猛暑続きの日本列島ですが、今朝の八幡平は、雨降りで一旦暑さは小休止。そんな天気なので、裏岩手縦走路の刈り払いはお休みにして、七滝コースの刈り払いへと向かいました。
七滝手前にはたくさんの蝉の抜け殻。抜け殻の主が誰のものかは定かではありませんが、森の中ではニーニーゼミの大合唱。「ジーーーーッジーーーーッ」というような。
「静けさや岩にしみ入る蝉の声」芭蕉の詠んだこの句の蝉は何蝉か?という斎藤茂吉と小宮豊隆の論争が過去にありました。斎藤茂吉はアブラゼミと主張し、対して小宮豊隆はニーニーゼミと主張。・・・で結論は、ニーニーゼミということだったのです。
こちらのサイトが詳しいのでご覧ください→蝉論争
雪解けが遅かった今シーズンは、七滝の水量も相変わらず豊富。
刈り払い機のエンジンを止めれば、ニーニーゼミの大合唱が、より静寂を際立たせるというもの。
今日は、昼なお暗い七滝コース。曇天のブナ林はどこか恐怖感をかきたてるものがあります。