
□ 『Wicked』
おそらくは今、何もかもが手遅れで「多様性」を読み違えてしまったと自覚し始めている我々にとって、痛烈に響く「すれ違い」の物語。寛容か不寛容かという問いさえ傲慢で、人は己の執着と上っ面の善意の加害性にすら気付けない。ただほんの一瞬、互いの温もりが通じた瞬間を寄る辺にして


『Wicked』 久しぶりに正真正銘正統派の「ハリウッド大作」と呼べる重量感とカタルシスが味わえる作品だった。スケール感で言えば「ハリー・ポッター」や「スター・ウォーズ」シリーズに比肩するレベル。やっぱり1939年版の『オズの魔法使い』を復習しておくと感動も一入


□ Cynthia Erivo feat. Ariana Grande / “Defying Gravity”
2024
Directed by John M. Chu
Based on the book by Gregory Maguire
Based on the Winnie Holzman
Production Design by Nathan Crowley
Cinematography by Alice Brooks
Music by Steven Schwartz / John Powell

□ 『The Wizard of Oz』(1939
) 幼少のころ以来の鑑賞。この不朽の名作が、とりわけブロックバスター映画の作劇の原点であり、それが1世紀近く変わり映えしていないことに驚く。人を形作るのは、持たざるものではなく、見つけるもの。なりたいものではなく、為したもの。虹の向こうではなく、帰るべき場所

『ウィキッド』のエルファバが見事な闇堕ちを見せたので、『スター・ウォーズ』のアナキンが比較されるのは致し方ないとして、『オズの国』と『旧銀河共和国』が、体制の腐敗と統治者の二面性という共通項がある一方、ジェダイ・オーダーに欠点はあっても瑕疵がない点が後者の筋書きを困難にしている


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