裏岩手開山祭を明日に控え、今日は裏岩手縦走路の倒木パトロールの残りの半分。
まずは松川温泉を出発し、源太ヶ岳を目指します。夏至も近くなり、樹林歩きは汗だくです。
前回時間切れで処理出来なかった倒木を力ずくで脇に寄せ、あとは手鋸で整えました。
源太ヶ岳山頂直下は毎年最後まで雪が残ります。
最大斜度30°以上。手ぶらで来ては対応不可能。下から見上げて左側の残雪の際を笹につかまりながら登るしかありませんね。
源太ヶ岳山頂には雪はありません。高山植物も開花始まりました。
源太ヶ岳から大深岳の登山道は起伏も少なく良い道です。
大深岳からは小畚山鞍部まで下り。
そして八瀬森分岐まで来ると、積雪に引っ張られ道標は根本から倒れ、土留めの階段も谷側傾き登山道に亀裂も入っています。
道標は力技で復元し、亀裂で歩きづらくなったところには大きめな石をはめ込みました。
分岐から鞍部までは六曲の大下り。
鞍部にはまだ残雪があり、ガスった時に迷わないよう、ピンクテープを巻いておきます。
鞍部からまた登り返し。
樹林帯で落ち枝の処理をしながら森林限界を抜け、迷い易いところのガイドロープを交換し、ペンキも鮮明にしておきました。
小畚山からニセ小畚を越えると、目の前に三ツ石山が大きく見え始めます。
三ツ石山が近づいて来ると、山頂の岩が三越のライオン像のように出迎えてくれます。
三ツ石山から三ツ石山荘までの間には若干の雪が残りますが、大きな危険はもはやありません。
三ツ石山荘の水場はチョロチョロ出ています。
山荘前の沼ではカエルの大合唱です。
明日の裏岩手開山祭を迎えるにあたり、裏岩手縦走路にからむ登山道の落ち枝や倒木は大方処理出来たはずです。