日米両政府は、朝鮮半島周辺海域に向けて航行中の米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」などと海上自衛隊の護衛艦による共同訓練を、日本海でも実施する方針を固めたということです。
共同訓練には、海自からは「さみだれ」と「あしがら」の護衛艦計2隻が、米海軍からはカール・ビンソンとミサイル駆逐艦など計3隻が参加し、艦船が陣形を変える戦術運動の確認や通信訓練などを行っており、24日は沖縄近海で訓練を実施しましたが、数日内に長崎県・対馬沖を通過し、日本海に入る予定だというのです。
共同訓練は23日から西太平洋で実施されていますが、北朝鮮に面する日本海で行うことで、挑発行為を繰り返す北朝鮮への軍事的圧力をさらに強める狙いがあるというのですが、日本海での米空母と海自の共同訓練は極めて異例だということです。
北朝鮮の目と鼻の先での示威行動となりますから、
「周辺国の反発に配慮し、これまで実施してこなかった」(防衛省幹部)
とされます。
菅官房長官は北朝鮮の
「挑発行動の自制と関連する安保理決議の順守、ここを強く求めていく」
と言っていますが、これでは北朝鮮に対して挑発行動をとっているのは日米両軍、両政府ということになります。
逆にここまでやってもまだ北朝鮮が核実験などをやったら、もう北朝鮮を攻撃しないとメンツが立たないということになりかねないチキンレースです。
東アジアに暮らす人々の命をもてあそぶのはいい加減にしてもらいたい。
日本に暮らす我々は日本政府に対して断固抗議をし、こんな政権は変えないといけないです。
いきなり成立したばかりの安保法制に基づく運用も始まっています。
やはりアメリカの戦争に協力する気満々だった安倍政権。
北朝鮮が怖いではなく、自国の政府が怖いという認識をもっと持たないといけません。
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米空母と海上自衛隊の共同訓練 日本海でも実施へ
4月25日 11時47分 NHK
北朝鮮が25日、軍の創設85年の節目を迎える中、アメリカ軍の空母と海上自衛隊との共同訓練は、東シナ海を経て日本海でも行われる見通しとなりました。空母との共同訓練が日本海で行われるのは異例で、北朝鮮が挑発的な行動をとらないよう、強いメッセージを送る狙いがあると見られます。
朝鮮半島周辺に向け航行しているアメリカの空母カール・ビンソンを中心とする艦隊と、長崎県の基地を出港した海上自衛隊の護衛艦2隻は23日、フィリピン沖の太平洋で合流して共同訓練を開始しました。
訓練は太平洋を北上しながら続いていますが、防衛省関係者によりますと、このあと東シナ海を経て日本海でも行われる見通しになったということです。
それぞれの艦艇は、情報共有の態勢を確認しているほか、周辺に不審な艦艇や軍用機がいないかなど警戒監視も行っていると見られます。
アメリカ軍の空母と海上自衛隊との共同訓練は、通常、太平洋や東シナ海で行われることが多く、日本海で実施するのは異例だということです。
北朝鮮が25日、軍の創設85年の節目を迎えるなかで、挑発的な行動をとらないよう、日米が一体となって強いメッセージを送る狙いがあると見られます。
防衛相 訓練は連携強化が目的
また、稲田大臣は、「新たな日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインでは、『実践的な訓練などは抑止を強化する』と示されており、今回の訓練は、新ガイドラインの方針に合致するものだ」と述べました。
一方、稲田大臣は、「あくまでも海上自衛隊の戦術技量の向上とアメリカ海軍との連携強化を図ることを目的として実施しており、憲法により禁止されている、武力による威嚇にあたるということはありえない」と述べました。
韓国海軍も今月末日本海で米海軍と共同訓練
北朝鮮の朝鮮人民軍の創設から85年の節目にあたる25日は、米韓の海軍のイージス艦などが参加して砲撃訓練も行うということで、韓国海軍は、「北の挑発に対する両国の強力な意志と対応態勢を示すものだ」としています。
一方、韓国に駐留するアメリカ海軍は、25日、オハイオ級原子力潜水艦「ミシガン」が韓国南部プサンに到着したと発表しました。
今回の寄港についてアメリカ海軍は、「西太平洋への定期派遣中の通常どおりの訪問だ」とする一方、「この訪問はアメリカ海軍と韓国海軍の強固な関係を示すものだ」としています。
官房長官「挑発行動自制を」、防衛相「万全の態勢」
TBS 25日 11時16分
北朝鮮の核・ミサイルに関して、菅官房長官は次のように述べました。
「北朝鮮の核・ミサイルに関しての動向ですが、政府としては重大な関心を持って、平素から情報収集・分析に努めている。引き続き、米国・韓国と緊密に連携しつつ、挑発行動の自制と関連する安保理決議の順守、ここを強く求めていく」(菅義偉 官房長官)
また、稲田防衛大臣は北朝鮮がさらなる挑発行動をとる可能性を指摘したうえで、「防衛省、自衛隊としては、いかなる事態においても、国民の生命、財産を守るべく万全の態勢を取らせている」と述べました。
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緊迫・南シナ海 2016.7.28 18:19
中国国防省の楊宇軍報道官は28日の記者会見で、中国とロシアの海軍が9月、南シナ海で合同演習を実施することを明らかにした。中露は2012年以降、海軍合同演習を毎年実施しているが南シナ海での演習は初めて。中国側としては軍事大国のロシアに接近し、ハーグの仲裁裁判所の裁定に従うよう求める米国に実力で対抗する意思を示す狙いがありそうだ。
米韓両国が北朝鮮の核ミサイルの脅威に対処するため、最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備を決定したことも、配備に反対してきた中露の連携を後押ししたとみられる。
ただ南シナ海の領有権をめぐり中国と争うベトナムは、ロシアと歴史的なつながりが深い。中国軍事専門家はロシアの狙いについて「アジアで米中対立が先鋭化し双方の力がそがれれば、ロシアの利益につながる。米国との本格的な対立は望まないが、中国の背中を押す程度のことはやるだろう」と分析している。
楊氏は会見で「定例の演習であり、両軍の実務的な協力を深化させるのが目的だ。第三国に向けたものではない」と強調した。
北朝鮮を中国が残してるのは米軍との緩衝国として、ソ連(ロシア)における東欧。独ソ戦のベラルーシやウクライナでの価値から学んで常に沿ってるのさ。
「ニュルンベルク軍事裁判」上・下(白幡憲之訳、2003年原書房刊)より