
今日は、日本がアジア太平洋戦争での敗戦を認めて、70年目の「終戦記念日」です(完全に敗戦したのに、まだ終戦と言いたがるところが未練がましい我が国なのです)。
日本は、冒頭の地図のように、朝鮮半島や台湾などを植民地にして支配しました。朝鮮は実に36年物長きにわたって大日本帝国に植民地にされました。
また、日本は中国大陸や東南アジア、太平洋の島々などをこれだけ侵略しました。日本列島の何十倍も版図を広げているのに、日本が、どこの国を侵略したと言えない安倍首相は、この状態をなんと認識しているの?
日本軍の進出?


この戦争を可能にするために、日本人や植民地支配された朝鮮半島などの方々、侵略された国々の方々の命と平和と人権は踏みにじられました。
日本が起こした侵略戦争の中で、日本は1000万人単位のアジアやアメリカやオーストラリアなどの方々を殺し、300万人近い日本人も殺されました。
日本人は沖縄戦や原爆投下や大空襲などなどで、たくさんの方々亡くなったのですが、戦死者の6割は餓死だったそうです。恐ろしいことです。
でも、国で言えば日本は加害国です。アジア太平洋戦争という侵略戦争の中で、日本人の犠牲だけ強調するのはお門違いです。






日本軍が行なった残虐行為のひどい画像など山のようにあるのですがここには出せません。ご自身で探してみてください。
70年前の今日、昭和天皇がラジオで、連合国が大日本帝国に無条件降伏を求めたポツダム宣言を受諾することを放送したのですが、このいわゆる「玉音放送」を聞いてみると、安倍首相の戦後70年談話さながら、言い訳ばかりで、日本人にも相手国民にも、ちっとも謝っていないのには驚きます。
現代語訳でいうと
「そもそも、日本国民の平穏無事を確保し、すべての国々の繁栄の喜びを分かち合うことは、歴代天皇が大切にしてきた教えであり、私が常々心中強く抱き続けているものである。
先にアメリカ・イギリスの2国に宣戦したのも、まさに日本の自立と東アジア諸国の安定とを心から願ってのことであり、他国の主権を排除して領土を侵すようなことは、もとより私の本意ではない。」
なんて言っちゃってます。
いやいやいや。
あなたが開戦の決断をして、命令したんでしょうが。
中国への侵略も、真珠湾攻撃によるアメリカへの開戦も、昭和天皇はちゃんと東条英機首相などから内奏=報告を受けて、決断しています。
だって、戦前の大日本帝国憲法では、天皇は統治権を総攬(全部持つ)していて、総理大臣に特別な権限はなく、各大臣は天皇の政治を補弼(ほひつ。補い、助けること)するに過ぎず、統帥権(軍隊を指揮する権限)も宣戦布告する権限も戦争を終える権限も天皇が一手に持っていたのですから。
最近、昭和天皇は開戦だけは嫌々決断して、終戦は必死に「聖断」したみたいな、都合のいい映画ができましたが、全くナンセンスです。
実質的には権限がなかったから天皇に戦争責任がないなんて人がいますが、A級戦犯として処刑された歴代首相や閣僚たちは会社で言えば雇われ経営者です。大日本帝国のオーナーであり、最高責任者である天皇だけ、戦争責任がないだなんてことありえないでしょう。
連合国の中でもオーストラリアやソ連など、天皇の戦争責任を追及し、処刑すべきだと主張した国はたくさんあったのですが、アメリカが日本の占領政策を円滑に進めるために、天皇制を存続させることに決めたのです。


「玉音放送」を聴く日本の人々。いかに絶対的天皇制の下でマインドコントロールされていたかがわかる。
もちろん、日本の戦争責任は天皇だけにあるのではなく、閣僚や軍部の戦争責任は重大です。戦争したのは軍隊なんですから。
また、マスコミも大政翼賛会化して戦争遂行を可能にしましたし、なにより、日本人のほとんどが戦争を支持したのですから、そのことを深く反省しなければいけないのは当然です。
一億総懺悔(ざんげ)といって、戦争責任のありかをあいまいにしてしまうのは良くないのですが、一般国民はただの戦争の犠牲者かと言えばそれは全然違います。
それにしても第二次大戦前の日本では、国民の表現の自由などが保障されず、情報も統制され、国民が戦争に反対することが非常に困難だったことは否めません。
しかし、今の日本は違いますよ!
まだまだ不十分とはいえ、報道の自由があり、表現の自由が保障され、私たちは知りたいことを知り、考えたいことを考えて、言いたいことが言える社会を作ってきました。
もし、次の戦争を起こしたら、今度こそ、私たちは戦争の責任を一片たりとも他人のせいにはできません。安倍首相たちが戦争法案を作ってしまったから悪いんだ、などと、為政者だけの責任にはできませんよ。
戦後80年談話、100年談話は、真に日本に暮らすすべての人を代表していると言える素晴らしい内閣総理大臣が、真摯に過去と向き合い、高らかに日本の平和と真の貢献を謳い上げる。
そんな未来を創るのは、今この時。そして、私たち自身です。
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侵略戦争―歴史事実と歴史認識 (ちくま新書) |
| 纐纈 厚 (著) | |
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日清戦争から十五年戦争にいたるまで、日本を貫いてきた侵略思想とは何だったのか。明治期、西欧に対抗するべく強大国家=覇権国家を建設する過程で形成された帝国主義は、なぜ南京大虐殺や慰安所設置に代表される暴虐を生み出したのか。歴史事実の実証を通じて、自己本位の侵略思想が再生産される構造と体質を明らかにするとともに、歴史認識の共有による「平和的共存関係」への道を探る。
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天皇の戦争責任 (同時代ライブラリー) |
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アジア諸国から天皇の戦争責任を問う声は厳しいが,私たちはそれに目をつぶりがちである.本書は「大東亜戦争」における昭和天皇の役割を歴史的に解明し責任の所在を明らかにした,この問題を考えるための必読書である.
素晴らしい社会を一緒に創りましょうよ。
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昭和天皇の「玉音放送」 原文と現代語訳
2015年8月14日16時46分 朝日新聞
1945年8月15日正午、昭和天皇の「大東亜戦争終結に関する詔書」(玉音放送)がラジオを通じて流された。原文は次の通り。
◇
朕(チン)深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑(カンガ)ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲(ココ)ニ忠良ナル爾(ナンジ)臣民ニ告ク
朕ハ帝国政府ヲシテ米英支蘇四国ニ対シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ
抑々(ソモソモ)帝国臣民ノ康寧(コウネイ)ヲ図リ万邦共栄ノ楽ヲ偕(トモ)ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々(ケンケン)措カサル所曩(サキ)ニ米英二国ニ宣戦セル所以(ユエン)モ亦(マタ)実ニ帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他国ノ主権ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固(モト)ヨリ朕カ志ニアラス然ルニ交戦已(スデ)ニ四歳(シサイ)ヲ閲(ケミ)シ朕カ陸海将兵ノ勇戦朕カ百僚有司ノ励精朕カ一億衆庶ノ奉公各々(オノオノ)最善ヲ尽セルニ拘ラス戦局必スシモ好転セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス加之(シカノミナラズ)敵ハ新ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻(シキリ)ニ無辜(ムコ)ヲ殺傷シ惨害ノ及フ所真(シン)ニ測ルヘカラサルニ至ル而(シカ)モ尚交戦ヲ継続セムカ終(ツイ)ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招来スルノミナラス延(ヒイ)テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ斯(カク)ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子(セキシ)ヲ保(ホ)シ皇祖皇宗ノ神霊ニ謝セムヤ是レ朕カ帝国政府ヲシテ共同宣言ニ応セシムルニ至レル所以ナリ
朕ハ帝国ト共ニ終始東亜ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ対シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス帝国臣民ニシテ戦陣ニ死シ職域ニ殉シ悲命ニ斃(タオ)レタル者及其ノ遺族ニ想(オモイ)ヲ致セハ五内(ゴナイ)為ニ裂ク且(カツ)戦傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙(コウム)リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念(シンネン)スル所ナリ惟(オモ)フニ今後帝国ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨(オモム)ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス
朕ハ茲ニ国体ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚(シンイ)シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若シ夫レ情(ジョウ)ノ激スル所濫(ミダリ)ニ事端(ジタン)ヲ滋(シゲ)クシ或ハ同胞排擠(ハイサイ)互ニ時局ヲ乱リ為ニ大道(ダイドウ)ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム宜シク挙国一家子孫相伝ヘ確(カタ)ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏(カタ)クシ誓(チカッ)テ国体ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ体セヨ
◇
現代語訳は次の通り。
◇
私は、深く世界の情勢と日本の現状について考え、非常の措置によって今の局面を収拾しようと思い、ここに忠義で善良なあなた方国民に伝える。
私は、日本国政府に、アメリカ・イギリス・中国・ソ連の4国に対して、それらによる共同宣言(ポツダム宣言)を受諾することを通告させた。
そもそも、日本国民の平穏無事を確保し、すべての国々の繁栄の喜びを分かち合うことは、歴代天皇が大切にしてきた教えであり、私が常々心中強く抱き続けているものである。先にアメリカ・イギリスの2国に宣戦したのも、まさに日本の自立と東アジア諸国の安定とを心から願ってのことであり、他国の主権を排除して領土を侵すようなことは、もとより私の本意ではない。
しかしながら、交戦状態もすでに4年を経過し、我が陸海将兵の勇敢な戦い、我が全官僚たちの懸命な働き、我が1億国民の身を捧げての尽力も、それぞれ最善を尽くしてくれたにもかかわらず、戦局は必ずしも好転せず、世界の情勢もまた我が国に有利とは言えない。それどころか、敵国は新たに残虐な爆弾(原子爆弾)を使い、むやみに罪のない人々を殺傷し、その悲惨な被害が及ぶ範囲はまったく計り知れないまでに至っている。
それなのになお戦争を継続すれば、ついには我が民族の滅亡を招くだけでなく、さらには人類の文明をも破滅させるに違いない。そのようなことになれば、私はいかなる手段で我が子とも言える国民を守り、歴代天皇の御霊(みたま)にわびることができようか。これこそが私が日本政府に共同宣言を受諾させるに至った理由である。
私は日本と共に終始東アジア諸国の解放に協力してくれた同盟諸国に対して、遺憾の意を表さざるを得ない。日本国民であって戦場で没し、職責のために亡くなり、戦災で命を失った人々とその遺族に思いをはせれば、我が身が引き裂かれる思いである。さらに、戦傷を負い、戦禍をこうむり、職業や財産を失った人々の生活の再建については、私は深く心を痛めている。
考えてみれば、今後日本の受けるであろう苦難は、言うまでもなく並大抵のものではない。あなた方国民の本当の気持ちも私はよく分かっている。しかし、私は時の巡り合わせに従い、堪え難くまた忍び難い思いをこらえ、永遠に続く未来のために平和な世を切り開こうと思う。
私は、ここにこうして、この国のかたちを維持することができ、忠義で善良なあなた方国民の真心を信頼し、常にあなた方国民と共に過ごすことができる。感情の高ぶりから節度なく争いごとを繰り返したり、あるいは仲間を陥れたりして互いに世情を混乱させ、そのために人としての道を踏み誤り、世界中から信用を失ったりするような事態は、私が最も強く戒めるところである。
まさに国を挙げて一家として団結し、子孫に受け継ぎ、神国日本の不滅を固く信じ、任務は重く道のりは遠いと自覚し、総力を将来の建設のために傾け、踏むべき人の道を外れず、揺るぎない志をしっかりと持って、必ず国のあるべき姿の真価を広く示し、進展する世界の動静には遅れまいとする覚悟を決めなければならない。あなた方国民は、これら私の意をよく理解して行動してほしい。
(協力=国文学研究資料館・寺島恒世氏、国立国語研究所・間淵洋子氏)
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いつもですけど、今日も大変勉強になりました。改めて大日本帝国の侵略の版図を見て、感慨にとらわれます。
去年ベトナムとカンボジア(仏領インドシナ)に旅行し、日本軍はこんなところまで進出していたのかと驚きました。知識としては知っていたけれど、いつの間にかスッポリ頭から抜け落ちていました。こんな、飛行機で行っても6時間もかかるところに、狭い船におしこめられて...。そして、到着した所で行なうのが人殺し、略奪では、辛いです。現地の人に非道な行いをして、申し訳ない。若く美しい肉体が、日本外国問わず、無残な肉塊となって、悪臭を放ちながら白骨と化す。むなしいです。戦争はしちゃいけない。集団的自衛権の行使は、戦争の第一歩。
天皇制。あるブログで、普段はコメ数多くて5件ぐらいなのに、韓国について取り上げると20件、天皇については40件を超える書き込みがありました。異常です。大半は非常連さんです。
人は教育次第でどのようにも育つと思う。現天皇は平和主義を取るように見えるが、それも周りの教育の賜物でありましょう。次、そしてその次の天皇もそうだという保証はありません。すでに昭和天皇という見本がある。天皇制は、危ういシステムだと思います。であれば、なおさら現憲法で規定された以上の存在になってもらっては、困ります。
自民の自主憲法なんて、論外だよっ!
正式には「戦没者を追悼し平和を祈念する日」となるのでしょうが、、、
個人的には
8月15日は休戦を宣言した日となるのでは。
実際の終戦は
日本が降伏調印式を行った昭和20年9月2日であろうと私は思います。
もう一つ言えば、「玉音放送」なんて言っちゃいけないと思います。だって、「玉」って「宝玉」の「玉」でしょう?つまり「天皇陛下のお声は宝玉に匹敵する、そのありがたいお声による放送」これが「玉音放送」という言葉の意味なのであって、ふざけてはいけない訳です。「敗戦放送」とでも呼べばいいんです。
なんだか日本は未だに天皇について責任どうこう言うのがタブーみたいなところありますが、はっきり言っておかしいよな・・・と思います
彼の名の下にどれだけの人が死んでいったのか
彼はそれを承知していたわけですから
天皇を美化するような作品まで出てきているようでうんざりです
プロパガンダ作る国と変わりませんね・・・
あそこまで日本をボロボロにし、間違った方向へと導いた責任者の1人である天皇が何の断罪もされず、未だに天皇制度が続いていることが疑問です
玉音放送というのも上のコメントにもあるようにおかしいですね
敗戦放送でいいと思います
「戦争責任」
これについての議論よりも
「敗戦責任」
この議論だと私は考えます。
戦争責任は敗戦国だけではなく総ての国に責任がある。
日本も日清日露戦争に勝利しましたが、この責任について日本国民が「戦争責任は誰にあるのか!?」と、問いただす人がどれだけいますか?
米国や英国、その他の国で戦争に勝利した「責任」を問いただす自国民は少ないでしょう。
共産主義体制下の犠牲者数
中華人民共和国 65000000人
ソ連 20000000人
北朝鮮 カンボジア 各2000000人
アフガニスタン1500000人
ベトナム 東欧圏 各1000000人
アフリカ圏 1700000人
ラテンアメリカ圏 150000人
コミンテルンと権力を握っていない共産党
10000人
安保法案反対、戦争反対もいいですが、戦没者に対する感謝の気持ちは忘れるべきではありませね。
あまりに残酷な死に、私はただ「悼み」しか有りません。
もしも、生まれ替れるならば、もう二度と戦争になど行きたくないと彼等は思ったはずです。
兵士を戦わせずに済む政治を実現させましょう。