すーさんの山日記

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森吉山 赤水峠からノロ川 桃洞沢〜赤水沢ぐるっと一周

2016-09-02 20:13:42 | 秋田の山(無雪期)

今日は、かなりメジャーな森吉山の桃洞沢から赤水沢をぐるっと一周する沢登り。

大方の人は森吉山野生鳥獣保護センターから歩き出すんでしょうけど、八幡平からだとそこまで、どこを通っても3時間以上かかります。だったら、玉川温泉・柳沢林道の赤水渓谷登山口から登れば、車の移動も1時間半。半分以下。ガソリン代も時間も節約できますが、林道の運転は気を使います。(7:15)

赤水渓谷から赤水峠を越える道は、昔は玉川温泉への湯治客が歩いた古道。そう思ってみれば、そう見えるから不思議。

収穫を終えたお百姓さんが、草鞋に脚絆といったいでたちで、長逗留の支度を携えて行き来したことでしょう。

登山道の脇にある看板。田沢湖町と森吉町、昔はどんだけ仲が悪かったのか?

古い鉈目が沢山刻んであるブナの赤水峠。「森深く 迷い辿れば 古き鉈目は 導きぬ ♪」という明大ワンゲル部歌もあります。(7:40)

峠を越えるともう間もなく、ナメ床の道が始まります。

ちょっと難渋しそうなところにはお助けロープやら、、、

鎖に足場用にボルト。今時、湯治客の往来はないとは思いますが、昔からの伝統なのか?やたらと懇切丁寧。

とにかくひたすらナメ歩き。ナメは山の中の高速道路です。

樹齢は果たして何年のミズナラの巨木でしょうか?この辺り、さぞやマイタケもどっさり採れることでしょう。湯治客もさることながら、杣人たちの生活の場でもあったはずです。(8:25)

もう少し水量が少なければ、長靴でもいけそうですが、やっぱり沢支度の方が安心して歩けます。

まず赤水沢と合流。帰りはここに戻ってくるという予定。(8:35)

平日ということもあり誰もいない。川の音、水飛沫を上げて歩く音以外、聞こえない。

長い年月をかけ凝灰岩を侵食して出来た地形。両サイドは急傾斜の斜面が迫る。

そしてこれも水の力を見せつけてくれる甌穴(おうけつ)。よそ見してると落っこちる。

左岸の登山道を歩くようになれば、桃洞沢出合も近い。

間もなく桃洞沢出合。一旦桃洞沢を横切り、左岸の登山を歩きます。(9:15)

野生鳥獣保護センターから桃洞滝までならトレッキングシューズでも問題なし。

桃洞滝手前には切り株を飛び石状に並べてあります。今日初めての会う登山者。

右岸一段高いところを歩いていけば濡れません。

と、そこにかの有名な桃洞滝。これを右から登ります。(9:45)

マタギが刻んだと言われるステップもあり、難なく登れます。

桃洞滝の後に大きな二俣。これは左へ。(9:50)

どこに取っつくかちょっと一瞬迷うようなところには、必ずステップやお助けロープやらがあります。

桃洞沢と赤水沢が近づいてくると天然杉の巨木が天を衝く!

流木も杉。何度か二俣を分け水量が減ってくる。

難所にはお助けロープ。もうすぐ赤水沢へ抜ける峠だ!

律儀にも最後までナメ床が導いてくれます。

赤水沢へ抜ける峠には立派な道が付いていますが、峠を越えてしまえばあっという間にナメ床の道に。(11:00)

足元が良いので、とにかく速い。20分ほどで赤水沢へと降り立つ。(11:20)

ステップがあるところも下りだとちょっと怖いかも。そんな時は気合一発下りダッシュ。意外と沢で大切なのはダッシュ力。

荷重方向と遠心力をうまく捉えられるかということが大切ですね。遠心力はスピードの二乗で増えるのでダッシュ力。

気合だけではどうにもならない時は、素直にロープを出して懸垂下降。

これも有名な兎滝。私は寺子屋で正座をして勉強する子どもに見えますが。(12:05)

兎滝を越えたら、あとはナメ床歩きを満喫するばかり。水底をハヤやイワナが泳いでいるが魚影は薄い。

場所によりコケに覆われているところもあり、こういうところは膝に優しい。

兎滝から30分で赤水沢出合。けっこう早く戻ってこれました。(12:30)

さあ帰ろう!ダイモンジソウの見送りを受けて。

徐々に流れが細くなって、分かりづらい二俣を左に赤水峠へ。「柳沢林道入口」の看板があるが、ちょっと見えづらいところにある。(13:05)

藪漕ぎらしい藪漕ぎなし。最後までナメ床が続き、ナメ床が終わればもう赤水峠です。

ブナに刻まれた鉈目が往時の賑わいを偲ばせる赤水峠。ここまで戻ってくれば、少しホッとしますが、それは昔の人々も同じだったはず。「もう一息で玉川温泉だびゃ。」とか言いながら。(13:25)

登山口には13:50着。

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