今日は昨年開削した茶臼から西森山への登山道のパトロール。
茶臼口からのスタートです。早朝は霜が降りているのか、やや葉が焼けている感じですが、鑑賞には問題ありません。
茶臼岳山頂直下から前山を望む。今日は少し汗ばむようなお天気でした。
赤川登山口分岐から大黒森までは、昨年我々が開削した登山道。元々登山道だったところなので、ササを刈り払えば往時の道が出てきて、思いの外歩きやすいです。
大黒森から先は、所々ササを刈った跡が歩きづらいところもありますが、開削から1年経ってだいぶ落ち着いたように思います。
茶臼山荘から先は展望がほとんどありませんが、唯一の展望地は大黒森と屋棟岳の間にあります。
御在所沼、松尾鉱山中和処理施設、岩手山の展望が開けます。
屋棟岳のピークへは縦走路からやや離れます。ピークに行っても展望はほぼありませんから、先を急ぐ方はスルーしても良いでしょう。
屋棟岳から西森山側には苔むした良い雰囲気の林があります。
西森山へ向かう途中の小ピーク手間にある小さな湿原。勝手に「子熊谷地」と命名。
西森山が近づくにつれ、足元の刈り払い痕が気になるようになる。。。
そして、西森山まであと0.7kmというところにスキーツアー標識78番の大きなブナがあります。
ここは、安比さんで最近開削した新道につながるルートとの分岐になり、注意が必要です。新しいエアリアマップにも登山道として記されていないと思います。新道情報のない方はおとなしく西森山方面へ向かった方が良さそうです。
あと200mというところで、また分岐。まっすぐ行けば西森山山頂でどん詰まり。安比スキー場ゲレンデへ出るには右へ。
西森山山頂はほぼ展望なし。ピークへのこだわりのない方は、特にここまで来なくても良いかも。分岐からピークまで、刈り払い痕が歩きづらいです。
最後の分岐から下って三本ブナの分岐まで来ればゲレンデはすぐそこ。
西森リフト下部から見るとリフト左側が西森山山頂のようです。
ゲレンデの中の道を小走りで下山。と言うか小走りにならざるをえないのがゲレンデの下なのであります。。。
このコースは体力的にも精神的にも・・・どっちかと言えば精神的にタフなコースと言えるでしょうかね。
長年にわたる登山道の整備、本当にご苦労様です。
こちら東京も少しずつ秋めいてきました。
ヤマにいる頃、茶臼岳へは八幡平YHの先にリフト乗り場があって一気に大黒森まで行けたものでした。
閉山後、リフトは冬季のみの営業となりその後スキー場も閉鎖、リフトも観光ホテルも八幡平YHも無くなってしまいました。
旧鉱山病院や旧鉱山中学校も無くなりヤマ出身者には寂しい思いもありますが、旧アパート群の廃墟を見ると複雑な思いも馳せ身勝手な自分ではあります。
小さい頃、父親に連れられリフトに乗って広大な景色を眺めながら大黒山頂でリフトを降り登山道を茶臼山荘へ向かった記憶が写真を拝見して思い出しました。
話はそれますが、旧御在所温泉の源泉は今どのようになっているのでしょうか。
小さい頃から幾度となく温泉に浸かっては湯船の大きなガラス窓から四季おりおり御在所沼あたりの風景を見てきました。
当時は全く気にしておりませんでした安比温泉(野湯)もブログから思い出しましたし、リフトの画像も場所は違ってもあんな感じだったなーなどなど。
まとまりのない文章でしたが、懐かしい思いを書かせていただきました。
こちら八幡平は、今年は秋の到来が早く、三ツ石山の紅葉とアスピーテラインモミ山の黄葉がほとんどタイムラグがないという、例年にはない紅葉の推移の仕方です。
八幡平ロッヂの閉鎖と同時に、御在所温泉の源泉も放棄したのではないでしょうか?今は温泉跡に、地熱発電所のプラントを建設中です。往時の面影はありませんね。
人が手を加えた場所は、人が去れば自然に戻り、そしてそれにまた手を加えるというような繰り返しですね。