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山尾志桜里氏が国民民主党から公認を取り消されて、内情をばらしたため、国民民主党に非難が殺到!
玉木雄一郎代表が弁明に追われているのですが、これで都議会議員選挙でも伸び悩み、7月の参議院選挙ももう前回の4倍増なんてことはないでしょう。
まさに身から出た錆、いい気味なんですが、山尾氏らおかしな候補をいっぱい立てて山尾氏を公認見送ったり、玉木代表が備蓄米のことを「動物のエサ」と言った失言などマイナスも大きいんですが、見逃してはならないのは2024年秋の総選挙で民民が大躍進した後に俄然注目された
「手取りを増やす」
のキャッチフレーズが「103万円の壁」とともに、テレビで報道されすぎて手垢にまみれ、新鮮味を失ったことも大きいと思いますね。
日本維新の会の「身を切る改革」が誰も感心するどころか見向きもしてくれなくなったのと同じです。
有権者はもう飽きたんですよ。
須藤氏の方がまだマシな記者会見をするかもね(笑)。
自分たちから立候補をお願いした山尾志桜里氏を公認取り消しにして「トカゲのしっぽ切り」で逃げ切りを図る玉木雄一郎代表と国民民主党は、「冷酷民民主党」「国民不倫党」に名前を変えろ。
さて、そんな賞味期限切れと言えば石丸伸二氏。
2024年6月の東京都知事選では蓮舫さんさえ抜かして2位に食い込んできたので、私も世間もアッと驚いたわけですが、その後やはり陳腐化してますね。
明日6月13日告示の東京都議会議員選挙では、なんと都内42ある選挙区のうち35選挙区に42人の候補者を擁立する方針を打ち出したのですが、これは政党別の擁立人数において自由民主党と並び最も多い数です。
石丸氏が言うには合格者のほとんどは金融やIT関係の民間企業勤務者や経営者などで、合格者の77パーセントが年収800万円以上、64パーセントが1000万円以上であるとアピールしていますが、そういうことを自慢するのがすでに感じの悪い、嫌な奴ですな、石丸伸二(笑)。
いくらなんでもこれがピークでは?
石丸氏は立候補希望者1128人から、最終選考に残った100人あまりとの面接を全てYouTube上でライブ配信するという、AKB48のオーディションみたいなことをして関連する50本の動画総再生回数は600万回近くになった。。。。というのですが、案外大したことありません。
実際、日本テレビと読売新聞が東京都の有権者を対象に、「再生の道」に投票しようと思うか尋ねた5月18日発表の世論調査では、支持率は2パーセントにとどまってます。
さらに嘘か真か、自民党の独自調査では現時点で『再生の道』候補者の予想獲得議席数はまさかの「ゼロ」なんですって(笑)。
石丸伸二氏は軽い脳梗塞だという診断書を出した市議の居眠りに「恥を知れ、恥を!」と吊し上げて本人は病死、妻は自死したのに「どう始末してやろうと思った」とまだ言っている、政治家にしてはいけない危険人物だ。
そんな中、候補者も次々と逃げだして5人減りました。
彦根市長選挙でも石丸氏が何度も何度も応援演説に入ったのに、現職で2回目の選挙という超有利なはずが落ちちゃって、石丸氏の神通力がまるで効かなくなっていることが暴かれてしまいました。
石丸氏は
「十分な人材がそろった」
として、都議選に加え参議院選挙への挑戦も決めて東京選挙区に1人、比例区に9人を擁立する方針ですが、これも都議選で惨敗したらどうなるかわかりませんよ。
石丸伸二氏が最高裁で敗訴した名誉毀損事件に関するコメントがサイコパス全開。そして石丸氏の「盟友」で石丸氏が応援に4日間も入った現職の彦根市長が1期で落選!石丸氏の化けの皮がはがれるのも時間の問題だ。
石丸氏の「再生の道」なんて政策も公約もなくて、候補者がてんでバラバラに好きなことをすればいい、縛りは2期で辞めることだけ。
そんないい加減な政党と候補者に誰が投票するねんって話なんですよ、最初から。
こうしてみると、吉村洋文代表と日本維新の会、玉木雄一郎代表と国民民主党、石丸伸二氏と「再生の道」、そして斎藤元彦兵庫県知事などなど、サイコパス政治家ってやはり中身がないので化けの皮が剥がれるのが早いですね。
全員、これからも生き残っていくのでしょうがもう全盛期は去りました。
脛に傷持つやつばっかりや、サイコパス政治家。
石丸伸二氏が安芸高田市の市議から恫喝を受けたという石丸氏のデマは名誉毀損だとする判決が最高裁で確定。東京都知事選での公職選挙法違反(買収)の疑惑も払しょくできていない、#石丸伸二に騙されるな
むしろ、うちでサイコパス認定している政治家で言うと、最初から色物と言うかゲテモノだった立花孝志氏とNHK党の方が、誰も最初から何も期待していないだけにしぶとい感じがします。
立花氏だけは次々と新手、奇手を考え出す、昔の橋下徹氏みたいな一種の天才です。
それだけに、兵庫県警と神戸地検、立花・斎藤逮捕に向けてそろそろ動けよ。
こういうのと親和性高いよな、橋下徹氏。
NHK党の立花孝志党首が夏の参院選で兵庫選挙区から出馬を表明。「犬笛」を吹けば踊るものと完全に舐められている兵庫の有権者の皆さん、統一教会と持ちつ持たれつの立花孝志候補に鉄槌を下してください。
編集後記
でもうちとしては、東京都知事選で石丸氏に不意打ちをくらわされた記憶もまだ鮮明ですから、安心はしてないです。
サイコパス政治家全員に共通する「異様な面の皮の厚さ」=とことん辞めない無神経さという武器は彼らのしつこさを生み出す秘密兵器ですから。
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石丸伸二氏の新党『再生の道』が事前調査で「獲得議席ゼロ」予測の衝撃…候補者から洩れる「戸惑い」
党の政策は「都議任期の上限を2期8年とすること」のみ
昨年の東京都知事選挙で旋風を巻き起こした石丸伸二氏(42)の勢いに陰りが見え始めている。
石丸氏は6月22日投開票の東京都議会議員選挙に向けて、地域政党『再生の道』を立ち上げた。首都東京で自身の地盤を築くことができれば、東京はおろか、国政にも一定の影響力を及ぼすことができると考えたからだ。全国紙政治担当記者いわく
「石丸さんはイチから議員になって、雑巾がけをするタイプではない。都知事選で165万票獲得した影響力を駆使して、勝負に出たのだろう」
都議会で一定数の議席を取れば、小池都知事も無視できなくなる。そうなれば、都政に深く関与することも可能だ。
そんな青写真を描いて立ち上げた石丸新党『再生の道』だが、選挙2週間前だというのに、石丸氏は街頭演説などに立ったりはしているが、大きな話題になっていない。ユーチューブなどでも積極的に発信しているが、以前のように響かなくなってきている。
4月時点で42選挙区(定数127議席)のうち、36選挙区に45人の候補者を擁立したものの、5人が辞退。40人での船出となる予定だが、党としての政策は
「都議任期の上限を2期8年とすること」
のみ。それ以外の部分では、候補者それぞれが独自の政策を展開している。それもまた新しい選挙戦ということなのだろうが……。
「再生の道はひとことで言えば、“石丸伸二”頼みの政党。その石丸氏自身は都議選への立候補を見送っている。果たしてそれで浸透するかどうか」
とはスポーツ紙政治担当記者。
独自入手した自民党が水面下で行った4月、5月の情勢調査を見ても、苦戦は明らかだ。現時点で『再生の道』候補者の予想獲得議席数はまさかの「ゼロ」なのだ。
候補者を擁立した36選挙区において、まだ希望がありそうなのは定数3の目黒区、定数7の大田区、定数8の世田谷区、定数5の江戸川区くらいか。ほかは他党の当落線候補から大きく水をあけられている。
もちろん「まだ投票先を決めていない」有権者が20~30%ほどいることから、ここから情勢が一気に変わる可能性もある。それでも『再生の道』を警戒していた他党からは
「こんなものか」
と安堵の声が聞こえてくることもたしかだ。
期待外れに終わりそうな原因について、テレビ局関係者は
「昨年の都知事選はいわゆる“奇襲作戦”だった。選挙戦序盤は泡沫候補扱いされていたが、SNSを駆使した選挙戦で注目を集め、既得権益打破やメディア批判を繰り広げたことで、若者を中心に支持が爆発的に広がった。このムーブメントを“もう一度起こせるか?”といったら、それは難しい。石丸氏に対しての、いわゆる“慣れ”ができてしまったから」
と指摘する。
石丸氏が頼る「オールドメディア」の反応は
都知事選後の言動や、公選法絡みの告発、自身の裁判沙汰なども、イメージに多少なりとも影響を与えたはずだ。
都議選の告示日は6月13日。さすがに初日は石丸氏も街頭に立つだろうが、同党候補からは
「選挙期間中、どれだけ応援演説に入ってくれるのだろうか」
「石丸さんが先頭に立ってくれると思ったがそうでもなかった」
という不安や戸惑いの声が上がっているようだ。
また、前出のテレビ局関係者は
「石丸氏はここにきて、あれだけ批判してきた“オールドメディアの力”に期待しているようだが、テレビ朝日を筆頭に嫌悪している媒体は多い。都知事選のようにはいかないだろう。投開票日にどんな表情で現れるか見ものだ」
と話す。
“台風の目”になるはずが、風すら起こせないで終わるのか……。ここからの石丸氏の手腕に注目が集まる。
支持率2%の衝撃! 石丸新党「公認辞退者、続出」先行する自己ブランディングに現実は追いつくのか
2025年06月12日 10時33分集英社オンライン
6月13日告示に告示され、22日に投開票が行われる東京都議会議員選挙。参院選の前哨戦ともいわれる都議選、自民党は政治資金不記載問題が逆風で、都民ファーストと都議会第1党の座をかけて争う。また、昨年の衆院選で大躍進をとげた国民民主党はどこまで伸ばすのか。注目は昨夏の都知事選で台風の目となった石丸伸二氏が率いる「再生の道」。はたしてその行方は? 経済誌プレジデントの元編集長で作家の小倉健一氏が解説する。
■自由民主党と並び最も多い候補者を擁立する石丸新党
地域政党「再生の道」を率いる石丸伸二氏は、2025年6月に投開票が予定されている東京都議会議員選挙に向け、精力的な活動を展開している。都内42ある選挙区のうち35選挙区に42人の候補者を擁立する方針であり、これは政党別の擁立人数において自由民主党と並び最も多い数である。
石丸氏は候補者の質に自信を示しており、立候補希望者1128人から、最終選考に残った100人あまりとの面接を全てYouTube上でライブ配信した。
関連する50本の動画総再生回数は600万回に迫る反響を呼んだ。合格者のほとんどは金融やIT関係の民間企業勤務者や経営者など、政治経験がない人材だが、石丸氏は合格者の77パーセントが年収800万円以上、64パーセントが1000万円以上であるとアピールしている。
さらに「十分な人材がそろった」として、都議選に加え参議院選挙への挑戦も決め、東京選挙区に1人、比例区に9人を擁立する方針である。
■ 一方で伸び悩む支持率。5人は立候補を辞退
積極的な候補者擁立の動きがある一方、2025年5月に行われた複数の世論調査では、「再生の道」への支持率が伸び悩んでいる状況が明らかになっている。
日本テレビと読売新聞が東京都の有権者を対象に、「再生の道」に投票しようと思うか尋ねた世論調査では、支持率は2パーセントにとどまった。
自民党が18パーセント、国民民主党が10パーセント、都民ファーストの会と立憲民主党が共に7パーセントであるのと比べても、低い数字である。
選挙ドットコムとJX通信社が日本国内の18歳以上を対象に行った全国意識調査では、「再生の道」への期待度について「期待する」と回答した割合は電話調査で18.3パーセント、インターネット調査で14.0パーセントであった。
これに対し、「期待しない」と回答した割合は電話調査で49.0パーセント、インターネット調査で61.0パーセントと、「期待しない」が「期待する」を大きく上回る結果となった。
また、候補者選考においては48人に合格を出したが、短期間での選考スケジュールもあり、家族の反対やSNS上の批判を受け、これまでに5人が立候補を辞退している。当初、最大60人の擁立を掲げていた石丸氏であったが、参院選への転戦もあり、最終的な公認は都議選42人にとどまった。
■他党からは「何をしたいのか分からない」という批判
再生の道の党方針は、議員の任期を2期8年までとする制限のみであり、都議選では具体的な政策を掲げないという異例の方針を取っている。他党からは「何をしたいのか分からない」という批判も根強い。
これに対し「目的は政治参加を促すこと」であると反論している石丸氏は、当選者数の目標は示しておらず、同じ党内で公認候補が競合する選挙区が6区存在するなど、選挙結果は見通しにくい状況にある。
石丸氏の名前は昨夏の東京都知事選挙で広く知られることになった。現職の小池百合子氏には圧倒的な大差で敗れたものの、約166万票を獲得し、対抗馬と目された蓮舫氏を上回り、次点に食い込む健闘を見せた。都知事選出馬時点での東京での知名度は必ずしも高くなかった。石丸氏はSNSを駆使した選挙戦を展開し、特に若者層からの支持を広げた。
2024年7月の都知事選投票日に合わせて実施された朝日新聞社の出口調査によると、石丸氏に投票した人の内訳は、無党派層が63パーセントと突出しており、支持政党を持たない層からの支持を広く集めたことがわかる。
年代別に見ると、20代が16パーセント、30代が16パーセントであり、10代を含めた30代以下が全体の3割台半ばを占めた。40代、50代もそれぞれ20パーセントであり、50代以下で7割を超えていることから、若年層や中年層が支持層の厚い部分を形成していたと言える。
■若手政治家が政治を自己ブランディングに利用している実態
石丸氏はこの選挙戦中、具体的な政策を詳細に掲げるというよりは、「国政の代理戦争などと馬鹿げたまねはやめてもらいたい」などと既存政党を批判する姿勢を強く打ち出し、無党派層や既存政治に飽き足らない層の共感を呼んだ側面がある。
近年の若い政治家について調べた論文「ミレニアル世代における政治商品としてのセレブ人気の意味づけ」(2024年、Ferra Martianら。インドネシア)は、人気やイメージで支持を集める政治の実態を丁寧に分析している。
論文は、若者の政治参加とポピュリズムの交差点に注目したもので、研究者による複数のインタビューと事例調査に基づき、正式な学術誌に掲載された信頼性の高い研究である。
とくに若年層政党の活動家に対して行われた聞き取り調査では、「誠実さ」や「透明性」を前面に打ち出す若手政治家が、それを本質的な政治理念としてではなく、自己ブランディングの一環として使っている実態が描かれている。
■論文指摘の「セレブリティ化した政治」と似ている石丸手法
研究では、こうした政治スタイルが“反汚職”や“古い政治からの脱却”といったスローガンを多用しながらも、具体的な政策よりも映像・SNSでの見せ方に依存している傾向を強調している。
また、有権者の中でも特に20代~30代の若年層は、候補者の過去の実績よりも人柄や発信内容に強く引き寄せられる傾向があるとされている。実際、調査では「映像の印象」で支持を決めたと答えた若年層が58.2%に上った。
石丸氏が行うYouTubeでの面接公開やSNS発信、そして候補者の年収や職歴を強調する手法は、この論文で指摘された「セレブリティ化した政治」とほぼ一致する。政治の中身よりも演出が先行し、法制度や都市政策といった本来の議論が陰に隠れている。
論文は、有権者の政治リテラシーが低いと、こうした“見せる政治”に流されやすくなると警告している。石丸氏の過去には、対立する市議を公然と非難し、相手を精神的に追い詰めた問題もある。
石丸現象は新しく見えて、実は演出優先のパフォーマンスである可能性が高い。だが、目立つことと、政治の本質を語ることは別物である。注目を集めるだけでは、民主主義の信頼は築けない。政治が「見せ物」になった瞬間、本質は失われる。
2025年4月に行われた滋賀県彦根市長選では、石丸氏が再三応援に入った現職候補が落選しており、石丸氏の応援が必ずしも票に結びつかない事例も出ている。
■ 石丸氏の応援が必ずしも票に結びつかない事例
彦根市長選で初当選した新顔候補は、石丸氏の応援を強調する現職候補に対し、ミニ集会を重ねて対話を重視する戦い方を選び、「彦根のことはひこね市民で決めよう!」と書いた政治活動用ビラを陣営が配り、対抗軸を浸透させた。
現在の「再生の道」に対する低い支持率は、都議選での多数擁立という積極的な動きと対照的であり、具体的な政策の不在や、前職市長時代の様々な問題が影響している可能性は否定できない。
先の、選挙ドットコムとJX通信社共同で実施した調査では、「再生の道」への期待度について「どちらともいえない」と回答した層が電話調査で32.8パーセント、インターネット調査で25.0パーセントと、一定数を占めていた。これは「期待する」という明確な支持に至らない層が多く存在することを示しており、今後の情勢変化の可能性を孕んでいる。
もちろん昨夏の都知事選でSNSを駆使して若年層や無党派層の熱狂的な支持を集めた実績からすれば、表面的な世論調査だけでは捉えきれない隠れた支持層が存在することも考えられる。
都知事選の出口調査で、石丸氏の支持層が従来の政治家とは異なる構造を示したように、都議選の選挙戦が本格的に始まり、石丸氏や「再生の道」の候補者たちがどのように戦うか、それに対する有権者の反応がどうなるかによって、実際の趨勢は大きく変動する可能性がある。
選挙が始まってからの実際の情勢や、投開票日に実施される出口調査の結果を見て初めて、石丸氏率いる「再生の道」の真の姿と、有権者の評価が明らかになるだろう。
文/小倉健一
候補者選考はユーチューブで生配信、制限は期数のみで公約は無し、共倒れも辞さない大量擁立――。13日告示の東京都議選に異例の戦術で臨む新興勢力がある。2024年の都知事選で次点となった石丸伸二・前広島県安芸高田市長が設立した地域政党「再生の道」。初陣ながら、現在都議会第1会派の自民党と並ぶ42人を擁立する見込みだ。新たな選挙のカタチは通用するのだろうか。
東京都議選(6月13日告示、22日投開票)に参院選が続く〝選挙の夏〟が近づいてきました。2024年は衆院東京15区補選の選挙妨害や東京都知事選での選挙ポスター枠「販売」、兵庫県知事選での「2馬力」などが話題になりました。動画配信やSNSの隆盛を背景に、選挙が全国的に変わってきています。令和の選挙のありようをひもときます。 全3回の第3回。
第1回・「投げ銭」スパチャは政治資金?
第2回・仮面かぶり…増える通称名候補
「広く国民の政治参加を促し、能力もないのに議員の椅子にしがみつく『政治屋』を一掃する。有為な人材が選挙に出て、通りやすいシステムがあればいいと思った。(政策は)各候補に主張してもらう」
今年1月、再生の道設立の記者会見で石丸氏はこう断言した。党として都議選の公約はなく、「最長2期8年」という期数制限以外、党議拘束や縛りはない。他党との掛け持ちも各候補者に委ねるというこれまでにない政党にした。
「縛り」なし大量擁立
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「決まりが期数制限のみ。ここに強く共感しました」。杉並区から出馬予定の小澄健士郎さん(47)はこう話す。税理士として今の税金の使い方に危機感を抱き、長期的な視野で財政をチェックしたいと考えていた。都知事選では石丸氏に投票せず「考え方に全面的に賛同しているわけではない」と言う。だが政党や支持団体のしがらみにとらわれず、自分の信念のみで行動できると感じて候補者公募に応じた。
同じように政治に興味があったものの機会がなかった人たちが続々と手を挙げ、1128人が応募した。
再生の道は最終選考に当たる面接の生配信など全50本の動画をユーチューブで公開し、ファン拡大を図った。総再生回数は4月末時点で585万8000回に達し、石丸氏は同月の候補者発表会見で、「快挙と言っていい」と手応えを口にした。チャンネル登録者数も11万人近くと野党第1党の立憲民主党の倍以上だ。
反響を背に、石丸氏は強気に出た。定数6の杉並区で3人、定数4の町田市で2人など、複数の選挙区で、都議会第1会派として君臨した期間が長い自民や、第1会派返り咲きを狙う都民ファーストの会を超える擁立に動いたのだ。
石丸氏は「当選ゼロでも問題ない。都民により良い選択肢を提示するというのが一番上にある目標。携わっていなかった方の足を政治の道に向けさせた。目的はもう既に十分に達成できたとすら感じる」と意図を説明した。
広がる裾野
一連の動きは、他の政治団体設立や、再生の道以外からの挑戦という思わぬ余波にもつながっている。
「政党に所属しない政治家として、立川市からこの東京を再生していきたい」
5月中旬の週末、JR立川駅前で声を張り上げていた矢田一久さん(34)も公募に応じた一人だ。IT会社を経営する2児の父で、都の財政や子育て支援に関心を持つ中で公募を知った。最終選考で不合格となったが、ボランティアとして動画配信でのアピール方法などを積極的に提案した。
しかし、合格した候補予定者は受け身に見え、「自分でチャレンジしてみたい」との気持ちが高まった。
同様に公募に漏れた仲間2人と政治団体「夢(ゆ)党」を設立し、連絡を取り合いながら挑戦すると決めた。「再生の道によって、元々政治に関心を持っていた人たちが選挙に出ることを現実的なことだと捉え、既存の政党の色に染まらない形で立候補を目指す動きになった」と感じる。
出馬辞退者も
ただ急ごしらえで大量擁立に動いた再生の道では弱みも垣間見える。
当初発表した候補予定者のうち、5人が家族や周囲の反対、交流サイト(SNS)で批判を受けたことなどを理由に辞退した。出馬予定の一人は「気持ちが分かる部分はある。(地域政党設立と候補者公募に)背中を押されたけれど、実際に動き始めてみると周囲の反対やSNS上の批判などがリアルになって、描いていた状況と違うと思ったのではないか」と推察する。
他党との掛け持ちも実現せず、東京維新の会に所属しながら公募に応じた多摩地区の町議の男性は、維新から離党勧告を受け離党した。
候補予定者の中には「もう少しサポートをもらえるのかと思っていた」とこぼす人も。「選挙のノウハウがなく、候補者同士で情報交換してはいるが、『個人商店』での活動になっているのが実態。初めての経験なので、このままで受かるか不安だ」と困惑を語る。
都知事選の「石丸現象」では、SNSでの交流に加えて数多くの街頭演説を重ねたことが奏功したとされる。石丸氏は今月6日、都議選候補者発表後初めて街頭に立った。【加藤昌平、遠藤龍、白川徹】
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
前回民主党が政権とった時もまず都議選で大勝してました。
立憲7%
国民民主10%
立憲大丈夫か?
都議選→参院選→衆院選
全部勝たないと政権交代無いぞ
民主党は全部勝って政権交代したぞ
立憲と国民が合併すれば一番良いのですが
老人に強い立憲
若者に強い国民
相互補完できる最強の組み合わせなのに…