DIARY yuutu

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ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ(William Carlos Williams) (1883-1963)「啓示(The Revelation)」

2017-06-16 20:09:15 | 日記
 啓示

ぼくは幸せに目覚めた、家は
見慣れない感じで、多くの声が
隙間の向こうに聞こえる
その隙間を通り抜けてある女の子が
やってきて立ち止まり、
ぼくに手を差し伸べた—

そこでぼくは
さっき見た夢を思い出した—
女の子、
よく知っている娘(コ)が
ぼくの車のドアに寄りかかり
ぼくの手を撫でた—

またこれからも、あの子と道ですれ違い
おたがいに
どうでもよい話をするだろう
でも、ぼくはその眼のなかに
あの静かな目差しを
探すことをやめないだろう—

《感想》
朝、目覚め、ぼくは、まだ寝ぼけているが、気分は幸せ。
現実の家・声と、非現実の女の子の出現。
そこで、ぼくはさっき見た夢を思い出す。
自分が、あの子を愛していたのだと、その夢が告げた!
夢による啓示。
あの子はまだ何も気づかない。
これからも道ですれ違い、お互いにどうでもよい話をするだろう。
でも、ぼくはあの子をひそかに愛し、いつか思いがかなうことを、願い続ける。
詩人は、感傷的な言葉なしに、恋のはじまりを述べる。

 The Revelation

I awoke happy, the house
Was strange, voices
Were across a gap
Through which a girl
Came and paused,
Reaching out to me—

Then I remembered
What I have dreamed—
A girl
One whom I knew well
Leaned on the door of my car
And stroked my hand—

I shall pass her on the street
We shall say trivial things
To each other
But I shall never cease
To search her eyes
For that quiet look—
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