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ポツダム宣言をなぜ安倍首相は読んでおくべきなのか。大事件をテレ朝以外のテレビ局は報道しなかった。

2015年05月22日 | 安倍自民党の危険性

 

 これだけ重要な事件を、NHK、フジテレビ、日本テレビ、TBS系のニュース番組では報道しなかったそうです。

 2015年5月20日、国会での党首討論で、日本共産党の志位和夫委員長は代表質問の中で

「戦後の日本が、米国などの発したポツダム宣言を受諾したことで始まった」

とし、そのうえで、同宣言が日本の戦争を「世界征服」「侵略」と定義していることを挙げ、

「ポツダム宣言にある、この認識をお認めにならないんですか?」

と、安倍首相の歴史認識を厳しく追及しました。

 すると、安倍首相は

「私は、まだその部分をつまびらやかに読んでおりませんので、承知はしておりませんが、今ここでただちに論評をすることは差し控えたいと思います」

とポツダム宣言を読んでいないことを白状したのです!

 



 ところが、この日、NHKでは「首都圏ネットワーク」から「NEWS WEB」に至るまで、安倍首相の代表質問での発言からこの部分をカットして一切報じていません。

 なお、深夜11時半からの「NEWS WEB」の「つぶやきビックデータ」コーナーでは、「安倍首相」に次いで「ポツダム宣言」が、Twitterで多くつぶやかれた言葉として紹介されましたが、番組で特に解説することはありませんでした。

 それどころか、NHKのみならず、日本テレビ、TBS、フジテレビでも同様の措置を取り、ニュース番組内で「ポツダム騒動」を報じたものはありませんでした。

 辛うじてテレビ朝日の「報道ステーション」のみ、「ポツダム騒動」を取り上げた上、安倍首相の発言をテロップで表示して、詳しく伝えましたが、ここでも古館伊知郎のコメントはありませんでした。

 志位委員長はわずか7分!しかない代表質問の持ち時間でよく安倍首相を追い詰めたと思うんですが、テレビ局がほとんど報道しないのではやりがいもないでしょう。

 安倍政権による特にテレビ局への圧力と、マスコミの大政翼賛会的状況が言われて久しいわけですが、NHKの国会中継のダイジェストの仕方、編集のありかたは酷いものです。また民放も全く信用できないことがわかります。

安倍首相 TBS番組への注文・テレビ局への「公正報道」通達は「言論の自由だ」と報道の自由は一顧だにせず。

テレビ朝日とNHKは報道機関である以上、自民党の事情聴取には応じるべきでない。他のマスコミは援護を!

「イスラム国」ツイート削除事件では、当ブログは激しく批判しましたが、今回はさすがです。

「イスラム国」池内ツイート削除事件 志位共産党委員長まで乗せられた挙国一致と大政翼賛会化

 

 

 こんな短い宣言を「詳らかに」読んでいないということは、この人のことだから一文字も読んでいない。

安倍首相 自衛隊は「自分を守る利己的な軍隊だとの印象がある」から国防軍に!のトンデモ国語 追伸あり!

 

 

 では、なぜ安倍首相がポツダム宣言を読んでいないことが報道すべき「事件」なのか。

 我々一般国民は名前だけ知っていて読んでいなくても、知らなくても恥ではないと思うのですが、内閣総理大臣だけは、特に安倍首相だけは読んでいないとおかしいのがこのポツダム宣言だからです。

 ポツダム宣言とは、1945年7月 26日にベルリン郊外のポツダムで発表された日本の戦争終結条件を示したアメリカ、イギリス、中国3ヵ国首脳の宣言です。

 これはポツダム会談の結果、アメリカ、イギリス両国の合意ができ、それに同会談に参加しなかった中国も同意して発表されたものです。ちなみに同会談参加のソ連はまだ日本と中立関係にあったためにこの宣言には加わりませんでした。

 大日本帝国はこのポツダム宣言を同年8月14日に全面的に受諾しました。これが日本の無条件降伏と言われるものです。そして、翌8月15日に「玉音放送」として知られるラジオによる昭和天皇の声明で、日本が降伏したことが国民に知らされました。

 日本はすべての占領地を奪われ、3月の東京大空襲や3~6月の沖縄戦でも壊滅的な打撃を受けていました。それなのにこのポツダム宣言を三週間も受け入れなかったため、あの8月6日・9日の広島・長崎への原爆投下や、8月9日からのソ連の対日参戦・侵攻を招いてしまったのです。

左からチャーチル英首相、トルーマン米大統領、スターリンソ連共産党書記長。

 

 

 ところが、安倍首相は自民党幹事長代理だった当時、月刊誌「諸君」2005年7月号の対談で、

「ポツダム宣言というのは、アメリカが原子爆弾を2発も落として日本に大変な惨状を与えたあと、『どうだ』とばかり叩き付けたものです。そんなものをもちだし、あたかも自分自身が戦勝国であるかのような態度で、日本の総理を責めあげる」

と語っており、ポツダム宣言が原爆投下より先にあって、それを受諾しないから原爆を投下されたのだという時系列や前後関係がまるでわかっていないことを吐露していました。

 そして、それから10年経った今でもまだポツダム宣言のことを良く知らないことをはからずも白状させられたということです。

改憲のための「主権回復の日」 問題だらけのサンフランシスコ講和条約 日本はアメリカに従属したまま・・・

東京湾上の戦艦ミズーリ号上にて降伏文書に署名する重光葵・大日本帝国全権。ポツダム宣言は歪められた。

 


 知性的にはそれほど多くのものを望んではいけないということで知られている安倍首相ですが、このポツダム宣言だけは知っておかないとおかしいのです。

 なぜなら、彼は第一次安倍内閣で総理大臣になって以来、現在に至るまで

「戦後レジーム(政治体制)からの脱却」

が必要だとして、ポツダム宣言以降築き上げられた戦後日本の民主主義を否定し、改憲を主張しているからです。

 つまり、彼は自分が否定しているポツダム宣言を知らないで否定していたことが明らかになったわけで、保守・右翼の方々もびっくりなわけです。

戦前の日本を取り戻すということ。

 

 

 安倍首相は第一次政権でまず教育基本法を改正して、教育の目的を「国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた国民の育成」(新教育基本法1条)としました。つまり国を支えるのに相応しい国民の育成を教育の目的とし、国家のための教育としました。その結果、国を愛する態度が教育の目標として掲げられました(2条)。

 第二次安倍政権では、戦争のためにお国のために死んだ英霊を祀るとして大日本帝国の戦争を可能にした靖国神社を参拝しました。

 さらに、集団的自衛権の行使を中核とする戦争法制、特定秘密保護法や武器輸出三原則の撤廃で、平和日本を支えた憲法前文と9条を踏みにじっています。

 そして何よりも、自民党改憲草案で個人よりも国家の価値を大切にすることを国民に押しつけようとしています。

 これが安倍首相の言う戦後レジームからの脱却の意味であり、その集大成が「戦争ができる国」にするための戦争法案と来年にも予定されている憲法「改正」なのです。

 

志位委員長にやりこめられて大恥をかき、目もうつろな安倍首相。

 

 

 日本はポツダム宣言を受諾したから、連合国からの攻撃を止めることができたのです。そうでなければ戦争はまだまだ続きました。

 ポツダム宣言を否定すれば、いまだに国連憲章にある敵国条項の削除などできるわけがありません。まして、安倍首相が狙っている国連の常任理事国入りなど夢のまた夢です。

 日本が国際社会に受け入れられたのは、ポツダム宣言を全面的に受諾したからなのです。

 にもかかわらず、安倍首相を擁護しようとして、自民党の改憲草案を作った磯崎陽輔首相補佐官が

「一字一句正しいことが書いているかどうかは私はどうかと思う」

「少し精査してみないと何とも言えないのではないか」

と、日本の立場を失いかねない発言をテレビでしています。

 今回のポツダム宣言事件は安倍首相の知性や知識不足を明らかにしたことよりも、彼らの進める戦後レジームからの脱却がいかに根拠が薄く、それだけに危険かを象徴する出来事だったと言えるでしょう。

 それにしても、ポツダム宣言をつまびらかには知らないと白状してでも、アジア太平洋戦争を侵略とは言いたくない安倍首相の歴史修正主義はほんとうに凄まじい。

 
 

他の党は質問時間を共産党に上げた方がよほど国民のためになる。

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注 

敵国条項 

1945年に創設された国連の英語名は「ユナイテッド・ネイションズ(UN)」。

日本語訳は国際連合だが、英訳では「連合国」、つまり第2次世界大戦で、日本やドイツなどの「枢軸国」と戦った国々のこと。

国連憲章にはいまでも「敵国条項」が残る。

ある国を攻撃する場合は必ず国連安保理の承認が必要なのだが、旧枢軸国に再侵略の企てがある場合は先制攻撃が可能で、国連安保理の承認は不要という規定。


ポツダム宣言

英語で書かれた原文。外務省による日本語訳

現代語訳

1 我々、アメリカ合衆国大統領、中華民国主席とイギリス首相は、我々の数億の国民を代表して協議した結果、この戦争終結の機会を日本に与えることで意見が一致した。

2 アメリカ、イギリス、そして中国の陸海空軍は、何度も陸軍、航空編隊の増強を受けて巨大になっており、日本に対して最後の一撃を加える体制が整っている。この軍事力は、日本が抵抗をやめるまで同盟国によって維持できるものだ。

3 世界中の自由な人々は立ち上がった。それに対してドイツが採った無益かつ無意味な抵抗の結果は、日本の人々に対しても極めて明快な例として示されている。現在日本に向かって集中しつつある力は、ナチスの抵抗に対して用いられた力―全ドイツ民の生活、産業、国土を荒廃させるのに必要だった力―に比べると、測り知れないほど大きいものだ。決意をもって、我々の軍事力全てを投入すれば、日本軍は壊滅し、また、日本の国土は焦土と化すだろう。

4 日本が決断する時は来ている。知力を欠いた身勝手な軍国主義者によって制御され続け、滅亡の淵に至るのか。それとも、理性の道を選ぶのか。

5 我々の条件は以下の通り。条件からの逸脱はないものとする。代替条件はない。遅延も一切認めない。

6 日本の人々をだまし、間違った方向に導き、世界征服に誘った影響勢力や権威・権力は、排除されなければならない。無責任な軍国主義が世界からなくなるまでは、平和、安全、正義の新秩序は実現不可能である。

7 そのような新秩序が確立されるまで、また日本の戦争遂行能力が壊滅したと明確に証明できるまで、連合国軍が指定する日本領土内の諸地点は、連合国軍がこれを占領するものとする。基本的目的の達成を担保するためである。

8 カイロ宣言の条項は履行されるべきものとし、また、日本の主権は本州、北海道、九州、四国及びわれわれの決定する周辺小諸島に限定するものとする。

9 日本の軍隊は、完全に武装解除されてから帰還を許し、平和で生産的な生活を営む機会を与えることとする。

10 我々は、日本を人種差別し、奴隷化するつもりもなければ国を絶滅させるつもりもない。しかし、われわれの捕虜を虐待した者を含めて、全ての戦争犯罪人に対しては厳重なる処罰を行うものとする。日本政府は、日本の人々の間に民主主義的風潮を強化しあるいは復活するにあたって、障害となるものは排除する。言論、宗教、思想の自由及び基本的人権の尊重が確立されなければならない。

11 日本は産業の維持を許される。そして経済を持続し、正当な戦争賠償の取り立てに充当する。しかし、戦争を目的とする軍備拡張のためのものではない。この目的のため、原材料の入手はこれを許される。ただし、入手と支配とは区別する。世界貿易取引関係への日本の事実上の参加を許すものとする。

12 連合国占領軍は、その目的達成後そして日本人民の自由なる意志に従って、平和的傾向を帯び、かつ責任ある政府が樹立される限りにおいて、直ちに日本より撤退するものとする。

13 我々は日本政府に対し日本軍の無条件降伏の宣言を要求する。かつ、誠意を持って実行されるよう、適切かつ十二分な保証を求める。もし拒否すれば、日本は即座にかつ徹底して撃滅される。
 

 

2015年5月21日(木) しんぶん赤旗

日本の戦争を「間違った戦争」とさえ言えぬ首相

戦争法案を提出する資格なし

党首討論 志位委員長の発言

 日本共産党の志位和夫委員長が20日に行った安倍晋三首相との党首討論は次のとおりです。


志位 過去の日本の戦争は「間違った戦争」との認識はあるか

首相 (答弁できず)

写真

(写真)党首討論に立つ志位和夫委員長=20日、衆院第1委員室

 志位 今年は、戦後70年です。この節目の年にあたって、日本が、そして総理自身が、どういう基本姿勢をとるかは、たいへん重大な問題であります。

 戦後50年の「村山談話」では、「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩ん(だ)」と述べ、過去の日本の戦争に対して「間違った戦争」という認識を明らかにしております。

 総理に端的にうかがいます。過去の日本の戦争は「間違った戦争」という認識はありますか。

 ことは日本自身が行った戦争の善悪の判断の問題です。歴史の研究の話ではありません。日本の平和と安全に責任を持つ政治家ならば、当然判断しなければならない問題です。「間違った戦争」という認識はありますか。端的にお答えください。

 首相 今年は、戦後70年の節目の年であります。70年前、戦争は終結をしました。しかし、さきの大戦において、多くの日本人の命は失われたわけであります。同時に、アジアの多くの人々が戦争の惨禍に苦しんだ。日本はその後の歩みのなかで、まさに塗炭の苦しみを味わったといってもいいと思います。

 戦争の惨禍を二度と繰り返してはならない。われわれはこの不戦の誓いを心に刻み、戦後70年間、平和国家としての歩みを進めてきたわけであり、その思いにまったく変わりはないわけでございます。そして、だからこそ、地域や世界の繁栄や平和に貢献をしなければならないと、こう決意をしているわけでございます。

 当然、また、「村山談話」、あるいは「小泉談話」、節目節目に出されているこの政府の談話を、私たちは全体として受け継いでいくと、再三再四申し上げてきたとおりでございます。(議場がざわめく)

 志位 私が聞いているのは、何も難しい問題じゃないんです。過去の日本の戦争が、「間違った戦争」か、「正しい戦争」か、その善悪の判断を聞いたんですが、まったくお答えがありませんでした。

志位 「ポツダム宣言」の認識を認めないのか

首相 つまびらかに読んでいないので論評は差し控えたい

写真

(写真)答弁する安倍晋三首相=20日、衆院第1委員室

 志位 この問題は、すでに70年前に歴史が決着をつけております。

 戦後の日本は、1945年8月、「ポツダム宣言」を受諾して始まりました。「ポツダム宣言」では、日本の戦争についての認識を二つの項目で明らかにしております。

 一つは、第6項で、「日本国国民ヲ欺瞞(ぎまん)シ之ヲシテ世界征服ノ挙(きょ)ニ出ヅルノ過誤」を犯した勢力を永久に取り除くと述べております。日本の戦争について、「世界征服」のための戦争だったと、明瞭に判定しております。日本がドイツと組んで、アジアとヨーロッパで「世界征服」の戦争に乗り出したことへの厳しい批判であります。

 いま一つ、「ポツダム宣言」は第8項で、「『カイロ』宣言ノ条項ハ履行(りこう)セラルベク」と述べています。

 「カイロ宣言」とは、1943年、米英中3国によって発せられた対日戦争の目的を述べた宣言でありますが、そこでは「三大同盟国は、日本国の侵略を制止し罰するため、今次の戦争を行っている」と、日本の戦争について「侵略」と明瞭に規定するとともに、日本が「暴力と強欲」によって奪った地域の返還を求めています。

 こうして「ポツダム宣言」は、日本の戦争について、第6項と第8項の二つの項で、「間違った戦争」だという認識を明確に示しております。

 総理におたずねします。総理は、「ポツダム宣言」のこの認識をお認めにならないのですか。端的にお答えください。

 首相 この「ポツダム宣言」をですね、われわれは受諾をし、そして敗戦となったわけでございます。そしていま、えー、私もつまびらかに承知をしているわけでございませんが、「ポツダム宣言」のなかにあった連合国側の理解、たとえば日本が世界征服をたくらんでいたということ等も、いまご紹介になられました。

 私はまだ、その部分をつまびらかに読んでおりませんので、承知はしておりませんから(議場がざわめく)、いまここで直ちにそれに対して論評することは差し控えたいと思いますが、いずれにせよですね、いずれにせよ、まさにさきの大戦の痛切な反省によって今日の歩みがあるわけでありまして、われわれはそのことは忘れてはならないと、このように思っております。

 志位 私が聞いたのは、「ポツダム宣言」の認識を認めるのか、認めないのかです。はっきりお答えください。

 首相 いま申し上げましたようにですね、まさに「ポツダム宣言」を私たちは受け入れて、これがまさに戦争を終結させる道であったということであります。この、われわれは受け入れることによって、終戦を迎え、そして、まさに日本は平和国家としての道をその後、歩き始めることになったということではないかと思います。

志位 日本の戦争の善悪の区別さえつかぬ首相に、米国の戦争の善悪の判断ができるわけがない

 志位 私は、「ポツダム宣言」が認定している「間違った戦争」という認識を認めないのかと聞いたんですが、認めるとおっしゃらない。これは非常に重大な発言であります。

 戦後の国際秩序というのは、日独伊3国の戦争は侵略戦争だったという判定の上に成り立っております。ところが総理はですね、「侵略戦争」はおろか、「間違った戦争」だともお認めにならない。

 総理がいま進めようとしている集団的自衛権の行使とは、日本に対する武力攻撃がなくても、アメリカが世界のどこであれ、戦争に乗り出したさいに、その戦争に自衛隊を参戦させるというものであります。しかし、米国の戦争の善悪の判断が、総理にできますか。日本が過去にやった自らの戦争の善悪の判断もできない総理に、米国の戦争の善悪の判断が、できるわけないじゃないですか。(「そうだ」の声)

 戦争の善悪の判断ができない、善悪の区別がつかない、そういう総理が、日本を「海外で戦争する国」につくり変える戦争法案を出す資格はありません。撤回を強く求めて終わります。(大きな拍手)

ポツダム宣言から

 六、吾等ハ無責任ナル軍国主義カ世界ヨリ駆逐セラルルニ至ル迄ハ平和、安全及正義ノ新秩序カ生シ得サルコトヲ主張スルモノナルヲ以テ日本国国民ヲ欺瞞(ぎまん)シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス

 八、「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ

「カイロ宣言」(1943年12月1日)から

 「三大同盟国ハ日本国ノ侵略ヲ制止シ且(かつ)之ヲ罰スル為(ため)今次ノ戦争ヲ為(な)シツツアルモノナリ右同盟国ハ自国ノ為ニ何等ノ利得ヲモ欲求スルモノニ非ス(あらず)又領土拡張ノ何等ノ念ヲモ有スルモノニ非ス」

 「日本国ハ又暴力及貪慾(どんよく)ニ依リ日本国ノ略取シタル他ノ一切ノ地域ヨリ駆逐(くちく)セラルヘシ」

 

 

ポツダム宣言「本当に読んでないようだ」 共産党・志位和夫委員長が皮肉

投稿日: 2015年05月22日 10時57分 JST 更新: 2015年05月22日 10時57分 JST
 
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ポツダム宣言「本当に読んでないようだ」 志位氏が皮肉

「事実誤認がある。本当に読んでいなかったことがうかがえる」。共産党の志位和夫委員長は21日の記者会見で、安倍晋三首相が20日の党首討論の際、第2次世界大戦で米・英・中の三国が日本に降伏を勧告したポツダム宣言を「つまびらかに読んでいない」と答弁したことについて、こんな皮肉を飛ばした。

志位氏は、自民党幹事長代理だった首相が月刊誌「Voice」2005年7月号の対談で、「ポツダム宣言というのは、米国が原子爆弾を二発も落として日本に大変な惨状を与えた後、『どうだ』とばかり(に)たたきつけたものだ」と語っていたと指摘。だが、宣言は1945年7月26日に米英中の名で発表され、同8月6日と9日の原爆投下後、日本が同14日に受諾を決定した。志位氏は「(宣言は)二つ原爆が落ちた後に『たたきつけられた』ものではない。事実誤認がある」と述べた。

20日の党首討論では、志位氏がポツダム宣言について「日本の戦争について世界征服のための戦争であったと明瞭に判定している。総理はこのポツダム宣言の認識を認めないのか」と質問。首相は直接答えず、「その部分をつまびらかに読んでいないので、直ちに論評することは差し控えたい。先の大戦の痛切な反省によって今日の歩みがある」と述べていた。

(朝日新聞デジタル 2015年5月22日08時36分)

 

 

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知識の欠如をあらわにした安倍晋三の「歴史認識」

 平沢勝栄という、警察官僚出身の自民党衆議院議員がいる。現在は党の総務副会長という要職にあるが、この議員にまつわる逸話で最も知られているのは東大法学部の学生時代、安倍晋三首相の家庭教師をしていたという経歴かもしれない。本人によれば当時、よく首相を「定規でたたいた」とかで、「私が教えなかったら成蹊大学も受からなかった」というから、頭の出来がよほど悪かったのだろう。

 首相本人は、祖父の岸信介元首相の「DNA」を口にすることがあるようだが、東大の歴史に残る秀才と呼ばれた祖父と比較するべくもないのは間違いなさそうだ。しかも後援会向けパンフレットなどに「南カリフォルニア大学(USC)政治学科2年間留学」と記していながら、同大によると在学していたのは1年だけで、学士の資格も取っていなかった。学歴詐称まがいだが、永田町界隈では「留学といいながら遊びほう

けていた」というのが定説になっている。

 無論、学歴や学力が即リーダーの条件ではない。だが、「頭の出来の悪さ」はその条件から真っ先に排除されるべき項目であるのも事実だ。昨年は一部週刊誌が首相の施政方針演説の原稿に、小中学生並みの漢字にわざわざ平仮名が振られた写真をスクープしたが、実際に雑誌などでの対談では勇ましい発言をする割には、首を傾げる内容も少なくない。

 もう廃刊になった『諸君!』(2005年7月号)という雑誌での対談では、当時の国会での「靖国参拝は、日本が軍国主義化に向かう象徴であり、ポツダム宣言に反する」という野党議員の質問が気に入らなかったらしく、次のように述べている。

 「ポツダム宣言というのは、アメリカが原子爆弾を2発も落として日本に大変な惨状を与えたあと、『どうだ』とばかり叩き付けたものです。そんなものをもちだし、あたかも自分自身が戦勝国であるかのような態度で、日本の総理を責めあげる」

 政治家なら、せめて日本の敗戦過程の初歩的知識ぐらいあってしかるべきだ。広島原爆投下は1945年の8月6日で、長崎は9日だ。ポツダム宣言が提示されたのは7月26日だから、順がまるで逆である。

 それでも、この程度ならまだ「勘違い」で済まされる余地がないでもないが、こと関係が微妙となっている近隣諸国についての歴史について疎いと、事は深刻度を増す。同じ対談で、次のような発言がある。

 「日本が戦った相手は現在の共産党政府ではなく、国民党政府なのですが、そうした事実を抑え込み、栄光の歴史をつくりあげる。そのうえにおいては、より日本軍が残虐であったと示すほうがいい。それが、『反日教育』につながったのではないか」

 これも、日中戦争の初歩的知識が欠落しているのを示している。現在の中国人民解放軍の前身である八路軍(国民革命軍第八路軍)という名称ぐらい知らないのだろうか。防衛省防衛研究所戦史室編の『支那事変陸軍作戦』シリーズでも目を通すべきだ。北支(中国北部)で帝国陸軍が八路軍のゲリラ戦術に悩まされていた事実がよく理解できる。

従軍慰安婦は「連行」より「強制」が問題 

 例の従軍「慰安婦」問題にしても、以前から「(慰安婦への)強制性、狭義の意味での強制性があったかなかったかということは重要ではないか」、「今に至っても、この狭義の強制性については事実を裏付けるものは出てきていなかった」(06年10月5日の衆議院予算委員会)といった類いの発言を繰り返してきた。第一次安倍内閣時代の07年には、「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかった」という閣議決定までしている。

 だが、この問題の核心は「連行」における強制の有無ではない。彼女たちの大半はウソや甘言でだまされたり、人身売買に近い状態で海外の「慰安所」に送られているが、そこで帰国はおろか外出の自由すら与えられずに、拒否したら暴力を振るわれるなど性行為を文字通り「強制」されたという事実が重要なのだ。しかも、「強制連行」を示す「資料」もある。

 典型的なのは、1944年にインドネシア・ジャワのアンバラワとスマランにあった五つの収容所からオランダ人女性と混血女性約35人が慰安所に連行され、慰安婦にされた事件の公判記録(注=48年に設置されたバタビヤでの臨時軍法会議録。軍人ら13

人が裁かれた)だ。これで「見当たらなかった」とは、よほど政府が怠慢であるのか。

 こうした歴史の知識の欠如、あるいは無知を示す例は他にも事欠かないが、これでは隣国との関係もおかしくなろう。しかもこのような首相の資質は、昨年末の靖国神社参拝後をピークにして、過去に例がなかったような日本の首相への海外メディアの批判殺到という事態を招いたことと関連している。

「戦後レジーム」をめぐる思考破綻 

 いくら安倍首相や取り巻きの言論人らが参拝を正当化しようが、現在の日本が交易を通じて享受している国際社会の秩序は旧連合軍の戦後処理が前提になっている。そうである以上、中国や韓国ならずとも、31年の満州事変以降、他国への拡張主義的行動を続け、最後は自爆的な対米英蘭豪戦争へと進んだ責任者を「英霊」とあがめる施設に首相が訪れるというのは、海外からは「自滅的な行動」(『エコノミスト』誌2014

年1月18日号)と受け止められ、「欧米の同盟諸国をとことん気まずくさせる(『フィナンシャル・タイムズ』紙13年8月12日)のだ。

 この秩序も気に食わないというならもはや子供じみているが、ポツダム宣言を「そんなもの」呼ばわりするのもそのためかもしれない。しかも、次のような発言もある。

 「日本はサンフランシスコ講和条 約によって独立を果たしますが、その独立を国民的に祝うことをしていないのです。......戦後レジームの中で昭和20年8月15日以前の日本の歴史は様々なかたちで否定されてきました。それは日本人としてのアイデンティティーと誇りを打ち砕いています」(『正論』10年4月号)

 「サンフランシスコ講和条約によって独立」できたのは、戦前の軍国主義の「歴史」に「日本人としてのアイデンティティーと誇り」を見いだすような価値観を捨てたからだ。それ以後の「戦後レジーム」とやらが嫌なら、なぜ「独立」して当の「戦後レジーム」が始まった1952年4月28日を記念し、昨年の同日に「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」を挙行したのか。

 思考の破綻としか形容できないが、これも「頭の出来の悪さ」ゆえなのか。しかもこれほど「歴史」を語りながら、国会では「歴史はあくまでも歴史家に任せるべき」などと発言している。一国の首相は経済政策を経済学者に「任せ」られないのと同様、歴史の認識も自身の職責に関わる。それすら分からないなら、最初から何も言わない方がいいだろう。

2014年5月13日 00:00 | 政治

 

 

2015年5月22日(金) しんぶん赤旗

「一字一句正しいのか」と、首相補佐官がポツダム宣言“否定”

共産党の山下書記局長が批判

 礒崎陽輔首相補佐官(自民党参院議員)は20日放送のBS番組で、日本が受諾し戦後日本の始まりとなったポツダム宣言(1945年7月26日)について、「一字一句正しいことが書いているかどうかは私はどうかと思う」「少し精査してみないと何とも言えないのではないか」と述べ、宣言を否定するような立場を示しました。

 20日の党首討論で、日本共産党の志位和夫委員長に対し安倍晋三首相は、日本の過去の戦争を「世界征服」「侵略」と規定した「ポツダム宣言」について「私はまだつまびらかに読んでいない。論評は差し控えたい」と答え、戦後政治の原点の否定ともなる立場を示しました。礒崎氏の発言は、この首相答弁を受けたもの。

 同番組で討論した日本共産党の山下芳生書記局長は首相発言について、「読んでいないとなると、首相どころか政治家として務まるのか。ましてや、『戦後70年談話』を出す資格があるのかと言わざるを得ない」と批判しました。

 ところが、礒崎氏は「ポツダム宣言を(日本が)全体として受諾しているのは明確な事実だ」としつつ、同宣言について「戦争していた相手の国が、その時はお互いに悪く言っていた」と居直りました。山下氏は、礒崎氏の発言に対し「一字一句とか細かい問題ではない。日本の行った戦争が間違った戦争かどうか、戦争の善悪(の問題)だ」と批判しました。

 

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Unknown (トキヨウ)
2015-05-22 23:15:40
はっきりいって、頭よくないですからね、安倍クンて。
そもそもこの方の出身大学ってどうなの?って話。いや別にその大学のレベルがどうとか学歴それ自体どうとか学歴差別したいわけじゃなくてね、そうじゃなくて、この方って誰もが羨む秀才教育受けてきたわけで、にも拘らずそれでその大学っていうのはなんというか、ちと根本的に頭働かせること自体苦手なんだろうな、と思いますね。言ってることも支離滅裂だし、、
ですから、ポツダム宣言なんて読んでなくてもこの人ならあまり驚かないですね。憲法改正が口癖なのに芦部本すら読んでないって前科もありますから。ただ、頭よくないのって、本人だけのせいじゃないですから、少し気の毒な気もしますが。ま、そんなのをカシラに戴いてる国民が一番気の毒なんですけどね
おっと (トキヨウ)
2015-05-23 00:26:42
「英才」だね。失礼
反知性主義に屈服した「御用マスコミ」 (洲蛇亜林)
2015-05-23 00:53:43
安倍総理の潜在的な知性はかなり高いと思うのですけどね。

しかしこのような知性の低さに居直り続けていられるのは、現代日本を覆う反知性主義の風潮に甘やかれた結果だと思います。
知らないこと自体は恥ではない。知らないこと分からないことがあれば知ろうとすればいい。
しかし、知ろうとすることを放棄して現在の状態に居直ってしまう。
そこにあるのは自己正当化の感情を最優先させる態度です。
歴史「修正」主義が台頭しているのもそんな反知性主義の現れだと思います。

今やマスコミは反知性主義の政権とも言える安倍政権の言論抑圧に屈して黙る道を選んだようです。
強いものにはへつらいか黙るというのは儚い個人の処世術であって責められませんが、マスメディアこそはそういう立場の弱い庶民に代わって物言う存在でないといけないと思うのですが「御用マスコミ」の道まっしぐらですね。
いつものアレ (ゴメンテイター)
2015-05-23 01:25:21
そろそろ出てこないですかね。いつものアレ。問題発言を指摘されたら必ず出てくるアレ。
「真意が伝わっていない。誤解を与えたなら取り消します。」
安倍クンの場合、どこを取り消すか。正直なら「つまびらかに」の部分。しかし、これを取り消すと大問題になってしまいますから、多分全て。もちろん、どの部分を取り消すかなんて、「私にもわからない。」ということになるでしょう。
Unknown (Unknown)
2015-05-23 07:28:28
頭のいい人がリーダーになれば問題は起こらないと断定するのは如何なものか?日本が第二次世界大戦に突入したのは時の秀才と言われている人が多く関与していたのではないですか?仮に秀才が間違いないなら政治家は全て東大卒で成績優秀な人しかなれないようにすればいいではないですか。志位さんのように。
祝!ランキング一位! (時々拝見)
2015-05-23 10:59:05
本日もブログランク両方一位おめでとうございます。

大阪の徒労構想も否決され、
ワタミも社長のせいで、ブラック企業と認識され、
…きっと、貴ブログも貢献されていると思います。
みなさん、コメントありがとうございます! (raymiyatake)
2015-05-23 12:21:58
時々拝見さん、ランキングクリックありがとうございます。
でも今日明日には一位から陥落予定です。うちのブログではアクセス数では勝てても、あれらの右翼ブログのクリック率にかないません。

ワタミの記事の反響は凄かったですね。あのころは正面切って批判する人が少なかったみたいで、累積何十万回読まれたことか。
ちょっとは社会貢献できたと思います。
Unknown (Unknown)
2015-05-23 12:51:08
頭のいい人がリーダーになれば問題は起こらないと断定するのは如何なものか?

って………誰も断定してねーし。

でも頭の悪さって許容限度はあるよね。安倍みたいにその限度越えちゃうとその起こりうる問題も相当次元が違ってくると思うけどね笑
実際そうなってるし。

にしても、よくネトウヨがネット上で、安倍ちゃん賢い!とか持ち上げてるのを見るとなんだか痛々しい。必死のフォローが伝わってきてね
Unknown (まりお)
2015-05-23 14:34:05
頭がいい人(何をもってそういうか1つの問題だが)が国を治めて上手くいくかはわからないが、頭の悪い人間が国を治めて国を滅ぼすのは間違いないわな(そんなのがトップで国が栄えた例を知らん。)。この国にあってポツダム宣言も知らん人間は、頭がいい人をどう定義しようとそれに当てはまるなんてことはあり得んな。
Unknown (Unknown)
2015-05-23 15:31:52
頭のいい人がリーダーになればというか
せめて妄想を根拠に批判したり過度に単純化して攻撃したりすることのない人がリーダーになれば良いと思いますね。
後者は例えば現行憲法成立に伴う議論の数々を無視して一方的に押し付けられたとか言っちゃう奴ですね。

>政治家は全て東大卒で成績優秀な人しかなれないようにすれば
そういうので測れるなら万々歳なのですが
東大法学部出でTwitterで芦辺の「直弟子」を自称しておきながら芦部の『憲法』をきちんと読んだのかすら怪しい政治家もいますからね。

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