(45)百田氏の誤り①:「わび・さび」、②「北山文化」、③徴税権・日明貿易!
U 百田氏の誤り①:百田尚樹『日本国紀』は「東山文化(※義政の時代)の特色・・・・は『わび・さび』である」(百田126頁)と述べるが、これは誤りだ。「わび・さび」という言葉は、江戸時代にできた。
U-2 百田氏の誤り②:また百田氏は室町時代の文化として、「東山文化」(義政の時代)のみ取り上げ、「北山文化」(義満・義持の時代)に全く触れない。これは誤りだ。(なお「北山文化」は中国からもたらされた禅の文化だ。)
U-3 百田氏の誤り③:義政は「趣味の世界」(百田126頁)にのみ生きたと百田氏は述べるが、これは誤りだ。(ア)足利義満が朝廷から奪った幕府の徴税権を義政はしっかり把握し、京都の商人への税、民衆の夫役(ブエキ)で東山殿を建築した。また(イ)義政は、寺院や公家から献上された「東山御物」を日明貿易の輸出品に転用し利益を上げていた。
U 百田氏の誤り①:百田尚樹『日本国紀』は「東山文化(※義政の時代)の特色・・・・は『わび・さび』である」(百田126頁)と述べるが、これは誤りだ。「わび・さび」という言葉は、江戸時代にできた。
U-2 百田氏の誤り②:また百田氏は室町時代の文化として、「東山文化」(義政の時代)のみ取り上げ、「北山文化」(義満・義持の時代)に全く触れない。これは誤りだ。(なお「北山文化」は中国からもたらされた禅の文化だ。)
U-3 百田氏の誤り③:義政は「趣味の世界」(百田126頁)にのみ生きたと百田氏は述べるが、これは誤りだ。(ア)足利義満が朝廷から奪った幕府の徴税権を義政はしっかり把握し、京都の商人への税、民衆の夫役(ブエキ)で東山殿を建築した。また(イ)義政は、寺院や公家から献上された「東山御物」を日明貿易の輸出品に転用し利益を上げていた。