕事帰りの主人とは球場で直接会うという算段にして、
晩だから、お弁当でも買わねばと、球場隣のそごう地下に行ったら、
これがもう、予想を遙かに上回る、混雑の極みだった。
誰も彼もが野球観戦のお弁当を買いに来た人ばかりだった。

球場は勿論、完売の超満員。
前売りの段階で私たちはさほど力が入っていなかったので、
三塁側の適当な席を買っていたのだが、
入場してみたら、どこもかしこもカープファンで、真っ赤だった。



1回表ジャイアンツの攻撃で、ヒットに続くホームランで2点入り、
あーーー初っぱなから、またしても こーゆー展開かーーーー、
と満場のカープファンが落胆しかけたとき、
つづく1回裏ではなんとカープの3ランが出て一挙に逆転、
こ、これは、もしかしたら、今日は、イケるかもっ!?
と俄然、雰囲気が変わった。



その後、6回で追いつかれて同点になったが、
7回裏、ワンナウト満塁の好機がやってきて、
スコアボード横のスクリーンには、「チャンス」と大書された、
広島風お好み焼きが大写しになった(O_O)。
ここでピッチャー暴投の隙に、3塁ランナーが生還して一点追加。
結局これを守り抜いたことが、勝ちに繋がった。

♪カープ カープ カープひろしま ひろしまーカーープ

……を大声で歌ったのは、私は30年ぶりくらいのような気がしたが、
歌詞の細部まで全部覚えている自分に驚いてしまった。
私は野球を観に球場に通うような習慣はないし、
カープに対しても、広い意味での地元民的な愛着以上には、
ことさらな思い入れなど持っていないつもりだったのだが、
それでも歌詞までちゃんと知っているのが我ながら凄いと思った。
いかにカープが市民生活のあちこちに浸透しているかが
自分の実感として、改めてよくわかった。

ともあれ、なかなか気持ちの良い試合だった。
満場の観衆の声援に応えた、貴重な一勝だったと思う。
対巨人四連戦、最終戦での勝利を目の当たりにし、
カープファンの感激はひとしおで、
よぅやった!よぅやった!と万雷の拍手と万歳三唱が止まらなかった。
そんな三塁側の前を、原監督が記者に囲まれながら足早に通っていった
(のを知らずに、「あれ誰?」と主人に訊いたのはワタシです)。

これで、市民球場で行われる公式試合は、残り2試合となった。
市民球場ファイナルシリーズも、いよいよ大詰めだ。

**************

帰りに、主人が、ちょっと職場に寄ると言ったので、
タクシーに乗ることにして、球場横の某ホテルのタクシー乗り場に行った。
と、私たちが乗車した途端、目の前に、ジャイアンツのバスが入ってきた。
選手達が、ユニフォーム姿のまま、バスに乗って、
宿泊先のこのホテルに戻ってきたところだったのだ。
バスの着くところには、既にファンがたくさん待っていた。
「こがいなとこで、どっから巨人ファンが湧いて来るんや」
と主人はヒドいことを言っていたが、私は、
出待ちする宝塚ファンと同じだよなー、とよくわかった。
公演終了直後に、既にホテルまで来て整列しているということは、
試合が終わるや否や、ダッシュでこっちに回ってきたに違いなかった。
運転手さんの話によると、この四連戦のために、
東京から着いてきたファンも少なくないとのことだった。

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巨人戦。
球場見納めに、家族で来ました。
三塁側を取ったのですが
ほぼ全部、カープファンで埋め尽くされています。

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