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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

大阪市役所と市職労の不祥事は必ず続々と発覚する だからといって橋下維新の会を支持することは出来ない

2012年02月10日 | 橋下維新の会とハシズム

 

弱者の居場所がない社会――貧困・格差と社会的包摂 (講談社現代新書) [新書]

 


 

 2011年11月の大阪市長選で、落選した平松邦夫前市長の後援会への参加を市職員に徹底させる内部文書が作成されていたことが分かりました。文書は市が管理 する職員名簿を使って、後援会への紹介カードの配布・回収を確認する内容でした。

 文書を入手した大阪維新の会市議団は2012年2月6日、市交通局に対し調査を要求し、同局では事実関係の調査に乗り出すことを決めました。

 この文書には、市労連側の指示として「紹介カードを提出しない等の非協力的な組合員がいた場合は、今後不利益になることを本人に伝 え、それでも協力しない場合は各組合の執行委員まで連絡してください」などとの注意事項が書かれていました。

 これはひどい!

 しかし同時に、今回見つかった内部文書「知人・友人紹介カード配布回収リスト」はA4判34枚に、約1800人の市交通局職員の氏名や、交通局内部で管理している市側しか知り得ない7けたの職員番号などが記載されていました。

 そこで、市労連側は「文書に関与していない。事実無根」と全面否定しており、橋下市長も慎重な調査を指示しています(組合の関与は別にしてもプライバシー侵害・秘密情報漏洩としては大問題!)。

  橋下市長は、民主党の衆院議員が2006年に起こした「偽メール問題」を引き合いに、「組合側が(リスト文書の)フォントが違うと具体的に否認しており、それなりに根拠がある」と述べ、慎重に事実関係を調査する考えも示しています。

 なかなか冷静ですね。

橋下徹 改革者か壊し屋か―大阪都構想のゆくえ (中公新書ラクレ) [単行本]

吉富 有治 

 

 

 ただ、この問題の組合関与などの確証が出るまでおくとしても、大阪市役所というところは、上の本にも書いてあるように、他の都道府県の同じ公務員からみても本当にひどい組織だというのは関西人にとっては半ば常識です。

 特に環境局・交通局・水道局といった現業職員のモラルの低さは異常といっていいでしょう。

 なにしろ、職員数4万人に対し、ここ数年、毎年20人程度の職員が窃盗犯や薬物犯、その他の暴力事件で逮捕されるというというのは異様です。

 民間のみならず、およそ一般の組織ともかけ離れた実態を如実に表していると思います。

 私は兵庫県民ですし、どこの政党とも労働組合ともなんの関係もありませんが(だいたい労働事件をやらない)、そんな私にでも、大阪市の職員組合は既得権擁護に固執しており、一般家庭にまでFAXが普及した時期においても、「書類を運ぶ職員の削減につながる」として、FAX導入に反対し続けたというもはや都市伝説みたいな信じがたい実話が伝わってきています。

徹底検証「橋下主義(ハシモトイズム)」─自治体革命への道 [単行本]

読売新聞大阪本社社会部

 

 

 そして、上の本に書いてあるように、大阪(特に市)独特の問題として、利権の問題があります。

 過去の大阪市長選でも、利権団体が集票マシーンとして機能し、彼らの逆差別権益を侵す市長の就任・続投を阻んできたと言われています。

 このブログでも、橋下維新の会を厳しく批判はしても、「対案」として対立候補の平松前市長を積極的に推すことも出来ませんでした。それは、平松氏に人員削減数を維新の会と競うような態度や、生活保護切り捨て姿勢があったことがまず原因です。

 しかしそれに加え、平松氏の前の関元市長にも多くの問題がありましたが、関市長は、交通局改革など市役所改革を提唱した側面があり(必ずしも民営化は良くありませんが)、平松前市長はその前の関市長の続投を阻むため、組合等が中心となって擁立した候補である側面がありました。

 また、関西電力の有力株主として脱原発の株主提案をすることも、平松前市長は拒絶しました。

 それに比べれば、橋下現市長の脱原発依存(平松氏が作ろうとした天然ガス発電所敷地にカジノ誘致を考えるなど、不徹底ですが)、利権解体、市職労の腐敗摘発などは、私も支持できる政策です。

 自由と人権を守る立場から、下の本で有名になった「ハシズム」批判はしますが、じゃあ、私が大阪市民なら平松氏に入れるかというとそれも難しい問題だったのです。


 

橋下主義(ハシズム)を許すな! [単行本]

内田樹 , 山口二郎 , 香山リカ , 薬師院仁志

 

 

 そう、確かに橋下氏なら大阪市役所と市職労の腐敗に切り込めるかも知れない。

 しかし、だからといって、私が橋下・維新の会を支持できないのは、上の本に書いてあるように、その基底に「自由と人権」の軽視があるからです。

 そして、橋下維新の会が勝ち続ければいずれその弊害は国政にも及びます。だから、大阪W選挙でストップすべきだったのです。それほどの脅威を私は去年から感じていました。

 彼らが多数者として勢いを増せば増すほど、見えにくい少数者の人権侵害が増えるでしょう。

 そもそも、人権とは人が人たるが故に、生まれながらにして有する権利です。多数決でも奪えない基本的人権です。現代立憲民主主義とは多数決によっても奪えない個人個人の人権を最大限尊重することに本質があります。

 それに、橋下氏はことあるごとに民意、民意といいますが、彼でさえ、先の大阪市長選挙では59%の支持を得たに過ぎず、41%には反対されているのですから、とても圧勝とは言えません。

 そして、彼に反対した41%の福利を図っていくのも首長の仕事なのです。

 そして、もちろん、59%の人も、どれか一つ、たとえば彼の脱原発依存姿勢や利権解体に賭けたのかも知れず、下の本にあるような教育基本条例など他の政策を支持しているとは限りません。

 なのに、自分が選挙に通れば、自分の全政策が全部支持されたことになり、全部強行して良いのだなどというのは詭弁というより、騙しです。


 

大阪維新の会「教育基本条例案」何が問題か? [単行本]

市川 昭午

 

 

 そして、上の本でも指摘されているように、橋下維新の会の世界観・人生観は貧しいですね。

 教育委員会などと教育基本条例の修正論議が続いていますが、結局、学区を廃止して、全中学生にテストをして序列化するのだそうです。

 橋下市長は

「受験はいままでと変わらないが、自分がどの学校にいけるか把握したうえで進路を決定しないといけない。今までは序列化や点数化はだめといっていたがそんな建前はやめましょう」

などと言っていますが、これから国政をも牛耳っていこうとするこの国のリーダーの教育観・人生観としてはいかにも貧相です。まるで、進学塾の先生です。

 一国のリーダーには、もっと豊かな人生観や教育理念をもってことに臨んで欲しいのです。

 下の本にあるように、彼らは教育目標を首長が作り、各校で目標を達成できない教員に処分をすることにこだわっていますが、その目標って結局生徒の学力テストの点数を上げること以外にないのではないですか?

 そんな学校は、「勉強あって教育なし」です。塾であって教育の場ではありません。

憲法違反・法律違反だらけの大阪維新の会「教育基本条例」案 教育に本当に必要な「基本」は・・・

どうなる!大阪の教育―橋下・教育基本条例案を考える [単行本]

池田 知隆

 

 


 下の本の題名が言い得て妙なのですが、橋下氏は「仮面の騎士」ではないでしょうか。

 たとえば、賢そうでいて、無能なブレイン。

 

大阪府市統合本部に結集した橋下市長・松井府知事と特別顧問の無能と無謀

橋下維新の会のブレインは実に優秀だ!特別顧問堺屋太一氏が世界に誇れる大阪10大名物を提案!

違憲違法の教育基本条例(免職をあきらめたようですが、停職でも最高裁判例では違法)。

最高裁判決によれば橋下維新の会の教育基本条例は「処分は重過ぎて社会観念上著しく妥当性を欠く」となる

いまだにカジノ誘致にこだわっていること。

橋下流「自由な対話」と「民主主義」の結果が、液化天然ガス発電所建設予定地にカジノ誘致なのか

他人のミスには厳しいのに、府知事時代の大阪府の赤字拡大や自分の府庁移転断念問題の失策にはほおかむり。

松井大阪府知事と橋下大阪市長の維新の会コンビが当選なら「大阪」は破産する

橋下大阪市長に府庁舎購入の損害96億円返還請求を求める住民訴訟提起 大阪都構想で追及を逃れられるか?

「仮面の騎士」橋下徹 独裁支配の野望と罠 [単行本(ソフトカバー)]

大阪の地方自治を考える会 

 

 

 

結局、箱物行政・公共事業重視の旧態依然たる経済政策。

大阪市を解体する維新の会の大阪都構想は、大阪市の財源を奪ってカジノや土木事業につぎ込むための口実だ

思いつきで物を言ったり実行したりするので、あとで周りが迷惑する性格上の欠点。

松井・橋下・大阪維新の会の教育「改革」で15歳の春が泣く 来春大阪の中学卒業生2000人が高校に行けない

高圧的な独裁と言われる政治手法。

橋下府知事・維新の会 大阪市職員を大阪都構想への賛否で選別開始 もはや「ハシズム」=恐怖政治

私利私欲を計る危険性。

橋下徹氏は権力欲を満たすためには自身のお子さんまで利用する。「絶対的な権力は絶対的に腐敗する」

などなど、橋下・維新の会の問題点を挙げれば切りがありません。

 橋下維新の会の、脱原発依存など二つや三つの政策を支持できるからと言って、とても応援できる存在ではありません。


阿部 彩

 

呪いの時代 [単行本] 内田 樹 

 

 

 それでも、大阪市職労や各局の腐敗ぶりを知るにつけ、「毒をもって毒を制する」ということで、橋下維新の会を支持する方々の気持ちもよくわかります。

 これらの組織の悪行はこれからもいくらでも膿が出てきますから、そのたびに橋下人気は高まるでしょう。

 しかし、それは橋下維新の会の政治集団としての機能の一部でしかありません。

 それでも、冒頭の本や、上の本で指摘されているような、橋下維新の会の底流に流れる、自由と人権の軽視=非人間的本質は、結局、少数者だけでなく、多くの人々を不幸にするだろうという気持ちは揺らがないのです。

 かつての小泉改革。つい先日の民主党の圧勝。

 抗しがたい流れがあるとき、その流れに乗ってしまえば地獄を見ることを、日本人は何度も経験したはずです。上の二つの本にあるように、激しい生存競争だけ肯定していては、誰の居場所もなくなってしまいます。

 冷静になって、流れに棹さして頂きたい。少なくとも、流れに逆らう人がいたら、なぜそんなエネルギーをいることをしているのか、想像力を働かせていただきたいと思います。

 

 

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「全中学生に統一テスト」府立高の学区撤廃で

2012.1.31 11:41 産経新聞
大阪府と大阪市の府市統合本部で、撤廃方針が決まった府立高の通学区(普通科)。工業・商業などの専門学科は、すでに撤廃されている(大阪府ホームぺージから)

大阪府と大阪市の府市統合本部で、撤廃方針が決まった府立高の通学区(普通科)。工業・商業などの専門学科は、すでに撤廃されている(大阪府ホームぺージから)

 大阪府と大阪市の府市統合本部で、府立高校の通学区を撤廃する方針を決めたことについて、 橋下徹大阪市長は31日、「府内全域の中学生が参加する統一テストが必要になる」とする認識を示した。報道陣の取材に答えた。府市統合本部では、平成26 年度から現在4学区ある府内の学区を撤廃する方針を示している。撤廃をめぐっては「中学校の進路指導などで現場が混乱する」「議論が不十分」とする意見も あがっていた。

 橋下市長は「受験はいままでと変わらないが、自分がどの学校にいけるか把握したうえで進路を決定しないといけない。今までは序列化や点数化はだめといっていたがそんな建前はやめましょう」と述べた。

 一方、松井一郎知事は同日、府と市の特別顧問、堺屋太一氏が提唱した大阪の「10大名物」実現に向け、個々の計画を具体化させるプロジェクトチームの創設 を検討していることを明らかにした。ファンドを創設するなどして、民間からプロジェクト実現に向けた資金を集め、公金は投入しない方法を検討するという。

 


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7 コメント

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困りもんです(笑) (おーちゃん)
2012-02-09 13:54:10
脱原発で、飯田さんでしたっけ!? およそ大手マスコミでは登場しない飯田さんをブレーンにしたことは評価できますし、先生のご指摘のように大阪市に腐敗があるなら、それを正していこうとする橋下さんに賛成する部分もあります。

が、しかしです(爆)

たとえば、学校区廃止の点に絞って指摘したいと思います。

仮にA学校区で「ぎだの高校(笑)」というダントツの進学校があるとします。

残念ながら、に住んでいる子は地区が違うので、通学することができません。

こういう子の場合は学校区の廃止はメリットがあるでしょう。

が、

僕を例にしてみると、ガチッチリおばかさんの偏差値50以下だったので(こういう言い方はよくありませんねぇー。偏差値が低いのが何か悪いみたいです。が、わかりやすく説明するために、ご容赦くださいませ)、地元のC高校に進学しようと希望していました。

が、C高校は3年連続で定員割れのため、橋上市長の格差推進の会(爆)の条例により、廃校になってしまいました。

僕は困りました。だって、高校はどこでもいいからです。せめて、交通費のかからない地元の高校で良かったのに・・・と。

このように、学校区廃止は偏差値が高い子の場合だけか、スポーツでどこかの強豪校に行きたい場合だけでしょう。

偏差値50未満の僕みたいな生徒は高校名にブランドなんか必要ないのですっ。そう、地元で十分だし、自転車通学でイイのです。

もし地元の高校が定員割れの場合、ハシモトさんの考え方だと、「廃校」になっちゃうのですっ。

偏差値50未満の僕が今中学生なら、わざわざ電車に乗って、通学するなんて、めっちゃしんどいことになります。

成績等の子たちにとっては学校区廃止はイイことでも、こっちには全く関係ねぇーと。

成績が僕みたいな子にとっては高校名とかのブランドはどうでもイイのです(笑)

つまり、ハシモトさんがやろうとしているのは成績のイイ子たち向けのそれなんですっ。

さてさて、大阪の学力は全国で45位だそうですが、センター試験レベルで言うと平均以上だそうですっ。つまり学力の高低にすごく差があって、二極化しているのですっ。

まずは、この二極化の是正が急務なはずなのに。彼がやろうとしている教育改革はさらに「学力格差」を進めてしまうだけなのです。

本当に困りもんです(冷笑)
貧困な橋下氏の教育観 (プリズム)
2012-02-09 19:23:35
ブログ主ray先生の冷静でバランス感覚あふれるブログ記事には、いつも学ばせていただいています。
できることなら、ray先生のような見識のある方に市長か知事になってほしかった。本当にそう思います。
私も人の親なので、橋下氏の教育改革のうさんくささは非常に警戒しています。
それは、弱者切り捨てという一言で要約できるもので、彼の施政全般に見え隠れする不気味な通奏低音です。
橋下氏の教育観も、教育現場に競争原理を持ち込み、いたずらに混乱させるだけの、まったく貧困な教育観です。
民意重視といいながら、原発是非をめぐる住民投票をめぐって、金をかけてやる価値がないと、一刀の下に切り捨てるような言い方をした橋下氏。
どなたかのブログに書いてありましたが、彼は「自分の頭で考える市民がきらい」なようです。
市民には、「政治の表舞台に出るな、ここはボクの晴れ舞台だからな」、という幼稚さを感じました。
また、政治的公平性こそ行政の役割なのに、西成区を「エコヒイキ」するという、目立ちたがりの発言。いま、低所得や生活保護の世帯は大阪中に拡散しているのを、知らないのでしょうか。
有名人や政治的野心のある人間を集めて、国政をねらっているのもおろそしい事です。
流れに乗って、小泉改革や民主党に飛びついて、ひどい目にあった国民は、いいかげん学習してほしい。
マスコミも、橋下のヨイショ報道ばかり流すのはやめてほしい。
橋下を支持しなかった41パーセントの民意、そしてダブル選挙後に、カジノだの10大名物だの、愚かしい下品な政策で、橋下氏が嫌いになった59パーセントの何割かの声なき意見を、マスコミは反映してほしいです。
文化人や教育者と呼ばれている人たちは何をしているのでしょうか。もっともっと声を上げてほしいです。
学区廃止について (こうじ)
2012-02-09 22:05:06
昨年聞いた話です。
自分の出た府立高校では、かつての9つの学区があった時代の出身中学は数十校程度だったのが、学区再編で120校以上、府域全体から受験できる文理学科ができてから200を超えたそうで、そうなると、新入生で同じ中学の出身が1人か2人、へたすりゃ自分1人の生徒もいるそうです。

その人は立場もあるので、だからどうだまでは詳しく踏み込まれませんでしたが、大変苦労されてるんだなと思いました。(聞いたときは、まだ選挙の話が本格化していない時期だったので、ふ~んとしか感じませんでした。)

初めから割り切ってる私立であったり、進学校ならたいした影響はないかもしれません。しかし、これを俗に言う底辺校まで拡大されると、生徒一人一人に目が行き届かず、多いであろう悩みを抱えた生徒に対しても、中学が同じ子や出身中学の先生に話を聞くというのもやりづらくなって、現場の負担がますます大きくなるのかなと思いました。

維新の会メンバーやブレーンの(良く世間をわかっているらしい)学者サンたちは、自分たちの政策に対する結果を想像した上で改革を叫んでいるのか、疑ってしまいます。

単に教職員組合憎しでやってるような気がして、不安です。
Unknown (だるま)
2012-02-10 14:35:24
はじめまして
勉強あって教育なし
と書いてありますが。
この場合の教育とはなんですか?
教育って… (1大阪府民)
2012-02-11 07:36:29
 いつも疑問に思うのですが、橋下ボスも含め、政治の舞台にいる人たちは学校でいい成績を収めた、またはいい大学を出た(私なんかと違い)優秀な人たちであると思ってましたが…それが原発の利権に群がったり、予算がないといって弱いところから切り捨てたりするんですよねえ。
 そういう人を増やす教育を推進するっていうことなんでしょうかねえ。
 道頓堀プールなんかも、そういう優秀な頭でないと思いつかないってことかあ。

 公教育ですから、一部の優秀な子どものためではなく、すべての子どものためにあるはずです。それを「選ばれる側」と「そうではない側」と選別して何がいいことがあるでしょうか。「選ばれる側」はいいかもしれませんが、「そうではない側」は、「自分は期待されていないんだ」という自己否定感を持ってしまうのではないでしょうか。自分がかけがえのない存在であることを思い、自信を持って生きることを、全ての子どもに保障するような教育改革の内容であってほしいと願います。
勉強あって教育なしとは!!!! (おーちゃん)
2012-02-11 13:35:20
先生、たびたびすいませんっ。自分の勉強にもなるので、書かせて頂くことにしました

「教育」とは何か!? 

定義づけをするのは非常に難しいコトバだと思います。

仮に、こう定義してみます。

「教育」とは「子どもの成長段階に応じて、必要な知識や能力を身につけるとともに、命の大切さや、人権教育、道徳(内容にもよるが)等を学ぶ手助けをすること」

たしかに、世の中学校の序列化はあるし、偏差値で輪切りにされている現実もあります。

が、

問題の本質は、税金で公教育が運営されている以上、学力を上げて、点数を上げるという客観的に目に見える効果だけを目的化しただけでイイのかどうなのか!?

はたして、それが「教育」と言えるのかどうなのかということだと思います。

立場によって、「教育」とは何かという定義づけが異なりますから、僕の定義づけだと、維新の会のそれは、「教育」ではないと言うことになります。



その立場によって「教育」という定義は異なるし。「教育」の目的が異なれば、その内容も異なる性質だと言えるでしょう。



よくわかってらっしゃる。 (つらつら)
2012-02-11 21:19:28
ブログ主さんのおっしゃるとうりです。
元々問題があった…
問題のあるところにうまく突っ込んでこられているので、
それが「ゲテモノ論」でも、なかなか対処できないのです。
ゲテモノ論を排除するには、正論の改革を差し込んで、
差し替えていくよりないのだが…
「ゲテモノ排除宣伝」に躍起になって連中の思うつぼにはまっている…

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