明らかに違法な石破茂首相の商品券配布問題について、立憲民主党の野田佳彦代表が「内閣不信任決議案提出や退陣を求める声があるが、私は簡単に求めない」。政権交代をする気がない野田代表は自民か維新に早く逝け。

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石破茂首相が自民党の1年生議員15人に10万円の商品券を配布した政治資金規正法違反事件が発覚。
もう疑惑という2文字はうちでは消します。
石破首相は国会で繰り返し、
「苦労してきた本人、家族へのねぎらい」
として同法21条の2が禁止するする「政治活動」への金銭等の寄附に当たらないと言い訳を繰り返していますが、法的には全く意味がありません。
【#石破茂は日本の恥】石破茂総理総裁が自民党衆院選初当選組15人に1人10万円の商品券を配布。個人から政治家に対する金銭等の寄付を禁じる政治資金規正法違反は明らかだ【#石破内閣の総辞職を求めます】
なぜなら、政治家の政治活動に対する寄附にあたるかは寄付者の内心で決まるものではなく、その外形から客観的に判断されるのです。
出来るだけ主観を排除して客観的に判断する、これはどの刑罰法規のあてはめでも同じことです。
これを本件についてみると、自民党総裁である石破茂内閣総理大臣と官房正副長官が出席した総理公邸での懇談会に、自民党の初当選組の議員15人を呼び、そのお土産と称して総理総裁である石破事務所の人間が各議員の事務所を回って商品券を置いてきたんですよ?!
これが政治活動に対する寄附でなくて何でしょうか。
石破首相の詭弁・強弁が認められて、石破氏の内心では「ねぎらい」のつもりだったからこれが政治活動に対する寄附ではないとするなら、およそ世の中に政治活動なんてなくなってしまいます。
それを石破氏本人が自分の真意はこうだった説明して言い訳したって、それで客観的に政治活動に対する寄附でなくなるわけがないのです。
さらに石破氏には別の政治とカネの問題が勃発しています。
共同通信のスクープによると、石破茂首相が代表をしている自民党鳥取県第1選挙区支部(鳥取市)が2021年に受けた個人献金のうち14件計132万円分について、政治資金収支報告書の寄付者の住所欄にその人物が代表などを務める企業や団体の所在地を記載していたというのです。
つまり企業・団体からの献金が明らかで、石破氏側もわかっていてそう記載しているのに、個人献金扱いをしていたんですよ。
ちなみに、同様の記載は首相と石破内閣の閣僚計14人の政治団体であり、総数は370件計1472万2千円分もあったというのですから、これはもう自民党の確信犯的な企業・団体献金隠し、いわば新たな裏金事件です。
石破政権は企業・団体献金禁止に反対していて透明性を確保すれば問題はないと言っていますが、そもそも企業・団体献金を個人献金に見せかけるような不透明な隠ぺい工作をしておいて、透明性の確保を主張しても全く説得力がありません。
「政策や選挙について話し合った。紛れもない政治活動じゃないですか」「政治家の活動はほぼ政治活動なんですよ。明らかに政治資金規正法違反、アウト」
「あなたにはいよいよ首相の資格はない」
さて、石破氏はこれまでも商品券を配ってきたと自白しているのですが、このように違法行為や脱法行為を繰り返してきたことが明らかな石破首相に対して、またも腰砕けなのが自爆テロ解散で安倍政権の生みの親になった立憲民主党代表の野田佳彦氏。
野田氏は例えば3月16日に青森市内で講演し、石破茂首相の政治資金規正法違反事件について
「徹底して説明を求める。
内閣不信任決議案提出や退陣を求める声があるが、私は簡単に求めない」
と述べたんです。
徹底した説明責任とか政倫審への出席とか言えば聞こえはいいですが、これは石破氏が首相のまま参院選をやりたいというだけの党利党略でしょう。
野田佳彦立憲民主党がわずか4兆円の修正で石破政権の115兆円の予算案に賛成する気満々。落ち目の「第2自民党」日本維新の会とは参院選に向けて「予備選」をして助け舟。やはり野田氏は立憲民主主義の破壊者だ。
3月17日の記者会見で、内閣不信任決議案への対応を問われた野田執行部の長妻昭代表代行は質問に正面から答えることを避けて
「石破氏が企業・団体献金禁止の野党案に賛成することが、汚名返上につながる唯一の道だ」
と答えました。
朝日新聞には「逆に首相に失地回復策を献じてみせた」とさえ評されていますが、要は石破内閣に7月までは延命してもらって、石破氏を顔にしたまま自民党に参議院選挙をしてほしいという話なわけです。
しかし、企業・団体献金の法案を審議する国会が開催されている真っ最中の3月に、内閣総理大臣が自党の国会議員に商品券を配りまくっていたことが発覚したのに、内閣不信任案も出せないとはどういう野党第一党なんですか。
これは武装解除すると宣言した野田代表の自公政権延命路線がまだ続いているということ以外の何物でもありません。
存在感ゼロの野田佳彦代表と立憲民主党。石破自公政権に対して「武装解除」を宣言してから「戦闘モード」と言っても説得力ゼロ。その象徴がホテルでたった40分間行われた安倍派会計責任者への非公開事情聴取だ。
まだ3月で参院選は7月。
立民が内閣不信任案を出さなくても石破氏が自民党内部の石破降ろしで7月まで持たないかもしれませんが、その時、石破氏に対する追及が生ぬるくて石破氏を辞職に追い込まなかった立民が、有権者からどう見られるかわかっているんですか。
逆に、今石破氏の首を取らないで延命させたら、まだ4か月も先の選挙の時には内閣支持率がどうなっているかなんて誰にも分らないんです。
政界の一寸先は闇、とよく言うじゃないですか。
全く、野田佳彦代表の煮え切らない姿勢を見ていると、自民党から立民に送られたトロイの木馬、自民党からの刺客、という言葉がまさにぴったり来ます。
見出しのつけられ方が「政策提案型政党」などと称して同じくグダグダだった泉健太前代表時代と全く同じ。
【#立憲民主党は維新と組むな】野党第1党の立憲民主党代表に野田佳彦元首相が就任した今、良心的なリベラル・左派の市民は立憲民主党とどう向き合うべきか。
参考記事 うちより厳しい村野瀬代表。
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
『ですから、「石破内閣の総辞職を求めます」ではなくて、まずは「裏金脱税使途不明議員の総議員辞職を求めます」なんです、私は。
そして、そのうえで、そのようなカネがらみの問題ばかりの「自民党の永久下野を求めます」なんです。
そのうえで、そのようなカネ問題ばかり起こす「自民党という政党を支えている自民党議員全員の総議員辞職を求めます」なんです。』
石破茂首相の商品券配布問題について、石破内閣の総辞職を求めることに賛成しない意見を私が持っている理由
編集後記
自公政権を倒すこのチャンスに、立憲民主党の野田佳彦代表がまた日本維新の会について「路線は全く同じになった」「一本化しようという気持ちがある有力野党が出てきた」と評価。やはり野田氏は維新に逝け。
他方、野党第2党の日本維新の会の代表である吉村洋文大阪府知事は、高度療養費限度額引き上げを凍結するため予算案に関する採決があったら、また賛成すると言っています。
予算案に賛成しておいて維新が内閣不信任案に賛成するということは普通はあり得ません。
こんな第2自民党の維新や第3自民党である国民民主党との違いを鮮烈にする絶好の機会なのに、まごまごしている立憲民主党。
だから「103万円の壁」のワンイシューだけで国民民主党より、立民の支持率が低いという体たらくなんですよ。
野田氏の煮え切らない態度のせいで、自公政権を倒して政権交代する絶好のチャンスも逃してしまいそうで、頭に来ます。
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参院予算委の集中審議で水を飲む石破首相=14日午後
参院予算委員会で答弁する石破茂首相=17日午後、国会内
首相は予算委で「社会通念上、世の中の感覚と乖離した部分が大きかったと痛切に思っている」と語った。立民の石垣のり子氏は、自民の舞立昇治参院議員が、商品券配布は「歴代首相の慣例」と発言したことを受け、事実関係をただした。首相は「私は全て存じない。答える立場にもない」と述べるにとどめた。
舞立氏は17日、コメントを発表し「事実誤認、推測に基づく発言」だったとして撤回した。
自民の森山裕幹事長、松山政司参院幹事長ら衆参両院の党幹部は17日、東京都内で衆参の官房副長官を交えて会談した。森山氏は商品券問題に関し「世論を真摯(しんし)に受け止め、信頼回復に努めたい」と強調。橘慶一郎副長官は「迷惑をかけて申し訳ない。説明責任を(首相が)果たしていく」と陳謝した。
会談では、政府・与党が連携して2025年度予算案の年度内成立を目指すことや、年金制度改革関連法案について、週内に党内で議論を始めることを確認した。役員会などの定例会合以外で、衆参両院と首相官邸の幹部が会談するのは異例。報道各社の世論調査で内閣支持率が軒並み急落しており、党内から退陣論も上がる中で参院選へ結束を図ったとみられる。
一方、立民の長妻昭代表代行は記者会見で、首相の政治倫理審査会出席を「期待したい」と語った。野田佳彦代表と、国民民主党の玉木雄一郎代表も政倫審での弁明を求めている。ただ、立民内では政倫審が商品券問題の幕引きに使われかねないとの警戒感もある。立民幹部は「予算案成立後に『政治とカネ』の集中審議を開く方がいい。(参院選へ)余韻を残したい」と語った。
2025年3月18日(火) しんぶん赤旗
商品券代原資は機密費か
小池氏追及 首相の資格ない
参院予算委
![]() (写真)質問する小池晃書記局長=17日、参院予算委 |
日本共産党の小池晃書記局長は17日の参院予算委員会で、石破茂首相が自民党衆院議員と会食し1人10万円分の商品券を配布した問題を巡る首相の「政治活動ではない」との弁解の欺瞞(ぎまん)を暴き、商品券代に内閣官房機密費を使用したのではないかとただしました。(論戦ハイライト)
政治資金規正法の逐条解説は「政治活動」を▽政治上の主義もしくは施策を推進し、支持すること▽公職の候補者を推薦すること―などを目的として行う「直接間接の一切の行為」だと広く規定しています。
小池氏は、会食で石破首相に政策を提案し「率直に受け止めてもらった」という出席議員の話や、別の出席議員の「自分のところ(選挙区)へ来て」との呼びかけに首相が「絶対行く」と答えたことが報道されていると指摘し「紛れもなく政治活動だ」と追及。石破首相は報じられている内容は事実だと認めました。
小池氏は「これまでの説明と違う」「政治活動をやっている」「これを『単なる会食で政治活動ではない』と言ったら何でも許されてしまう。政治資金規正法違反でアウトだ」と断じました。
さらに、機密費のうち、官房長官への渡し切り金の「政策推進費」の支出が石破政権前の3人の官房長官の在任中を上回る勢いで、2024年10月~25年1月には3億9930万円と機密費全体の96・9%を占め、24年10月8日~25年1月5日には、2億9000万円、1日当たり322万に上ると告発しました。
機密費は使途が限定されておらず領収書も不要、使途は非公開です。
小池氏は官房長官時代に、首相に毎月1000万円を渡していたとする故野中広務氏の証言も示し、「首相のポケットに入った機密費が商品券の原資になったのではないか」と追及。「使っていないと証明しろと言われても極めて難しい」としながら機密費の使用を否定できなかった石破首相に対し、「あなたにはいよいよ首相の資格はない」と厳しく批判しました。
【独自】首相個人献金に企業所在地を記載 自民支部、14件計132万円分
3/15(土) 21:00配信 共同通信
石破茂首相が代表の自民党鳥取県第1選挙区支部(鳥取市)が2021年に受けた個人献金のうち14件計132万円分について、政治資金収支報告書の寄付者の住所欄にその人物が代表などを務める企業や団体の所在地を記載していたことが15日、分かった。同様の記載は首相と石破内閣の閣僚計14人の政治団体であり、総数は370件計1472万2千円分に上った。
【写真】自民支部に企業献金17億円 禁止主張の立民5000万円
政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授は「政治資金規正法の虚偽記入に当たる恐れがある。実質的な企業献金と疑われかねない」と指摘。商品券配布問題で厳しい立場にある首相への批判はさらに高まりそうだ。多数の自民閣僚の政治団体でずさんな記載が相次ぎ発覚したことで、企業・団体献金の国会議論にも影響する可能性がある。
首相の事務所は取材に「寄付の際に事務所で把握した住所を記載しているが、確認の上、適宜対応する」と回答。他の閣僚の事務所も「献金者からの申告通りに記入した」などと釈明した。だが、東京都心の商業ビルを住所欄に記入した例もあり、確認を怠っていたとみられる。
立民・野田氏、早期幕引きけん制 商品券配布「徹底して説明を」
配信
立憲民主党の野田佳彦代表は16日、青森市内で講演し、石破茂首相が自民党衆院1期生との会食に際して10万円分の商品券を配った問題を巡り、首相が説明責任を果たさないまま退陣して幕引きを図るのは認めないとの考えを示した。
「徹底して説明を求める。内閣不信任決議案提出や退陣を求める声があるが、私は簡単に求めない」と述べた。国会の政治倫理審査会への出席も要求した。
立民内には商品券問題を巡る世論の反応を見極めるべきだとの意見が根強い。夏の参院選では石破政権と戦った方が有利との声もある。野田氏の発言には、自民内の首相退陣論をけん制し、参院選で「政治とカネ」問題を争点に据える狙いがありそうだ。
野田氏は首相退陣を求める自民内の声に触れ「トップを早く代えて清新なイメージで参院選に臨みたい、衆院を解散したいということだろうが、そうは問屋が卸さない」と強調した。
政治資金規正法は、個人が公職の候補者の政治活動に関して寄付をしてはならないと規定。首相は1期生との会食が政治活動に該当しないとしている。
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立憲は参院で今38議席、夏の参院選で改選されるのは22議席です
参院は衆院と違って選挙区が75しかありませんから、党員党友が3万人台の維新や民民でも衆院より候補者は立てやすい
盤石の与党が相手ならともかく、今の弱い与党相手なら野党の候補者調整のインセンティブもあまり働きません
立憲も自力だけを頼みに戦って現状維持もできなかった場合、野田には任期に拘らず交代してもらわんとね
イシバも「え゛~ま゛ぁ、その~」そっくり!ですね