ラスパオ君のゾウな日々NEO

お芝居7割ゾウさん3割の覚え書きです。お役立ち情報もあると思うので是非お立ち寄りください。

スーパー・エキセントリック・シアター「カジノ・シティをぶっとばせ!!」

2017-11-03 16:12:35 | 芝居
 第54回の本公演です。
 京都府梶町出身の京都市長が高校の同窓生に隣の篠町と合併してカジノを誘致しようと持ち掛けます。「カジ」町と「シノ」町で「カジノ」町です。そんなダジャレはさておき、最初は横浜など他の有力立候補自治体に勝てるわけがないと同窓生たちも乗り気ではなかったのですが、京都市長が反対派の京都府知事を追い落とし、知事になると協力するようになります。誘致は成功し、梶野町は日本初のカジノとなります。しかし、喜びもつかの間、梶野町の誘致に後押しをしてくれていたはずの中国政府が北京にカジノを建設することを発表します。カジノは中国の富裕層を客のターゲットしていたので、北京にカジノ建設されると客を奪われ、経営が成り立たなくなる恐れがあります。知事たちは中国政府の事務所に抗議に行きますが、実は彼らは政府の職員ではなく、ギャング団の一味だったことが明らかになります。梶野町は中国ギャング団の日本進出の足掛かりに利用されていたのでした。知事たちはギャング団の進出を防ごうと戦いますが、多くが殺されてしまいます。芝居は、日本を手中に入れようと暗躍するギャング団の姿とそれに気づかず盆踊りを踊り狂う日本人の姿のシーンで終わりを迎えます。
 スーパー・エキセントリック・シアターには珍しく後味の悪い終わり方です。中国が推進している一帯一路構想で世界を支配しようとしていることに気づいていない日本人に対する警告なのでしょうか?確かに中国は13億の人口を抱えており、国民を養っていくためには他国の富も吸い上げていかないとやっていけないでしょうから気づかれないように他国を自分の傘下に収めようとしているのかもしれません。日本のも中国に飲み込まれないようにせいぜい気を付けなければならないのかもしれません。中国は南シナ海を征服したら、次は東シナ海の征服に乗り出すでしょうから。ということを考えさせるお芝居でした。


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