
世界的ヒットを記録した「ゴースト ニューヨークの幻」(1990)の舞台を日本に移したアジア版。
デミ・ムーアとパトリック・スウェイジが演じた当たり役を、男女を入れ替え、松嶋菜々子と「宿命」のソン・スンホンが演じる。ウーピー・ゴールドバーグが演じた霊媒師役に樹木希林。
世界的なリバイバル・ヒットとなった主題歌「アンチェインド・メモリー」を平井堅が劇中で歌い、主題歌は「アイシテル」。
私、昨日、時間的に、実写版ヤマトを観るか、これを観るかという究極の選択を迫られ、こっちを観てしまったのですが。
踏んだ!
地雷踏んだ!!
人生最悪の三本のうちの一本でした。
ゴースト もういちど首絞めたい。。。今度こそ昇天させたい!といいたい!!
さあ、こっから怒りのネタバレ行くぞ!
若くして成功を収めた女実業家の星野七海(松嶋菜々子)は、ある夜、陶芸を学ぶために日本にやってきた韓国人青年ジュノ(ソン・スンホン)と出会う。またたく間に惹かれあった二人は、優しさの中で愛を育み、二人だけの結婚式を挙げる。
だがそんな幸せの絶頂で、七海はひったくり犯のバイクにはねられ、命を落としてしまう。まもなく七海の元へは天国からの迎えが訪れるが、自分の亡きがらを抱きしめて泣くジュノのそばを離れられず、ゴーストとして現世に留まることを選ぶ。。。
っていうんだけどさ。
二人が粘土をこねる、有名な名場面までが早いねん!
出会ってから二十分。趣きも何にもない。
でさ、二人が初めて仲良くなって、すぐに壺作るんですが、粘土のカタマリの状態からツボができあがるまで、ずっと男が松嶋菜々子の後ろから手を添えてるの!!
どんだけ長い間後ろから密着してるねん(笑)
やる気満々じゃねえか!
平井堅のアンチェインドメモリーがジャストタイミングで予想とおり流れ出した瞬間、私、周りの人には悪いと思ったんですが、笑ろてしまいました。
だいたい、二人の背景が全然描かれないんで、松嶋菜々子がなんで死にきれないのか説得力無し。
男がイケメンだから、せっかく結婚できたアラフォーが死にきれない!?としか思えない。
私、映画開始で死んだ松島に天から光が降り注いだ場面で、頼むからこのまま成仏してくれ!と切に神にお祈りしたのですが、聞き届けられず、松島復活!!
さあ、順不同で突っ込むぞ!!
松嶋菜々子が持っている手帳に経営する会社の経理パスワードが書いてあって、それを盗むためにひったくりにあって彼女死んじゃうんですが、最後に、松島、金を悪者に動かさないためにその手帳ないのにパスワード入力できるの!
そんなら手帳いらんやん!!
そもそもこの映画なりたたんやろ!!
おまけに、手帳に、「経理パスワード」ってわざわざ書いてあるの!
危ないやろ、そのセキュリティ!!
だいたい、松島、でかい会社経営してるのに、死んでも会社の従業員への思い入れは一切なし!
少しは心配してやれ!!
松島が彼氏の家に忍び込んだ悪者を追いかけてアジトまでいくんだけど、まだ、念力では何も動かせないのに、バイクで悪者が事務所に着くと、松島も追いついてる(笑)!
バイクの横を猛スピードで走ってる松島の姿が浮かんで爆笑を押さえるのが大変!
それともバイクの後部座席に乗って悪者にしがみついていたのか!?
それもあかんやろ(笑)
松島の親友で会社でのアシスタントが鈴木砂羽なんですが、松島が死んで、彼氏と話しているときにコーヒーわざと胸にこぼして、彼氏に拭かせて乳を揉ませて誘惑する!
鈴木砂羽、かなり肥えてて、松島と比べるとミッションがインポシブルなのがありあり!
そんな役を引き受けた鈴木に涙する、この映画唯一の泣ける場面。
松島が樹木希林の身体を借りて彼氏とキスするんだけど、さっき宮川大輔でも拒否して突き倒した樹木希林とのキスを彼氏快諾!!
わし、画面の松島が樹木希林に見えて、平井堅二度目のアンチェインドメモリーでまた爆笑。
悪者が最後に彼氏を殺そうとするんですが、彼氏の部屋で暗殺しようとしてたのに、商店街までナイフもって追いかけて、衆人環視の中で彼氏の太もも刺しちゃうの!
松島が彼氏を助けるために修行した念力で商店の電灯を破壊するって場面が撮りたいゆえの無理矢理な展開なんだけど、急にフォロー不可能なおおっぴら犯罪にしてんじゃねえ!!
最後に平井堅のアイシテルが流れ終わり、場内明るくなると、熟年カップルばっかり。
一人だけ、若い女性が涙してましたが、ブタクサの花粉症かもしれません。。。
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ブタクサかあ,そうかあ。
韓流ファンは花粉症だったのかあ。。。
でも,ソン・スンホンは最近顔だけ好き。
つうか,いきなり映画館に行って,その時間にやってる映画をみるっつう見方をrayすぁんはいつもやっとるんすか?
ああ,少女に戻ったみたいに,なんでも笑えるなあ。楽し。
前回の四月の雪は、ヨン様の胸筋だけが見所という、涙チョチョ切れのワースト映画でした(涙)
頼むで、ロビン・フッド!
先生のつっこみマジで笑えました☆
久しぶりにブログで笑いました
たまたまなんかで見たらあんまり面白くなくていつ面白くなるのか待ってたら終わった。
この間BSで久々に風邪と共に去りぬを見ましたが,初めて見たときとは全く違う感想を持ちました。映画って不思議ですねえ。
でも四月の雪は何度見ても面白くないだろうな。
私がrayさん的映画観賞をしたのでもっとも面白くなかった映画は「タービュランス」ちゅう映画です。そんな映画知りもしないでしょ?知らんでいいと思います。
オリジナルがデミ・ムーアでリメイクが松嶋菜々子なら見ないわな。
rayさん、ネタバレツッコミの映画評は楽しいでしょ。映画評はこうでないと。
我が「空気人形」もツッコミ所満載で、ドゥナさん主演でなかったら、私が怒涛のツッコミをカマしてたでしょう。WOWWOWで17日0:00~で放映されますし、DVDも出とるんやから、そろそろ観なはれや~。
デミ・ムーアのゴースト、駄作ですか。。。
私も、かの有名な陶芸のシーンは、RAYさんじゃないけど、「なんやねんこれ!」と突っ込みたくなりました~。
世間では、評判がいいので、なかなか、駄作とまで言い切る勇気が無かったんですが。。。
駄作、もしくは自分の感性とは違う映画は、とことん、真面目に突っ込みを入れながら、笑うしかないですよね~。そうじゃないと、映画に投資したお金と時間が無駄になってしまうう。。
私もかつて、フランス映画界の巨匠と呼ばれる方が晩年に作った作品を見ましたが、ものすご~く、突っ込みどころのある映画でした。途中から肩を震わせながら、笑ってしまいました。もう笑うしかなかったんですよね。
この映画から巨匠の暴走は、回りは誰も止められなかったんだなあああ。と、映画界事情が推察されました。ちなみに、巨匠の名も、映画のタイトルも忘れました。2度とは見ないと思ったので。
RAYさんも、駄作を見たお陰で、こんな、面白~イブログが書けたので駄作に感謝ってとこですか。
大和実写版よりよかったんじゃないですかね~。結果的に。
ゴースト
やまけんさん、覚悟はしていたんですが、えいがはじまって五分で、このブログのネタにすることだけを念じて、むしろ必死で観ました(笑)
なべぴ・・・四月の雪・・・なんやトロトロトロトロした話じゃけん。。。死にそうだった。
イエティと観たんだけど選りに選ってダブル不倫の話じゃろう?
感想戦もしにくいし(笑)
スクウォッター師も以前に書いておられた気がしますが、死んだ男が恋人を見守る話なら、スピルバーグ監督、リチャード・ドレイファスとホリー・ハンター主演、オードリー・ヘップバーン共演の「オールウェイズ」のほうが数段いいもんね。
はてなさん、なべぴさんと同一人物かと思っていたら違ってたんですか!?(笑)
フランス映画なんて観ているところをみると確かに別人です(笑)
でも、ゴーストのときのデミー・ムーアの可愛さはもう最高でした!!
オールウェイズより底が浅くても華があるんですね、ヒット作って。
ブログネタにするために、ヤマトにも発進!するかな。
元々、幽霊や生れ変りやヨミガエリやノリウツリがあまりに安直に使われ過ぎてる感を持ってまして、「オールウェイズ」もほめた覚えはないんですが。
思いを残して死んだ人がこんなに簡単に出てくるなら、もっと出て来なければならない人達がいっぱいいるだろが、と思ってしまうオッサンです。
まあ、ダ●チワイフが心を持つというのも、かなりなモンなんですがね。
。。。ま、名作じゃないけど。
霊魂もの、あの世ものも、映画ならいいんじゃないですか。
天国から来たチャンピオンとか。
クリスマス・キャロルも全作は否定できまい??
テレビで本当にあるかのごとき番組が多数なのは噴飯ものですが。